ピアノ教室の月謝はどのくらいかかる？料金の実例や費用相場を紹介

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ピアノを習うには、実際どれくらいの費用がかかるか気になりますよね。
習い事は長い目で予算を考える必要があるため、高すぎるのは考えものです。

ピアノ教室ではレッスン費以外にもかかるお金があるので、知らないと「通ってみたら予算オーバーだった」ということになってしまいます。
そこで今回は、ピアノ教室の料金相場やお金に関する確認しておくべきことを、元ピアノ講師の私が解説していきます！

後半はいくつかのピアノ教室の月謝を表にまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

ピアノ教室の月謝はどのくらいかかる？

ピアノ教室の月謝は5,000円程度のところから、30,000円程度の教室までさまざまです。

この金額の違いは、教室の種類やレッスンの時間、レッスンの人数などに左右されます。
具体的に費用相場がイメージできるように、細かく分けて解説します。

教室の種類別に費用相場を比較

まずは教室の種類ごとの相場をみていきましょう。

レッスンの時間・回数・人数で差がある

上でご紹介した相場は、設備の充実度や先生の経歴などの影響もありますが、金額を大きく左右しているのは、次の3つです

月のレッスン回数は月2回の教室もあれば、月4回で毎週レッスンする教室もあります。
また、1回のレッスン時間は30分〜60分で教室ごとに設定されています。

中規模の音楽教室は、レッスン時間45分〜60分と長めの教室が多く、相場は高めです。
大手教室は、60分レッスンを受けたい人はグループレッスン、マンツーマンで受けたい人は30分レッスンと時間と人数を変えて、月謝が10,000円以内になるように調整されています。

このように、ただ月謝の料金だけで比較するのではなく、レッスン回数や時間なども比較しながら、自分にあった教室を見つけましょう。

月謝以外にかかる費用

冒頭でもお話ししたように、ピアノ教室には月謝以外にかかる費用があります。
この費用を考慮せずに、月謝だけで判断してしまうと後悔しますので、ぜひチェックしておきましょう。

追加費用に関してはホームページに記載していない教室が多いため、必ず自分で入会前に確認してください。

入会前に確認するべき3つのポイント

お金に関することはとても大切です。
せっかく気に入って通い始めた教室でも、月謝の問題で「自分に合わなかった…」となると続けられない可能性も出てきてしまいます。

そうならないように、事前に確認しておくべきポイントを3つご紹介します。

支払い方法を確認しよう

月謝の支払いで多いのは以下の方法です。

教室によって指定される支払い方法が異なります。
もし「この方法で支払いたい」という希望がある場合は、あらかじめ教室に確認しておきましょう。

引き落とし日や支払日を確認しよう

月謝を前の月に支払う「前払い制」の教室が多いですが、支払いの期日はさまざまです。

「給料日の前に支払いだから毎月大変….」とならないように、事前に支払日を確認し、自分の支払い計画を立てておきましょう。

月謝の値上げはあるのか確認しよう

教室によっては演奏レベルによって月謝が変動するところがあります。

入会したばかりの初心者の時は8,000円だったのに、いつの間にか15,000円になっていた、ということもあります。
長期で通うことも視野に入れて、料金の変動について確認しておきましょう。

大手ピアノ教室の料金比較

それではピアノ教室の料金実例をいくつかみていきましょう。

まずは、大手ピアノ教室のヤマハ音楽教室とカワイ音楽教室の料金からご紹介します。

ヤマハ音楽教室

出典:ヤマハ音楽教室

ヤマハは全てのコースで独自の教材を使用してレッスンをするため、教材の購入が必須となります。

レッスンだけの料金としては1万円以内ではありますが、教材費や施設費が他の教室よりも高く設定されているため、大体毎月15000円ぐらいだと考えて比較してみましょう。

カワイ音楽教室

出典:カワイ音楽教室

ヤマハと同じように教材費と運営管理費がかかるので、毎月約1万円前後だと考えると良さそうです。

カワイ音楽教室は、子供もマンツーマンレッスンを基本としているので、グループよりマンツーマンで受けさせたい親御さんは、カワイ音楽教室がおすすめです。

中規模ピアノ教室の料金比較

一つの教室に複数人の先生がいる中規模ピアノ教室の料金をみていきましょう。
大手教室と違い、マンツーマンレッスンが基本となっておりレッスン時間も長いため、金額は高くなります。

しかし、レッスンの日程や、レッスンの内容を生徒が決められるなど、柔軟に対応してもらえるので通いやすいのがメリットです。

椿音楽教室

出典: 椿音楽教室

大人の1回あたりが約6,000円と少し高額ですが、60分間マンツーマンで指導を受けられます。

また椿音楽教室は自社の店舗でレッスンするのではなく、全国の貸ピアノスタジオに先生を派遣してレッスンするスタイルのため、貸スタジオの料金を毎回支払わなくてはいけません。

ピアノ教室の中でも高額ではありますが、日程やレッスン会場がレッスンごとに選べるなど忙しい人でも通いやすいシステムが導入されています。　

シアーミュージック

出典: シアーミュージック

シアーの料金形態はとてもシンプルです。
施設費などがかからないことと、自分が弾きたい曲の楽譜以外に購入する教材がなく、月謝のみの支払いで通えます。
追加費用は発表会に参加したい時だけ発生すると考えておきましょう。

45分レッスンで1回のレッスンが約5,000円程度です。
月の回数が増えるに従って1回あたりの料金が割安になりますので、通える範囲で回数を多く設定するとお得にレッスンできます。

EYSミュージックスクール

出典:EYS MUSIC SCHOOL

EYSは月2回のレッスンが基本です。
大人の場合1レッスンあたり6,000円と相場よりも高めではありますが、教材費や施設費など追加でかかる費用は0円です。

また入会時に1年間の継続を約束すると、アップライトピアノがプレゼントしてもらえるため、少し費用が高くても納得ではあります。
これから楽器購入を考えている人はEYSミュージックスクールを検討してみてはいかがでしょうか？

個人ピアノ教室の料金比較

次は先生が1人で運営しているピアノ教室の料金をみていきましょう。
個人のピアノ教室は、レッスンの回数や時間以外に先生の経歴によっても価格が変動します。

コンクールの受賞歴が豊富なベテランの先生だと、1回のレッスンで20,000円という先生もいらっしゃいますので、通いたい教室の料金表を必ず確認しておきましょう。

東京都にある個人のピアノ教室一例

上記の教室のように、学年や弾いている曲のレベルで金額が変動するタイプの教室が多い傾向です。

大阪府にある個人ピアノ教室一例

こちらの教室は、年齢ではなく、1回のレッスン時間によって金額が変動します。
このように個人ピアノ教室は先生の方針によって、さまざまな料金システムになっていますので、通いたい教室をいくつかピックアップして比較検討してみましょう。

出張ピアノレッスンの料金比較

次は自宅に先生がきてレッスンをしてくれる、出張レッスンの料金をみていきましょう。

オンピーノピアノ教室

出典:オンピーノ

先生が来てくれるから金額が上がるのかと思いきや、実際はあまり料金は変わりありません。
レッスン会場の施設費がかからない分安くレッスンが受けられるのが特徴です。

オンピーノピアノ教室は先生の数が豊富であったり、発表会も開催されているのでお子様のレッスンをお考えの方におすすめです。

エルパ

出典:エルパ

エルパはオンピーノに比べて少し高めの金額設定ですが、講師が全て音楽大学を卒業した先生で、質の高いレッスンが受けられます。

また毎年発表会があるのはもちろん、成長記録をまとめてプレゼントしてくれたりと嬉しいサービスが受けられます。

オンラインピアノレッスンの料金比較

オンラインレッスンは、2020年頃から爆発的に取り入れる教室が増え、今回あげた以外にも数えきれないくらいのオンライン教室が存在します。

今回はその中でも、すぐにオンラインレッスンが受けられる教室とサイトをご紹介します。

椿音楽教室

出典: 椿音楽教室

先ほど中規模ピアノ教室でもご紹介した椿音楽教室です。
対面でのレッスンよりも少し高い金額設定になっていますが、全国の講師の中から自分にあった先生に習えます。

椿音楽教室は、自分に合う先生が見つかるまで何度でも体験レッスンを受けられるので、先生探しがしやすく人気の教室です。

ココナラのピアノレッスン一例

出典:ココナラ

スキルの販売プラットフォームとして知られているココナラには、ピアノの先生もたくさん登録されています。
使いやすい反面、誰でも講師として登録できてしまうので、講師未経験の先生も中にはいらっしゃいます。

レッスンは1回ずつの申し込みで、価格も安く設定されているため、お試しで受けてみたいという方はココナラを使ってみましょう。

ストアカ

出典:ストアカ

ストアカは会場レッスンとオンラインレッスン、どちらの先生も登録しているサイトです。
ココナラと違い、講師登録には審査が必要となり、実名の登録と顔写真の掲載が必須とされていますので、安心して受講できます。

ストアカは1回のみのレッスンと月額制のレッスンを選択できるので、1回のみのレッスンで何名か先生を受講して、気に入った先生の月額レッスンに申し込みましょう。

安くピアノレッスンを受ける方法は？

ピアノのレッスン費用は決して安いものではありませんので、できる限り費用を抑えたいと考えている方も多いですよね？

そこで少しでも安くピアノを習う方法を2つご紹介します。

無料体験レッスンや入会金無料キャンペーンを使う

多くの教室では、入会前にお試しの体験レッスンが無料で実施されています。
無料でレッスンを受講しながら、良い教室や自分に合う先生が見つかるまでいくつか体験レッスンを受講してみましょう。

良い教室が見つかって入会するときに、入会金が無料になるキャペーンを利用できることがあります。
「無料体験を受けた当日に入会すると」など条件が設定されているので、少しでも良いなと感じたら入会キャンペーンについて確認しておきましょう。

兄弟割引やお友達紹介割引を利用する

実施している教室の割合は少ないかもしませんが、兄弟で入会すると割引になるところや、お友達に紹介してもらうと、お得なキャンペーンが受けられる教室があります。

お友達でピアノを習っている子がいたら、紹介キャンペーンなどがありそうか声をかけてみましょう。

アプリを活用する

出典:flowkey

ピアノ教室は費用の負担が大きいと感じる方は、アプリでピアノレッスンが受けられる「flowkey（フローキー）」がおすすめです。

アプリとピアノを連動して、お手本演奏の動画をみながら練習できます。
有名なJPOPのヒット曲も、アプリの中で楽譜と演奏動画を同時にみながら練習できて、自分のペースで練習できますね。

基礎トレーニングも細かいレベルごとに分けられているので、自分に合った練習をすぐに見つけられます。
子供から大人まで使えて、12ヶ月プランだと1ヶ月あたり1,000円ほどなので、自宅でピアノを独学を検討している方にぜひ使っていただきたいアプリです。

【ピアノ教室の選び方】5つのポイント

最後に、自分にあったピアノ教室選びのポイントを5つご紹介します。
入会後に後悔しないように、ポイントをチェックしておきましょう。

「マンツーマンレッスン」or「グループレッスン」

マンツーマンレッスンは自分のペースに合わせて先生が指導してくれるので、上達のスピードは圧倒的に早くなります。

それに対してグループレッスンは、他の人の演奏を聞いて刺激を受けたり、音楽友達が作れることから、モチベーションを維持して練習に取り組みやすいメリットがあります。
自分の通いやすいレッスン形態を考えて選択しましょう。

先生との相性

ピアノを習う上で先生選びはとても重要です。
「自分にあったペースでレッスンしてくれるか？」「生徒の好みや意見を尊重してレッスンしてくれるか」など、レッスンが楽しく受けられる先生を選びたいですよね。

体験レッスンを受けるときは積極的に自分のやりたいことを伝え、それを叶えてくれるかどうかを確認してみましょう！

レッスンの方針

先生選びと重複しますが、先生のタイプによってレッスンのやり方は全く違います。

• 「厳しいけど早く上手くなれるレッスン」
• 「優しくゆったりペースで少しずつステップアップしていくレッスン」

など。

自分が楽しんで受けられるレッスンを事前にイメージしておくと教室が選びやすくなります。

発表会があるか

発表会に参加しようと思っている方は、その教室で発表会が開催されているか確認しましょう。
中規模のピアノ教室や個人教室では発表会を開催していない、もしくは不定期開催の教室もあります。

体験レッスンの時に特に案内がなければ、こちらから質問してみましょう。

通いやすさ

ピアノを長く習い続けるためには、教室に通いやすいかどうかもポイントになります。

電車やバスを乗り継がないと行けない場所の教室だと、モチベーションが下がった時に「行くの嫌だな…」と思いやすくなります。
できるだけ自宅や学校・会社に近く、通いやすい場所の教室を選びましょう。

まとめ

今回はピアノ教室の月謝について解説しました。

まずは通える範囲のピアノ教室をピックアップして、『予算内のレッスン費用』と『自分にあった先生』『通いやすい教室のシステム』この3つがそろった教室を探してみましょう。

みなさんが、楽しんで通えるピアノ教室に出会えることをこころより願っております！