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写真への「思い」の込め方

カメラ教室のレッスンノート

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体験レッスンお疲れさまでした。

今週末に予定している北海道旅行での紅葉撮りに間に合うようにと、発売後間もないフルサイズ一眼レフ6D MarkⅡを購入されたとのことですが、今までコンデジしか使ったことがなく、現状はフルオートでしか撮っていないとのことでした。
ただ、ちょっとしたアングルの違いで明るさが変わってしまうこともあったりして、なかなか思うように使いこなせていない現状からのステップアップの糸口を掴むべく、今回受講していただきました。

いきなりですが、先ず「良い写真とは何か?」という根本的な命題についてお話しさせていただきました。
ただ良い画質で綺麗に撮れた…というだけで良い写真と言えるでしょうか?
良い写真というのは、ひと目で撮影者の「思い」が見る側に伝わって共感を呼ぶもの…とは言えないでしょうか。
伝わるのは、被写体の美しさではなく撮影者の「思い」…というところがポイントです。

雑な気持ちで撮れば雑な思いが伝わってしまうのが写真です。
撮影者が被写体から受ける驚きや感動…これは個々人の感受性に左右され、右脳の直感力がものを言います。
ただ、その気持ちをふるいにかけて純化していき、媒介としての写真に込める過程では、左脳が発揮する知見も大いに関わってきます。

つまり、写真撮影とは右脳と左脳の協調作業であるといえます。
だからこそ、個人のセンスと知性を活かせる一生モノの趣味となり得るのです。

…といったところをご理解いただければ、大切な瞬間を捉えた写真の仕上がりを全てカメラ任せにする気にはなれなくなるんじゃないでしょうか。

それではどのように写真に思いを込めるか…ですが、その第一歩として、撮影対象となる主題を自分がイメージした明るさで表現する「露出補正」をぜひ使いこなせるようになっていただきたいと思います。

そのためにはフルオート(A+)を卒業して、まずは露出補正が使えるP(プログラムオート)に慣れてみてください。
それに慣れたら、さらなる意思が反映できるAv(絞り優先モード)やTv(シャッター速度優先モード)に挑戦してみましょう。
露出補正の操作ですが、やはり背面のサブ電子ダイヤルでできるようです。(使用説明書p245)LOCKを解除してもなぜ効かなかったのかは謎ですが、再度試してみてください。

次に今まで撮られたお写真を拝見しながら、気づいたことをアドバイスいたしました。

まずコンデジで撮られた紅葉のカットですが、色づいた山肌に日が差したときの雄大な光景をしっかりと捉えています。
ただ、少し露出オーバー(やや明る過ぎ)でしたよね。これは-2/3段ほど露出をマイナス補正すれば紅葉の色が鮮やかに出てくるかと思います。

空のトーンはコンデジっぽく白とび気味でしたが、これはコンデジ特有のダイナミックレンジ(表現可能な明暗差)の狭さによるものです。
なぜ狭いか…ということを、同業者として少し詳しく解説しました。
詳細は省きますが、フォトダイオードに差し込む光を遮る上層の配線層が感度を下げ、Dレンジを狭める元凶です。
これをひっくり返して、シリコン基板側をフォトダイオードが透けて見えるまで削って、そちらから光を受光するようにしたのが裏面照射型CMOSセンサーで、配線層が邪魔モノになることはなくなるし、EMCにさえ配慮すればフォトダイオードの直下でも縦横無尽に這い回せるようになります。
スマホ写真の画質が近年大幅に良くなったのは、この裏面照射型センサーに依るところが大きいといえます。

このように技術を知ることで、なぜそうなるかを理解できるし、将来の製品展開の予想も立ちます。
誤った知識に対する妄信を防げる…これはエンジニアの特権といえます。

次に6DⅡで撮られたコスモス畑のカットですが、空の面積が広いので空に露出が引っ張られてコスモス畑が暗く写ってしまっています。
これを明るくするためには露出をプラス補正するわけですが、コスモスに露出を合わせると今度は空が白とび気味になってしまう場合があります。
そんなときの最終手段としてHDR(説明書p253)があります。
露出を変えながら3枚連写して1枚に合成する手法ですが、なるべく三脚を使って試してみてください。

次に電車のカットですが、手前の木の葉や屋根に遮られて、惜しいことに前ピンでしたね。
これは針の穴を通すような難しいピント合わせになりますが、予め電車の通過する位置にピントを合わせておいてMFに切り替えておく「置きピン」と呼ばれる古くからあるテクニックがあります。
または、予め構図を作っておいて、電車の通過する位置にAFフレームを持って行き、AIサーボAF(説明書p132)で通過手前から電車にピントを合わせながら通過位置でレリーズします。その過程で一時的に遮るものがあったとしても、AIサーボAFは惑わされずに電車にピントを合わせ続けてくれることと思います。

全般的に水平もしっかり取れていて奥行き感の表現が上手く、風景写真の基本の心得が既に出来ているように見受けられます。
あとは思いの込め方をしっかりとマスターしていくことで、狙いのはっきりした見応えのある風景写真が撮れるようになっていくと思われます。

最後に単焦点レンズの初めの1本としてオススメの、いわゆる「撒き餌レンズ」であるEF50mmF1.8 STMを紹介しておきます。
http://kakaku.com/item/K0000775509/

6DⅡには少し拍子抜けするぐらい安価な標準レンズですが、使ってみればおそらくテーブルフォトで一番活躍するはずです。
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