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花撮りのコツ&おすすめのカメラ・レンズ

カメラ教室のレッスンノート

レッスンノートって?レッスンノートって?

今回は花冷えの中、わざわざ遠方から体験レッスンにお越しいただきありがとうございました。

花撮りをメインに掲げていることに加えて、当レッスンの教室名も選んでいただいたポイントの一つだったとのこと…これは初めて言われました。いや嬉しかったですね〜。

写真の源である光…その「光」という絵の具を「レンズ」という絵筆に含ませて「イメージセンサー」というキャンバスに想いを描き出すのが「Photography」です。
従いまして、被写体を美しく彩る光のことを良く知って「光と仲良くなる」ことこそが、撮影機材の仕組みを学んでいく上でも大切であり、写真術を高めていく上での近道になります。

そっぽを向くことなく、光のほうから微笑んでくれるようになることで、写真のことがきっともっと好きになれる…そんな思いを「光と遊ぶ」というフレーズに込めました。

例えば今回拝見させていただいたSX280HSで撮られたお庭の写真の白い花…これは「ボケ」ているのではなくて「白とび」といって、明るすぎて光がセンサーから溢れてしまっている状態で、これは光とまだ気心知れた仲になっていない印の一つになります(笑

また、西日に照らされた花は黄ばんでいましたが、これは西日が暖色に偏っているためで(なぜ偏るのかはまたの機会に)、すっきりとした自然な色合いにするには「ホワイトバランス」の調整が必要になります。

なお、西日のような晴天時の直射日光は「硬い光」といって、一般的に花撮りには向いていません。
花撮りで何よりも注意すべきはライティングで、よく回り込んだ「軟らかい光」が理想です。
例えば薄曇りで朝または夕方の日差しの強くない時間帯の光が花撮りにはベストといえます。
どうしても硬い直接光しか被写体に届かない場合は、白色の傘をかざして光を散乱(「ディフューズ」といいます)させたり、桜などの場合は他の花で散乱されて軟らかくなった光が届く「光源から遠いほうの花」を主役に選んだりします。(直接光が当たった光源に近いほうの花は脇役として背景に配置)

花びらの繊細な質感表現にはトーン(階調)とディテールのデリケートな描写が重要になりますが、色の薄い花は「白とび」(輝度飽和)しやすく、色鮮やかな花は「色とび」(色飽和)しやすくて大変です。
そのために、白とび・色とびを抑えた露出・彩度の細やかなコントロールが肝要となります。

そのような質感表現に気を配った上で、光源の方向を「半逆光」にすると、花びらが一番綺麗に透けて映えます。
その時ピントは花びらではなく、しべの先端に合わせます。

そして絞り優先モードで、絞りを開けたり絞ったりして「ボケ」の量を調節することで、主役の花とのバランスを見ながら背景の存在感をコントロールします。
実際、私のX-T1を絞り優先にして、取り付けた広角レンズの絞りを開けることで背景の天井のライトの玉ボケが大きくなり、絞ることで逆に背景が鮮明になっていくのをご覧いただきました。
(※ 絞りを絞ると光量は減りますが、その分シャッター速度が遅くなることでトータルとしての光量(露光量)は変わらずに一定となります)
赤い梅の作例でも、絞りをf4.0から開放のF1.2に開けることで、空のボケが背景の花や枝を侵食して、背景の雑然とした感じが薄れて主役の花が浮かび上がるのを確認していただきました。

そんな花撮り(ガーデニングフォト)におすすめのカメラはというと、被写体の明るさや色合い、背景のボケ具合を事前に電子ファインダーで再現・確認できるミラーレスが最適といえます。

一眼レフはフィルム時代から継承されているレンズ交換式カメラの形態で、光がセンサーに届くのはミラーがアップしてシャッター幕が開いた一瞬だけ。それ以外はミラーは降りシャッター幕は閉じて、センサーは仕事をせずに休眠状態となります。

一方、ミラーレスはデジカメならではのレンズ交換式カメラの形態で、センサーがシャッター幕に遮光されるのは撮影前後の一瞬だけで、それ以外は常に光がセンサーに届いていて、フォーカスや露出、ファインダー像のための信号を絶えず画像処理エンジンに送り続けています。
そのため、バッテリー消費が一眼レフよりも速いというデメリットはつきまとうものの、センサー機能を撮影時だけでなく、シャッターチャンスを待ち続ける間も最大限活用できるというのがミラーレスの強みであり、その恩恵を、明るさ・色合い・ボケ具合のプレビューと言う形で享受することができます。

ではミラーレスの中でもどの機種が花撮りに向いているかというと、小型・軽量というミラーレスならではの機動性が生かせて、高感度耐性やボケ表現といった画質面でも満足のいく「APS-C」というセンサーサイズのミラーレスをまずはお勧めします。

その中でも、花撮りでの使用頻度が高い標準〜望遠域の単焦点レンズが揃っていて、好ましい色再現性で定評のある富士フイルムのXシリーズ…さらにその中でもシリーズ初となるタッチパネル搭載でAF操作が格段に便利になった上に、画質面では上級機のX-T2となんら遜色ないX-T20を個人的には推したいと思います。

ただ、発売されてからまだ1カ月足らずと日が浅いため、コストパフォーマンスでは前機種のX-T10や売れ筋の他機種にとても敵わないのが唯一の難点です。。
でも旅行用のカメラとは訳が違って、本格的に写真の道に踏み出すにあたっての良きパートナーとなるべきカメラですから、コストパフォーマンスで安易に選ぶよりは満足度の高さで選んでほしい…というのが私の願いです。

撮りたい被写体がはっきりと決まっているので、レンズは標準〜中望遠の単焦点レンズをまずはセットで購入されることをお勧めします。
初めの一本としては、すべての単焦点レンズを使いこなす上での基礎が身につく標準単焦点(35mm)をお勧めします。
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