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ピアノは一般的に「幼少期から始める習い事」というイメージが強いので、「中学生からでは遅い?」と思われている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は中学生からピアノを始めるメリット・デメリットと、中学生におすすめのピアノ教室3つをご紹介します!
海老野みほ
2011年から都内の音楽スクールのピアノ講師として勤務。幅広い知識を活かし、お子様から大人まで、通算200名以上のレッスンを担当。
目次
中学生からピアノを始めても弾けない?
結論からいうと、ピアノは中学生からでも絶対に弾けるようになります。
ピアノはいつから始めても遅いことはありません。
また「音楽大学にいきたい!」「プロになりたい!」という人も努力次第でその夢を叶えることが可能です。
やってみたいと思った気持ちを大切にして、練習を始めてみましょう!
中学生からピアノを始める5つのメリット
中学生からピアノを始めると、幼少期から始めたのとは違うメリットがあります。
ここでは、中学生から始めるからこそ得られるメリットをご紹介します。
自分でモチベーションのコントロールができる
幼少期にピアノを始めると、「先生に出された課題曲を練習する」「宿題と言われたのでピアノを弾く」というのが一般的で、「やらされている」と感じてしまうことからモチベーションが非常に下がりやすくなります。
その点中学生は、自分で好きな曲・嫌いな曲など好みがはっきりと伝えられる年齢なので、自分で好きな曲を選び、楽しみながら練習できます。
また自分が「やりたい」と強く思って始めることが何より練習への集中力となり、モチベーションを維持できます。
弾き方を自分で考えられる
幼少期の子は言葉の理解度や思考が未熟なため、自分の弾き方が正しいか、正しくないかを考えながら弾くことはできません。
中学生になると先生の解説を正しく理解して、自分で最適な弾き方を考えて練習に取り組めるので上達のスピードが格段に早くなります。
楽譜の読み方の理解が早い
楽譜はピアノを弾く上で必要なものですが、覚えるべきルールがたくさんあり苦労する子も多いのが現実です。
幼児や小学生から始めた場合いきなり全てを覚えるのは難しいため、ゆっくり時間をかけて勉強していくことになります。
その点中学生だとある程度学習能力も身についている年齢なので、理論的に楽譜を覚えることができ、短期間で習得ができます。
脳が活性化される
ピアノは脳全体を使って演奏するので、ピアノを弾くと脳の活性化につながることが研究で証明されています。
そのことからピアノは頭がよくなる習い事として人気です。
記憶力が上がったり、状況判断能力が上がったりと、生活のなかでも良い影響が期待できますよ!
大人になっても続けられる趣味ができる
ピアノは80歳・90歳になっても弾ける楽器ですので、中学生から始めても十分に趣味として楽しむことが可能です。
ピアノ仲間を作ったり、バンドを組んだり、ライブや演奏会をやったり色々な楽しみ方ができます。
最近では SNSで趣味仲間の交流を行う人も増えていますので、ピアノをやっていなければ出会えなかった人と仲良くなれるかもしれません。
中学生からピアノを始める2つのデメリット
中学生からピアノを始めるメリットもたくさんありますが、反対にデメリットも気になりますよね。
ここでは筆者が考える中学生からピアノを始める2つのデメリットを解説します。
部活や勉強で忙しく練習時間が確保しにくい
中学生で一番ネックになるのが、学校や勉強が忙しくピアノの練習時間を確保しづらいことにあります。
部活動で放課後や土日の予定も埋まってしまっていたり、習い事や塾、友達と遊ぶ時間も欲しいとなるとピアノの練習ができなくなってしまいます。
忙しい時でもピアノを続けたいのであれば、ピアノを練習する時間や曜日を決めて習慣化するのが大切です。
- 「夜ご飯を食べたら30分練習する」
- 「土曜日の午前中に1時間練習する」
など、練習時間が作れるか不安な人はまず、定期的に練習の時間が取れるかを考えてみましょう。
受験の時期にレッスンを中断しなくてはいけない可能性がある
高校受験を考えている人は、受験勉強に集中したい時期にピアノの練習ができなくなる可能性があります。
筆者がレッスンをしていた時も、幼少期から長くピアノを続けてきた子が高校受験のタイミングでレッスンを休会したり、辞めてしてしまうことが多いと感じていました。
勉強の合間のリフレッシュとしてピアノの練習を取り入れるなど、ピアノと勉強のバランスを上手くとっていくか。
もしくはその時期は受験に集中して、終わってからピアノを再開するのかは検討する必要があります。
ピアノは独学で弾けるようになる?
中学生からピアノを始める場合、「独学でもできるかな?」と考えている人も多いのではないでしょうか?
ここではピアノは独学と教室に通うのはどちらが良いかを解説します。
時間をかければ独学でも弾ける
最近ではYouTubeでピアノのレッスン動画が無料で視聴できるなど、独学でも練習をサポートしてくれる環境ができてきていることもあり、独学でピアノを弾きたいと思う方も増えています。
ピアノは独学でも必ず弾けるようになる楽器です。
ただし、ピアノは弾けるまでに時間がかかる楽器なので、途中で挫折してしまう人も多いのも事実です。
毎日コツコツと練習を続けられる人や「最初はできなくてもいいや」と長期的に練習に取り組める人は独学でも弾けるようになっている印象です。
ピアノ教室に通うメリット
- プロの先生に正しい弾き方を教えてもらえる
- 自分の弾き方の間違っている部分を教えてもらえる
- ラクに弾けるコツを教えてもらえる
- プロの弾き方を間近で見られる
- 先生が練習のステップを作ってくれるので、1歩ずつ確実に上達できる
- レッスンを定期的に受けることでモチベーションを保ちやすい
独学とピアノ教室に通うことの1番の違いは、正しい弾き方を教えてもらえるところです。
ピアノは、指の動かし方や腕の力の入れ方、椅子の高さなど細かいところにコツがあります。
これを知っていると短期間で曲がスムーズに弾けるようになるのですが、独学の場合は間違った弾き方で練習してしまい時間を無駄にしてしまうことが多くなります。
そのためピアノ教室に通った方が、圧倒的に早くピアノが弾けるようになるのです。
ピアノ教室に通うデメリット
- レッスン費がかかる
- 自分に合う先生を見つけるまでに時間と労力がかかる
- レッスンで弾く曲を自由に選べない可能性がある
- 時間が拘束される
デメリットはやはり「お金がかかる」ことが一番に挙げられますよね。
ピアノ教室の月謝は1ヶ月で約1万円前後が相場です。
もし毎月通うのが難しいと感じるのであれば、1回ずつ受けられるオンラインレッスンを探してみるのも1つの方法です。
弾き方がわからない時や、練習の仕方を聞きたい時にレッスンが受けられる環境を作って置けると安心ですね!
独学におすすめのピアノ教本
独学でピアノの練習をする場合は、練習の指標として教本を1冊買っておくとステップアップしてきやすくなります。
ここでは独学におすすめのピアノ教本と曲集をご紹介します。
ピアノの教科書
出典:Amazon
ピアノの基本的な弾き方や楽譜の読み方など、最初に知っておきたいピアノの知識が身につけられる教本です。
写真やイラストがカラーで掲載されているので、わかりやすく独学の勉強にぴったりです。
ピアノソロ らくらく弾ける! 大人気のヒットソング
出典:Amazon
「紅蓮華」や「夜に駆ける」など大人気のJPOPが30曲収録されている曲集です。
ドレミのふりがなや、指使いなどが全て記載されているので、独学初心者の人も練習に取り組みやすくおすすめです。
この「ピアノソロ らくらく弾ける!」シリーズは、クラシック、ジブリ、ディズニーなど他の曲集も販売されています。
中学生におすすめ!ピアノ教室3選
中学生がピアノ教室を選ぶ時のポイントは以下の3つです。
- レッスンのスケジュールを自由に変えられる教室
- レッスンのカリキュラムが決まっておらず、生徒に合わせてレッスンしてくれる教室
- 先生が複数人の中から選べる教室
このポイントを踏まえて中学生におすすめのピアノ教室をご紹介します。
椿音楽教室
出典: 椿音楽教室
椿音楽教室はレッスン日程や受講場所を毎回自由に選択できる教室です。
全国200箇所以上の音楽スタジオに先生がきてくれてレッスンを受講できます。
先生は固定制ですが、自分に合う先生が見つかるまで何度でも体験レッスンを受けられるのが特徴です。
EYS音楽教室
出典: EYS MUSIC SCHOOL
EYS音楽教室は都内近郊と中部・関西地方でレッスンが受けられるピアノ教室です。
入会時に1年間のレッスン継続を決めると、なんとアップライトピアノが無料でプレゼントされます。
レッスンのスケジュールは自由に決めることができ、スマホでレッスンの予約ができるので忙しい中学生でも通いやすい教室です。
シアーミュージック
出典: シアーミュージック
シアーミュージックは全国に店舗がある音楽教室です。
ピアノだけでなくボーカルなど他のコースも合わせて受けられるので、弾き語りに挑戦してみたい人におすすめです。
レッスンのカリキュラムが決まっておらず、好きな曲をレッスンでみてもらいながら楽んで上達できます。
まとめ
今回は「中学生からピアノを始めるのは遅い?」という疑問について解説してきました。
ピアノは何歳から始めても十分楽しむことができますので、「やりたい!」と思う気持ちを大切に、思い切って第一歩を踏み出してみてくださいね!
楽しいピアノライフを一緒に満喫しましょう。