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スマホ画質とは一線を画した写真を撮るための第一歩

カメラ教室のレッスンノート

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体験レッスンお疲れさまでした。

スマホでは撮れないような綺麗な写真が撮りたくて、つい2週間ほど前にLUMIX TX1を購入されたばかりとのことでしたが、当初はミラーレスを購入するつもりだったのが店員に勧められてTX1に変更されたとのこと。
ん〜惜しかったですね、購入前に体験レッスンを受けてくれれば、TX1よりもむしろミラーレスのGX7 MarkⅡをおすすめしたんですが…。

TX1は光学10倍という高倍率ズームを武器に、スマホでは撮れない様々なシーンに対応する汎用性の高さがありますが、「スマホより綺麗」な写真が撮れるかというと、そこは明確な差を出しづらいところがあります。
風景や料理・スイーツ撮りがメインで、野生動物やスポーツ(子供の運動会を含む)といった「近づけない被写体」を撮らないのであればなおさらです。

スマホとは明らかに一線を画した綺麗な写真を撮るためには、イメージセンサーはマイクロフォーサーズ(MFT)以上の「大判センサー」で、F2.8以下の「大口径レンズ」(開放F値の小さな明るいレンズ)が選択可能なシステムカメラである必要があります。

大判センサーを使うことのメリットは、表現可能な明暗差(「ダイナミックレンジ」といいます)の幅が広いことと、それに伴う高感度耐性(高ISO感度におけるノイズの乗り難さ)の高さです。同じF値だと背景がボケやすいというのもあります。

iPhoneで撮った渓谷のお写真を拝見しましたが、一見綺麗に撮れているんですが、岩肌や渓流が白とびしているのが目立っていましたよね。この辺りが大判センサーだと白とびしにくくなります。

ミラーレスでは携帯性との兼ね合いから、センサーサイズは小さい順(敷居の低い順)に「MFT」「APS-C」「フルサイズ」「中判」と4種類あります。

一方、大口径レンズを使うことのメリットは、背景がさらにボカしやすく、被写界深度(光軸方向でピントが合っているように見える範囲)のコントロールの幅が広く、シャッター速度をより速くできるためブレにくく、ISO感度を抑えられるためノイズが乗りにくいという点です。

TX1はというと、センサーサイズは1インチとMFTよりも一回り小さく、レンズもワイド端はF2.8と明るいんですが、テレ端はF5.9と明るさで1/4以下に暗くなります。
どちらも光学10倍ズームをコンパクトにまとめるために犠牲になった点です。

ただ、TX1も使いこなしていけばスマホでは決して撮れない写真が撮れるようになるはずです。
まずはTX1で写真のイロハを習得して、物足りなさを感じてきたらミラーレスにステップアップしていきましょう。

ということで、まずはTX1でインコの置物をiAモードで撮ったお写真を拝見しました。
撮影データを見ると、絞り(F値):F2.8開放、シャッター速度(SS):1/125秒、ISO感度:1600、露出補正:±0EV、ホワイトバランス(WB):AWB (オートWB)となっていました。

写真を拡大していくとノイズを舐めたような、いわゆる「塗り絵画質」になっていましたが、これはISO1600と感度が高過ぎるせいです。TX1ではおそらくISO800辺りが常用できる感度の上限でしょう。
一方でSSは1/125秒と、静物を撮るには速過ぎます。これより3段遅い1/15秒でも光学式手ブレ補正のお陰で手ブレが目立つことはない筈です。
そうすると3段分の光量が稼げるので、その分ISO感度も3段低い200にできます。

このように、iAモードでもカメラが必ずしも適切な判断をするとは限りません。
そこで上記の撮影データを撮影者が適切と思える値に設定してあげる必要が出てきますが、それが「PASM」(パスムと覚えてください)という露出モードになります。

A(Aperture)は絞り(F値)を設定してSSはカメラに任せるモードで、背景ボケ・被写界深度を優先してコントロールし、主に静物を撮るときに使います。

ただ、TX1は最大F値がズーム全域でf8とあまり絞れず(それ以上は「小絞りボケ」が目立ってしまうためと思われます)、絞りのコントロール範囲が狭いのが表現上の難点と言えそうです。

S(Shutter)は逆にSSを設定してF値はカメラに任せるモードで、被写体や背景のブレ量を優先してコントロールし、主に動き物を撮るときに使います。
P(Program)はF値とSSのどちらもカメラ任せのモードで、AやSモードに不慣れな場合に使います。
M(Manual)はF値とSSのどちらも手動で設定するモードで、明るさが変わらない人工照明下や夜景、花火などで露出を固定して撮るときに使います。

風景や料理を撮るのであれば、この中でまずはAモードの使い方に慣れていきましょう。

ところで同じシーンでもPとiAとで色味が違っていましたが、これは「フォトスタイル」の設定がPはスタンダードだったのに対して、iAはカメラが勝手にモードを選んでいたからだと思われます。
このように、カメラ任せだと自分のイメージ通りの画作りが施されることはなく、最大公約数的な無難な仕上がりとなってしまいます。
PASMでは初めのうちはiAに比べて大きく外すこともあるかもしれませんが、失敗を経てだんだんとイメージ通りに設定できるようになってくるので、iAは早めに卒業することをおすすめします。

イメージ通りの画作りの第一歩として、「露出補正」(十字キー上)と「WB」(十字キー右)の設定の仕方を実演しました。

液晶画面で明るすぎると感じた場合、露出補正でちょうど良いと思えるまで後ダイヤルをマイナス側に補正してください。暗すぎる場合は逆にプラス側に回します。

AWBのままだと電球色寄りの暖色傾向だったので、WBで光源を指定することで色被りが取れてナチュラルな色味になりました。

最後に今年5月に渋谷ヒカリエで開催された東京カメラ部のトークショーを紹介しました。
http://tokyocameraclub.com/special/exhibition_2017/report_world.html

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