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写真を続けていくことの意義

カメラ教室のレッスンノート

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体験レッスンお疲れさまでした。

SNS映えするようなお友達のプロフィール写真を野外で撮ってあげられるようになりたいとのことで、まずは最近撮影された、紅葉を背景にしたお友達のお写真を拝見しました。

右上に伸びる紅葉の枝をフレーム内にあしらってアクセントとし、左下にお友達を配置した構図ですが、光源の方向に視線を向けて間を空けることで未来への希望を暗示させるレイアウトで、構図的におかしいところは特にありませんでした。

ただ、お友達の顔の正面から直射日光が当たったせいで顔が白とびして、首周りの陰との明暗差が付き過ぎていました。
こんなときは(助手が必要にはなりますが)陰の部分にレフ板を当てて起こしてあげると、陰のディテールが現れてきます。

その状態から白とびを抑えるために露出をマイナス補正(後述)します。
すると肌の質感・立体感が出てきて、お友達の表情もよく判るようになりますよ。

まずはPモード(プログラムモード;シャッター速度と絞り値をカメラが自動で決める)で、以下の3つをコントロールする感覚をつかむべく、X7のライブビューでデモを行いました。

【露出補正】
明るさを変えるのは「露出補正(※)」です。
逆光シーンで被写体が暗いなと思ったら、背面の「+/-」ボタンを押しながらダイヤルをプラス側に回すと暗い部分が明るくなってきます。(プラス補正)
逆に、例えば暗いステージでスポットライトを浴びたときのように、被写体が明る過ぎる場合は、マイナス側に回すと白とびしていた部分のディテールがはっきりとしてきます。(マイナス補正)
※ 実際にはシャッター速度と絞り(F値)が変わることで露光量が調整されています。

【ISO感度】
ISO感度を上げ下げすることで変わるのは明るさ(露出)ではなくシャッター速度です。
上面のISOボタンを押してダイヤルまたはタッチで変更します。
通常はISO100(ベース感度と言います)で撮りますが、暗くてシャッター速度が1/10秒より遅くなって手ブレしそうなとき、あるいは明るい場所でも素早く動く被写体を止めて写したいとき、ISO感度を上げると、より速いシャッター速度が使えるようになります。

ISO感度といっても実際にセンサーの感度が向上しているわけではありません。
ISO感度が2倍になると露光量は半分になります。そのときセンサーで発生する電荷を電圧信号に変換する際に2倍に増幅しているだけなのです。
したがって露出は適正になりますがノイズも2倍に増えてしまいます。
つまりISO100→6400に上げるとノイズも64倍に増えていることになります。
そのため、高感度にするほどノイズによるザラつきも目立ってくるので注意してください。

【ホワイトバランス(WB)】
レッスン会場の光源は電球色のLEDで、ライブビューで見るとオレンジっぽく写るのが確認できましたが、Qボタンを押してWBを電球マークに設定すると暖色傾向が取れてスッキリとした色合いになりました。

このように光源の種類を指定することで、光源の色の偏りによる「「色かぶり(色転び)」を解消することを「WBを取る」といいます。
光源の色の偏りは色温度(K;ケルビン値)で表され、色温度の低い順(暖色→寒色)に 電球・太陽光・曇天・日陰 となります。

光源を指定してもまだ気になる色かぶりが残っている場合は「WB補正」で A(アンバー)-B(ブルー)とG(グリーン)-M(マゼンタ)の2軸で色味を微調整します。
タッチでピンポイントで指定できましたね。

以上3つのコントロールに慣れてきたらAvモード(絞り優先モード)にも挑戦してみてください。
F値が小さいほど絞りが開いて背景がボケて被写体が際立ちます。
大きくすると被写界深度(ピントが合っているように見える範囲)が深くなって、手前から奥までがシャープに写ります。
背景のボケは絞りを開ける以外に、レンズを望遠側にするほど、また被写体に寄るほど、大きくボケます。

レンズに記されている「焦点距離」というのはレンズとセンサーの距離、詳しくはレンズの主面からセンサーまでの距離のことで、焦点距離が短いほど画角(写真に写る範囲)は広く、長いと画角は狭くなります。

あくまでも目安なんですが、18mm(超広角)は風景、24mm(広角)は数人程度の人物スナップに、35mm(標準)はどんな被写体にも、55mm(中望遠)はポートレートを撮るのに向いています。

最後に私が今年撮った中で一番お気に入りの写真をご覧いただきました。

閉園間際に昭和記念公園で撮った、夕陽に向かって咲くキバナコスモスの後ろ姿です。見頃過ぎて刈り取られる数日前のことでした。
左手には蜜をたっぷりと集めて家路を急ぐ蜂の姿もあります。
タイトルを付けるとしたら…難しいですね、月並みではありますが「晩秋」「薄暮」「黄昏」辺りでしょうか。。
生命が終わりに近づく頃、ひときわ輝ける瞬間を写し留めることができたと思います。

写真というのは狙い通りにはなかなか撮れない一方で、このように思いがけないシーンがたまたま撮れたりすることもしばしばあります。
そしてそのような経験こそが写真の醍醐味、飽きずに長く続けていける趣味たりうる理由でもあります。

写真を続けることで、レンズを通して見えてくる意外な視点に気づくようになり、写真特有の観察眼が養われます。
写真を通じてものの見方が変わり、終いにはレンズを通したときのイメージが想像できるようになります。
そうなったら俄然写真が楽しくなりますよ。
そんな感覚が味わえるまで、ぜひ続けてみてください。
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