ピアノで使う音楽記号一覧

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ピアノの楽譜を練習していると必ず記号が出てきますよね。
初めて見た記号は、「どうやって弾いたらいいの?」と思う記号もたくさんあるのではないでしょうか?

そこで今回はピアノの楽譜に出てくる音楽記号を一覧にして、読み方や意味・演奏方法まで解説していきます。
ぜひこのページをブックマークして必要な時に確認してみてくださいね!

海老野みほ

海老野みほ

2011年から都内の音楽スクールのピアノ講師として勤務。幅広い知識を活かし、お子様から大人まで、通算200名以上のレッスンを担当。

音部記号

記号 読み方 意味
ト音記号 ト音記号 高音部を表す記号
へ音記号 へ音記号 低音部を表す記号

変化記号

記号 読み方 意味
シャープ シャープ 半音高く
フラット フラット 半音低く
ダブルシャープ ダブルシャープ 全音高く
ダブルフラット ダブルフラット 全音低く
ナチュラル ナチュラル もとの音に戻す

強弱記号

記号 読み方 意味
ピアニッシモ ピアニッシモ きわめて弱く
ピアノ ピアノ 弱く
メゾピアノ メゾピアノ やや弱く
メゾフォルテ メゾフォルテ やや強く
フォルテ フォルテ 強く
フォルテッシモ フォルテッシモ きわめて強く
クレッシェンド クレッシェンド だんだん強く
デクレッシェンド デクレッシェンド だんだん弱く
フォルテピアノ フォルテピアノ 強く、そしてすぐに音を弱めて
スフォルツァンド スフォルツァンド その音だけ特に強く

反復記号

記号 読み方 意味
反復記号 反復記号 記号の間を2回演奏する
1かっこ2かっこ 1かっこ
2かっこ
1回目は1かっこの楽譜、
2回目は2かっこのの楽譜を演奏する
ダ・カーポ ダ・カーポ 最初に戻る
ダルセーニョ ダルセーニョ セーニョマークまで戻る
セーニョ セーニョ D.S(ダルセーニョ)から戻る場所
toコーダ toコーダ 記号がある場所からコーダにとぶ
コーダ コーダ toコーダ空飛ぶところ 
フィーネ フィーネ 希望の場所で曲を終える

アーティキュレーション記号

記号 読み方 意味
アクセント アクセント 音を強調して
テヌート テヌート 音を十分にのばして
スラー スラー 音を切らずに、なめらかにつなげる
スタッカート スタッカート 音を短く切って
タイ タイ 音をつなげる
フェルマータ フェルマータ この記号がついた音をほどよく伸ばす

ペダル記号

記号 意味
ペダルを踏む ペダルを踏む
ペダルを離す ペダルを離す
かっこ内はペダルを踏む かっこ内はペダルを踏む
ペダルを踏みなおす ペダルを踏みなおす

トリル・装飾音記号

記号 読み方 意味
トリル トリル 音と全音上の音を、素早く交互に弾く
グリスタンド グリスタンド 高さの異なる2つの音の間を音階的に滑らせて演奏する
装飾音符 装飾音符 前の音を素早く弾く

速度記号

記号 読み方 意味
Largo ラルゴ 非常にゆっくりとしたテンポで
Adagio アダージョ ゆるやかに
Andante アンダンテ ほどよくゆっくり
Andantino アンダンティーノ アンダンテよりも少し速いテンポで
Moderato モデラート 中くらいの速さで
Allegretto アレグレット やや速く
Allegro アレグロ 快速に
Vivace ビバーチェ 生き生きと、速く
Presto プレスト きわめて速く
accelerand
(accel.)
アッチェレランド
(アッチェレ)
だんだん速く
ritardando
(rit.)
リタルダンド
(リット)
だんだんゆるやかに
a tempo ア・テンポ もとの速さで

表現記号

記号 読み方 意味
agitato アジタート 興奮して
amabile アマービレ 愛らしく
brillante ブリランテ 華やかに、輝かしく
con brio コン・ブリオ 活気をもって
cantabile カンタービレ 歌うように
delicato デリカート 繊細に
dolce ドルチェ 甘く、やわらかく
elegante エレガンテ 優雅に
geave グラーベ 重々しく
lamentoso ラメントーソ 哀れに、悲しげに
con moto コンモート 動きをつけて、速めに
pastorale パストラーレ 牧歌風に、のどかに
scherzando スケルツァンド 戯れるように
tranquillo トランクイロ 静かに、落ち着いて

その他の記号

記号 読み方 意味
オッターヴァ オッターヴァ 1オクターブ高く弾く
オッターヴァ オッターヴァ 1オクターブ低く弾く
L.H. レフトハンド 左手で弾く
R.H. ライトハンド 右手で弾く

まとめ

今回はピアノの楽譜でよく出てくる音楽記号をご紹介しました。

音楽記号は、演奏の仕方や表現方法を表す大事な記号ですので、意味をしっかり理解して使えるようになりたいですね。
音楽記号を覚えてステキな演奏ができるように頑張っていきましょう!