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主題の引き立て方とその意義

カメラ教室のレッスンノート

レッスンノートって?レッスンノートって?

体験レッスンお疲れさまでした。

普段は主にTwitterにスマホで撮った写真をアップしているんですが、フォローしている方がアップしているような写真が撮りたくて、以前購入していたもののずっと塩漬けにしていたNikon 1 J4を持ち出してはみたものの、なかなか思うように使いこなせていない…ということで今回受講してただきました。

フォローされている方の紫陽花の写真をまずは拝見しましたが、どれもスマホで撮ったように見受けられました。
というのも、画角(写真に写る範囲)がスマホ特有の広角で、背景までシャープに写っていたことからそう推定できます。
このように背景までが鮮明に写ってしまうと、撮り手が意図しないものまでが目に入ってしまい、今ひとつ狙いどころがはっきりと伝わってきません。

一方で海辺の写真は、雲間から漏れる光芒が印象的で、波打ち際に反射する人の影も情感を引き出すのに一役買っていました。

伝えたい主題にピントと露出(写真の明るさ)をしっかりと合わせる…これは写真としての基本的セオリーになります。
主題から外れていくに従って、徐々にボカしたり明るくまたは暗くしていって、ときには前ボケフィルターを借りてコントラストを落としたり、鮮やかさ(彩度)を落としていくことで、主題以外の存在感を薄めていきます。
そうすることで、どこに注視すべきかがはっきりとして、見る側の視線を注視点である主題へと誘導する効果が引き出せます。

ただし風景写真は、例えば木々や川、山や空や雲、その全てが揃うことで初めて主題たり得ます。したがって、その全てが鮮明に描写されているのが望ましいと言えます。
ピントがどこにも合っているように見えるスマホ写真は風景に一見向いているように思えますが、風景は明暗差が大きく、スマホはこの大きな明暗差を描き分けるのが苦手なので、風景撮りには一長一短といえます。

ただ、スマホカメラでも使いこなし方次第で、ある程度印象的に綺麗には撮れます。
背景がボケにくいのが難点の一つですが、iPhone XやiPhone 8 Plusのように二眼レンズを搭載することで、視差情報から画素毎の奥行き情報を得て、奥行きに応じた自然なボケ感を撮影後に作り出せるようになりました。
アプリによる後付けの「なんちゃってボケ」とは一線を画す機能なので、機会があれば一度使ってみてください。

J4で撮った紫陽花ですが、明る過ぎたのは「露出補正」が+2EVと、カメラが適正と判断する露出に対して4倍の光量を取り込んでいたためでした。(変えた覚えはないということですが…)
なお、カメラがいつも正しい露出を判断できるとは限りません。
露出補正を±0EVにしていても明る過ぎる場合は、マイナスに補正してください。

拝見した紫陽花の写真は凄く良い光を捉えていました。
ただその光に照らされた部分とそれ以外とで露出がどっち付かずの中途半端な状態だったので、どちらを主役にすべきかを考えれば、露出は光に照らされた部分に合わせて、露出は少しマイナスに補正すべきでした。

光に照らされた紫陽花も周りの紫陽花も、どちらもカメラからほぼ同じ距離にあるため、光に照らされた紫陽花にピント合わせたら、周りの紫陽花にもピントが合ってしまいます。
こんなときは、アプリを使って周りの紫陽花をボカすという方法もあります。

「アンニュイ感」というと物憂げで気だるい感じ…でしょうか。
退色してカラーバランスが変わって、コントラストが若干低下した「エージングされたフィルム調」ということだと、J4の「ピクチャーコントロール」でナチュラルを選ぶと少し近い感じになるかと思います。
ホワイトバランスは、電球色のライトで照らされているときは「電球」を選ぶとすっきりとした白さが表現できます。

Nikon 1で賄えない部分はアプリで調整するしかありません。
個人的にはGoogleの「Snapseed」をオススメします。
無料なのに多機能かつ高機能な画像編集ツールで、上下のスワイプで機能変更して、左右のスワイプで強弱・プラスマイナスを調整…と、直感的に操作できます。

J4では以下の点が気になりました。
◎ 露出補正の結果が画面に反映されるのが遅い
◎ タッチシャッターをタッチAFに変更できない
◎ ピクチャーコントロールで微調整ができない

結果として、ちょっと凝ったことをやろうとすると使いづらさを感じてしまう点で、ユーザーからの支持が得られないまま、レンズラインナップも広げられずに生産終了となってしまったように思われます。
今後Nikon 1シリーズで新しいレンズが登場することも期待できないため、これから写真を趣味として長く続けていくつもりであれば、マイクロフォーサーズのLUMIX GX7MK2等への買い替えをお勧めします。
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