サイタ趣味の習い事カメラ教室 神奈川 光と遊ぶフォトレッスン レッスンノート 失敗写真の原因分析と対策

失敗写真の原因分析と対策

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体験レッスンお疲れさまでした!

この一年ほどでK-S2で撮り溜めたお写真を背面液晶で拝見して、改善のためのアドバイスをさせていただきました。

まず鳥カフェのお写真ですが、手ブレ・被写体ブレが目立っていましたね。
原因としては、ISO感度オートの上限設定がISO800と低めだったため、シャッター速度が0.5秒や1秒といった極端に遅い速度になっていたためでした。
こういった秒単位のシャッター速度は、動かない被写体に対して三脚を使って撮影するときにしか使いません。

対策として、ISO感度オートの上限の設定をISO800→ISO3200に変更しておきました。
これで4倍のシャッター速度が稼げるようになります。仮に上限をISO25600まで引き上げれば32倍になるんですが、それでも0.5秒が1/60秒にしかなりません。
また、ISO感度を上げ過ぎるとノイズが目立つようになってエッジも乱れるようになります。

そこで次の対策としては、開放F値がF1.8クラスの明るい単焦点レンズがおすすめです。これで暗い室内でも高感度に頼らずにシャッター速度を上げることができます。
ただし、絞り開放側を使って近距離の被写体を撮ると被写界深度(ピントが合ったように見える範囲)が浅くなるため、奥に止まっている鳥はさらにボケてしまうことになります。

F5.6クラスの暗い標準ズームだと、ストロボ(1/20000秒程の閃光)を使って動きを止めるしかありませんが、室内の照明の雰囲気は生かせなくなります。

なお、明るいレンズで絞りを開けて背景をボカすことの意味ですが、ゴチャゴチャした背景を整理して存在感をなるべく消して、主題(主役)のほうに見る側の視線を誘導する、という効果があります。
また、被写体から前後に遠ざかるにつれてボケが大きくなるため、ボケ量で奥行き感を表現して立体感を醸し出すことができます。(ボケによる写真特有の奥行き表現)

神社の建物の写真では、空の面積の割合によって明るさが変化していましたよね。
空がフレーム内をあまり占めていないときは、建物が明るく写っていましたが、空の面積が広いカットでは建物が暗く沈んでいました。
この場合は、Avモードで露出補正(+/-)でプラス側に補正することでシャッター速度が遅くなって、建物を明るくすることができます。

ご自宅の屋上からの夕日の撮影でイメージ通りの色にならないとのことでしたが、この場合はWB(ホワイトバランス)をオートから太陽光に変えたり、光源の色温度(K:ケルビン)を高い側にシフトして暖色を強めたりして調整します。

露出補正もWBも、ライブビューにすることで撮影後のイメージを事前に確認できます。(光学ファインダーでは確認できません)

AFで、遠くの景色に合わせるつもりが近くの物に合ってしまったり…ということがありますが、これを遠近競合といいます。
ライブビューでAFモードを「多点オート」にすると遠近競合が起こりやすいので、これを「セレクト」に変更しておきました。
これでピントを合わせたい場所にOKボタンを押してAFフレームを移動してから、シャッターボタン半押しでAFすることができます。

動く被写体を撮影するときは、光学ファインダーのほうでAFモードをAF-Cに変更して、シャッターボタンを半押ししている間中、被写体の動きに合わせてピントが随時変わっていくのを体験していただきました。
静止した被写体を撮るときはAF-Sに戻します。

風景写真では水平がきちんと出ていないと不安定な印象を受けてしまいます。
そこで風景写真では特に、ライブビューの電子水準器を活用して水平がしっかり出ていることを確認しながら撮るようにしましょう。
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