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「ギター教室に通っても意味はないかもしれない…」
このように思う方の多くは「ギター教室に通えば本当に上手くなるのか?」という疑問があるのではないでしょうか。
今回は、実際にギター教室へ通った私の経験を踏まえて、ギター教室に通うべきかどうかをご紹介します!
ギター教室は意味ない?それとも行くべき?
ギター教室には「意味がある」と「意味がない」の両方の意見があり、その線引きは生徒さんによって本当に様々です。
まずは、「意味ない」or「行くべき」の両者によくある意見をご紹介します。
意味ないという人の意見
ギター教室に通う人は初心者から中級者の割合が最も多いです。
ギター教室の初級~中級レッスンは市販されている教材の内容と大差がありません。
わざわざギター教室に通わなくても教材を購入して練習すれば上達できるので、教室でのレッスンよりも独学によって上手くなった人にギター教室は意味ないという意見が多そうです。
上級者の場合、講師の腕前が自分のレベルと変わらず、意味がないと思った人もいるでしょう。
ギター教室に対する不満は「通った教室」や「担当した講師」によっても変わるので、何が理由であっても人括りにギター教室は意味ないとは言い切れません。
失敗しないためには自分に合った教室や講師を選ぶことも大切です。
- ギター教材とレッスン内容が変わらない
- レッスン時間が短い
- 講師のレベルが低い
- 説明が下手
- 上達できなかったときの対策がない
- 興味のないジャンルのレッスンもある
行くべきという人の意見
ギター教室に行くべきという人は、ギター教室のレッスンをきっかけに上達した人が多いと思います。
私もそのひとりです。
「練習方法」や「音楽理論」など、本当に様々なことを学びました。
初心者の頃にギター教室に通ったというのもありますが、約15年のギター歴の中でも先生の影響はとても大きいです。
- 講師がやっていた練習法を教えてもらえる
- 独学では気付きにくい姿勢についてもアドバイスをもらえる
- 分からないことがあればいつでも質問できる
- グループレッスンやライブなどで出会いがある
- 学んだことを吸収できれば着実にレベルアップできる
実際にギター教室に通ってみた感想
ここからは実際にギター教室に通った感想をご紹介します。
意味がないと思った内容もありますが、総合的にはギター教室に通ったことには大きな意味がありました。
ギター教室に通いたいと思った理由
私がギターを始めたのは中学2年生です。
Xジャパンの「ENDLESS RAIN」や「Silent Jealousy」を毎日コツコツと練習して、高校1年生の頃には弾けるレベルでした。
ある程度はギターが弾けるようになったものの、曲のカバー以外に何を練習すればいいのか全く分かりませんでした。
そこで辿り着いたのがギター教室です。
通ったギター教室は「ヤマハミュージックレッスン」
私が選んだギター教室は「ヤマハミュージックレッスン」です。
どうしてヤマハミュージックレッスンを選んだのかと言いますと、ギター雑誌に広告が載っていたからです。
特別な理由はありません。
結果的には良かったですが、みなさんはしっかりとギター教室を比較して選んでください。
今は本当にいろんなギター教室があり、自宅でギターを習えるオンラインレッスンが可能な教室もあります。
ギター教室に通った期間
ヤマハミュージックレッスンに通った期間は高校1年生から高校3年生までの約2年間です。
レッスン回数は週1回、1回のレッスン時間は30分です。
毎日のように教室へ通いたいという方もおられると思いますが、私の場合は週1回でもきつかったです。
難易度が上がるに連れて週1回のペースでは自分のレベルアップのスピードが追いつかなくなったからです。
最終的には大学受験のために退会しましたが、スウィープやフルピッキングの速弾きなどの高難易度な課題が増えていき、自分のペースと教室のペースが合わなくなったのもやめるきっかけでした。
ギター教室のレッスン内容
ヤマハミュージックレッスンは
- 「初級」
- 「中級」
- 「上級」
とレベル別にテキストが用意されています。
毎回のレッスンはテキストに沿って進めていき、簡単にクリアできる課題は先生の判断で飛ばすこともあります。
レッスンでは課題のコツやポイントを学び、次のレッスンまでに復習するというのがヤマハミュージックレッスンの指導方針です。
テキスト以外に学びたいことがある場合、私の先生は柔軟に対応してくれました。
私にとってはテキストよりも、先生の話を聞けたことのほうが上達への影響が大きかったです。
ギターの練習をせずに話すだけの日もありました。
上達するには練習方法を知るだけではなく、練習を継続するために目標を設定してモチベーションを維持することも欠かせません。
ギター教室をやめてからも「進路を決める」や「練習方法を考える」などの際に先生の話はとても参考になりました。
- メトロノームの重要性
- フィンガートレーニングを続ける必要性
- 姿勢やピッキングフォームの大切さ
- 表現力を養うことの大切さ
- ギターにも音楽理論は必要
- ギターの専門学校について
- プロの世界について
先生のレベルと指導内容
私の先生はヤマハミュージックレッスンで講師を務めながら、専門学校(ESPエンタテインメント)でも講師をされている方でした。
「ロック」「メタル」「ブルース」「ジャズ」、何でも弾ける上手い人。
プロのレベルは想像以上に高く、初めて教室に行った日に心が折れた記憶があります。
約2年間レッスンを受けて、怒られたことは1度もありません。
完璧ではなくても、少しでもできれば褒める。
特に印象に残っているのがアドリブ練習での褒め言葉です。
アドリブ練習はミキサーでバッキングを流しながら即興でギターソロを演奏するという練習なのですが、これが本当に難しくてなかなかできませんでした。
しかし、先生は「そう!その感じ!」と、1つでもいいところがあれば褒めてくれました。
意味があると思ったこと
私の場合、ギター教室で得た大きな収穫は「先生の話」や「先生の指導」なので、教室選びというよりはいい先生に出会えるかどうかでギター教室に通う意味は変わると思います。
もし、先生がテキストの内容ばかりを指導するようなレッスンをしていたら、ギター教室に通わなくても市販されている教材で十分と思ったかもしれません。
意味がないと思ったこと
総合的にギター教室に通う意味は大きかったですが、失敗もありました。
私がギター教室に通って失敗したのがレッスンの頻度です。
課題の難易度が高くなったときにレッスン回数を週1回から月1回に変えるべきでした。
目先の課題をクリアできないのに教室へ通っても、毎回やることは同じです。
このような通い方は本当に意味がありません。
弾けないテクニックを弾けるようになるためには、「姿勢」「ピッキング」「フィンガリング」「リズム」に問題がなければ、遅いテンポからスタートして徐々にスピードを上げながら感覚を掴むしかありません。
生徒がその感覚を掴むまでの間、講師のできることは上達具合の確認くらいです。
ギター教室に通って変わったこと
ギター教室に通う前と通った後では、練習内容や音楽の知識に大きな変化がありました。
ヤマハミュージックレッスンにはテキストがあるため、ギターの知識を全体的に網羅することができました。
練習に関してはメトロノームを使ってフィンガートレーニングをするようになり、これによって「リズム」「フィンガリング」「ピッキング」が格段にレベルアップ。
特に記憶に残っているのが3連符の習得です。
初心者の頃は3連符のリズムは音を3つ詰めればいいと思っていましたが、この練習方法によって3つの音を均等に入れることを学びました。
私はギター教室をやめてからも膨大な時間をギターの練習に費やして、「Joe Satriani」や「Andy Mckee」をカバーできるくらいまでレベルアップしましたが、ギター教室で学んだことが軸になっているのは間違いありません。
レベル | 練習内容 | 音楽の知識 | |
---|---|---|---|
ギター教室に通う前 | ・初級 | ・曲のカバー | ・完全に素人 |
ギター教室に通った後 | ・中級~上級 | ・曲のカバー ・フィンガートレーニング ・スケール ・アドリブ ・作曲 ・アレンジ ・耳コピ |
・リズム ・コード ・スケール ・アドリブ ・初歩的な音楽理論全般 ・耳コピ |
ギター教室のメリットとデメリット
ギター教室に通うかどうかで迷っている方は、ギター教室にはどのようなメリットやデメリットがあるのかも気になるのではないでしょうか。
主なメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
ギター教室に価値を見出す簡単な方法は、ギター教室を都合よく利用することです。
ほとんどのギター教室は月1回や月2回から通えるので、必要なときだけレッスンを受けるようにすればメリットを感じやすいでしょう。
私の場合、講師との出会いが大きなメリットでした。
ギター教室では、講師以外にもグループレッスンなら他の生徒さんと交流する機会がありますし、ライブイベントに参加すれば他の楽器を習っている生徒さんと知り合いになることもできます。
このような出会いもギター教室に通うメリットの1つとして覚えておいてほしいですね。
- 講師の演奏を見ながら学べる
- レッスン内容は講師と相談して決められる
- いつでも好きなときに退会できる
- オンラインでレッスンを受けることも可能
- ライブやグループレッスンで友達を作れる
- プロになるきっかけを得られることもある
- 講師や他の生徒さんを基準に自分のレベルを図れる
デメリット
講師のレベルはギター教室によって本当にピンキリです。
ギター教室の種類を大別すると「大手教室」と「個人教室」がありますが、一概に大手教室のほうがいいというわけでもありません。
個人教室でもアメリカのバークリー音楽大学を卒業した世界レベルのギタリストが講師を務める教室もあります。
ギター教室に意味があるかどうかは講師の指導力によって大きく変わりますから、教材をなぞるだけのような講師にあたると意味はないという結果になりやすいでしょう。
- 教室によって講師のレベルがピンキリ
- 教材と変わらないレッスンの教室もある
- 料金が割高な教室もある
- 壁にぶつかったときは独学と同じく自主練習の努力で克服するしかない
- モチベーションが下がると通うのが面倒
ギター教室で失敗しないための4つのポイント
最後にギター教室で失敗しないためのポイントをご紹介します。
ギター教室を選ぶ際の参考にしてみてください。
目的は明確にするほうがいい
ギター教室で何を学びたいのかは明確にしましょう。
目的を明確にすると自分に合った講師を見つけやすいですし、コースも選びやすくなります。
いつまで通うのか?目先の区切りをつける
ギター教室にコスパを求めるなら、通う期間に区切りをつけるのがおすすめです。
私の場合、自分の成長が止まっているにも関わらず、ダラダラと通って失敗しました。
習いたいことを一通り学んだら一旦は通うのをやめる。
そうすると、無駄に月謝を支払うこともありません。
再入会するときに入会金が発生するかどうかは教室によって様々です。
その点も確認しながら教室選びを進めてみてください。
知名度と料金だけで決めない
ギター教室を選ぶときに「知名度」や「料金」を重視する方は多いと思いますが、講師にも注目しましょう。
みなさんのギター人生に直接的な影響を与えるのは講師です。
講師のレベルや指導方針などは必ず体験レッスンで確認する
講師のレベルや指導方針は体験レッスンで確認しましょう。
公式サイトに掲載されているプロフィールだけでは講師の実力は図れません。
まとめ
ギター教室に意味があるかどうかは通ってみなければ分かりません。
通っていないのに他人の意見を鵜呑みにして「意味がない」と決めつけるのは勿体ないと思います。
全国的にほとんどのギター教室は無料体験レッスンを実施しているので、迷ったときは体験レッスンに参加して決めてみてはいかがでしょうか。