ピアノの上達方法

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ピアノをやっていると「もっと自由に弾けたらいいな…」と思いますよね。

ピアノは、初めたばかりの頃が1番大変なので、「どうやって練習したらうまくなれるだろう」と悩まれている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はピアノ講師の筆者が、プロもやっているピアノの練習方法を伝授します!
初心者の方でもちょっと意識するだけで効果がある内容ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

海老野みほ

海老野みほ

2011年から都内の音楽スクールのピアノ講師として勤務。幅広い知識を活かし、お子様から大人まで、通算200名以上のレッスンを担当。

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ピアノが上手くなるために必要な3つのこと

ピアノが上手くなるために必要な3つのこと

まずピアノが上手くなるためには、何が必要なのかを知っておきましょう。
これから紹介する3つができると、曲がスラスラ弾けるようになり「ピアノが弾けます!」と自信が持てるようになります。

指がスムーズに動くこと

ピアノは、指がスムーズに、思い通りのタイミングで動かないと演奏ができません。
「上手く弾けない」と感じている方の大半が「指が動かない」と悩まれているのではないでしょうか?

指をスムーズに動かすためには、まず力を抜いて自然に指が動くようにならなくてはいけません。
普段パソコンを使っている方は、タイピングしている時をイメージすると良いかと思います。

ポイント
いきなり力を抜こうしても、いざピアノを弾こうとすると力が入ってしまうものです。
演奏するときは呼吸を止めないように意識しながら、肩から腕のあたりをリラックスさせて弾いてみましょう。

その力加減が自然にできるようになると指がスムーズに動くようになってきます。

指使いを正しく弾けること

曲をスムーズに弾くためには、「いつも同じ指の使い方で弾くこと」が上手く弾くためのコツです。
毎回違う指で弾いていては、指の動きが覚えられず止まってしまう可能性が高くなります。

プロは、曲を練習するときにその音をどの指で弾くか必ず決めて練習します。
何回も間違えて止まってしまう箇所は、指の使い方を見直すと上手くいくことが大半です。

楽譜の先を見て弾けること

ピアノを始めたばかりの頃は、その時に弾く音符を読んで鍵盤を押すイメージだと思いますが、これでは曲がスムーズに弾けません。

曲を止まらないで弾くためには、楽譜のちょっと先を見て、指がどのような動きをするかイメージしながら弾いていく必要があります。

そのため楽譜がパッと読める力と、ある程度鍵盤を見なくても弾けるブラインドタッチのテクニックが必要になってきます。

この2つができるようになると、ピアノがスラスラ弾けている状態になれるのです。

プロもやっている基礎練習の方法

プロもやっている基礎練習の方法

ピアノは曲の練習が1番楽しいことではあるのですが、基礎練習をやった方が上達の速度が上がります。
もっと難しい曲も弾きたいのであれば、基礎練習は必須です。

ここではプロもやっているピアノの基礎練習についてお話しします。

隙間時間で指のストレッチ

指がスムーズに動くかは、指の柔軟性に関わります。
基礎練習として指のストレッチを隙間時間でやると、指の可動域が広がりスムーズに動くようになります。

ストレッチの例
  • 指を一本ずつ付け根から大きく回す
  • 指の間を広げる
  • 手首をまわす など

通勤・通学時間や家事の合間など、ちょっとした時間で指を動かす癖をつけましょう。

指トレーニングは1日10分以上

ピアノを弾いている人の中には、曲だけを練習したい方もいるかと思います。
もちろん曲だけを練習して上手くなることもできるのですが、指トレーニングを毎日行うと、格段に早いペースで上達できます。

指トレーニングは簡単なフレーズを反復して練習することで、自分の弾き方を見直して改善することが目的です。

この弾き方の改善をしないと、いつまでも弾きにくい指の動かし方をしてしまい上達が遅くなります。
自分の弾き方を日々修正するためにも、指トレーニングはできる限り毎日10分ほど行いましょう。

ゆっくりテンポの練習が効果アリ!

曲で弾けない所が出てきたときに、そのままの速さで練習しても絶対に弾けるようにはなりません。

まずは間違えないで弾けるゆっくりのテンポにして、「指の動き」や「鍵盤の位置」を確認します。
ゆっくりのテンポで弾けるようになってから、少しずつ元のテンポに戻していくと間違えていた箇所が弾けるようになっていますよ!

確実に上達できる曲の練習方法

確実に上達できる曲の練習方法

ピアノをせっかく弾くのであれば、好きな曲やかっこいい曲が弾きたいと思いますよね。
そこでここでは曲練習のポイントをご紹介します。

難しすぎる楽譜を選ばない

曲を弾くときに、必ず最初にするのが楽譜選びです。
楽譜は同じ曲でも難易度やアレンジが違う楽譜がたくさん販売されています。

自分のレベルよりも難しい楽譜を選んでしまうと、少し弾くのも大変な状態で挫折の原因になります。
楽譜は始めたばかりの入門レベルから初級、中級、上級に分かれています。

ポイント
レベルの目安は、ピアノを始めて3ヶ月未満は入門レベル、2年未満は初級を選ぶと良いでしょう。
そのレベルの楽譜が、練習すればミスなく弾けるようになったら1つ上のレベルに挑戦していきましょう。

左右は分けて練習する

曲の練習では、最初に「片手ずつ」動きを確認します。

最初の「上手くなるために必要なこと」でもお話ししたように、曲をスムーズに弾くためには、どの指でその音を弾くか決めることがとても重要です。

そのため両手を一気に練習すると、一度に考えることが多すぎて動きを覚えられません。
右手と左手を片方ずつ練習して、指の動きを覚えてから両手の練習をすると、結果的に早く曲が弾けます。

指番号を楽譜に書く

上の話と関わることですが、間違えやすい箇所は「指番号」を楽譜に書いてみましょう。
指番号とは左右の指にそれぞれつけられている1〜5の番号のことです。
指番号

指番号を書くことで、常にその指で弾くことが意識できるので、毎回弾く指が変わってしまうことを回避できます。

プロの演奏家も弾きにくいところには指番号を書いて練習してます。
みなさんも指番号を使って練習していきましょう。

曲は通して弾く練習と部分練習に分ける

曲を弾いていると、間違えるたびに曲を止めてしまうことがありますが、それではなかなかスムーズに弾けません。

人前で演奏したいと思っている方は特に、間違えても止まらずに曲を続けられることが「上手い」と思われるための重要な要素です。

そのため練習の時も、「通して弾く」と決めた時は間違えても止まらないで弾き切るようにしましょう。
その後に間違えてしまったポイントだけを部分的に練習すると効果的です。

曲の中にこだわりポイントを作る

曲の練習は「楽譜が間違えずに弾けたらおしまい」としてしまいがちですが、ピアノの本当の面白さは、楽譜が弾けるようになった後の「弾き込み」にあります。

  • 「ここはちょっと弱く弾いてみようかな」
  • 「ここは華やかな音で弾きたいな」
  • 「ちょっと音を短めに弾いてみようかな」 など

自分のこだわりの弾き方を考えることで、抑揚のついた素敵な演奏に仕上がります。
反復練習をすることで基礎的なテクニックも身に付き、確実に上達できる練習方法です。

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楽譜を早く読めるコツ

楽譜を早く読めるコツ

ピアノを弾く上で楽譜は必ず必要ですが、「楽譜が苦手…」という方も多いですよね。
始めたばかりの頃は読むのに時間がかかるので、どうしても練習時間の大半を楽譜に使ってしまいます。

楽譜がスラスラ読めるためには慣れも必要ですが、早く読むためのコツがあります。
ピアノを弾ける人がみんなやっている、楽譜の読み方をお教えしますね!

線の上の音を覚える

楽譜に書いてある音が、何の音か調べるためにドから数えて….としていると、とても時間がかかります。

音符に書いてある音が何の音なのか、素早くわかるために、下の図のようにト音記号、ヘ音記号それぞれの「線の上の音」を暗記してしまいましょう。

ト音記号は下から「ミソシレファ」、ヘ音記号は下から「ソシレファラ」です。

ト音記号、ヘ音記号

最初は楽譜の横に「ミソシレファ」と「ソシレファラ」を書き込みしても大丈夫です!
次第にパッと見てわかる音を増やしていくことで、楽譜を読むスピードを上げていきましょう。

1音ずつ読まない!

初心者の方は、1音ずつ楽譜を読んで弾いていると思いますが、実はこれではスラスラ演奏ができません。

実はピアノがある程度弾ける人は、楽譜を1音ずつ読むのではなく、1小節全体を見ながら演奏しています。
(小節というのは、線から線の間を1小節と呼びます)

ポイント
1小節の中で、音が上下にどうやって動いているか、右手と左手がどのタイミングで動いているかを、少し引いた視点で楽譜をみながら演奏しているので、スラスラ弾けているのです。

もちろん誰しもが、1音ずつ読むことからスタートして、徐々に視点を広げて読めるようになっているので焦らなくて大丈夫です。
そうやって読んでるんだな、ということをまずは知っておきましょう。

音名ふりがな付きの楽譜を活用

「楽譜を読むのが苦手..」.という理由でピアノを挫折してしまう人は、実はとても多いのです。
「楽譜が読めなくてピアノを楽しめなくなっている…」そんな方におすすめしたいのが、音名ふりがな付きの楽譜です。

「音名ふりがな」というのは、音符の上や下にドレミがカタカナで書かれている楽譜で、入門や初級の楽譜で多く販売されています。

これがあるとピアノを弾くことに集中できるので、私も初心者の方のレッスンでは積極的に使っています。

ポイント
楽譜はスラスラ読めるようになるまで半年ほど時間がかかりますので、最初は音名ふりがな付きの楽譜を使って、ピアノを弾くことと、楽譜を読む練習を別に考えるのがおすすめです。

1日1回は楽譜を見る時間を作る

楽譜は文字と同じように、見慣れれば誰でも読めるようになります。
ですが、楽譜は文字と違って意識的に見ようと思わなければ、日常生活の中で触れることがありません。

そこで1日1回は楽譜を見る時間を作りましょう。

ポイント
5分ほど眺めるだけでも大丈夫ですので、音符を手でなぞりながら音をイメージしてみましょう。
それだけで楽譜が読めるスピードが必ず早くなってきます。

独学ピアノのおすすめ練習方法

独学ピアノのおすすめ練習方法

ピアノを独学で弾いている方もいるかと思いますので、独学ピアノの練習方法も解説していきます!

ピアノ独学のポイントはズバリ「継続」です。
練習のモチベーションを保ったり、目標を作ることを意識的にしないと独学で継続はできません。
ここではピアノ独学の方に取り入れてほしい練習方法をお話しします。

必ず練習する曜日や時間帯を決める

練習を継続するためには、「◯曜日の夜はピアノを練習」「朝ご飯を食べたら10分はピアノを練習」のように、いつピアノの練習をするのか決めるのが効果的です。

何も予定を立てていないと、「今日は疲れたし、練習しなくていいかな…」とか「明日やろう」とか理由をつけてやらなくなってしまいます。

練習する時間を決めたら、「何があってもその時間は練習する。」と決めておくと継続率が大幅にアップします。
ピアノに向かうモチベーションが下がってきたなと感じている方は、ぜひこの方法を試してみてください。

YouTubeで原曲を必ずチェック

曲の完成イメージを必ず頭に入れてから練習すると、練習の効率を上げることができます。
そのためYouTubeをうまく活用して、弾く曲の原曲をチェックしてから練習を始めましょう。

曲がスムーズに弾けたら、原曲に合わせて演奏してみるのも一つの楽しみになります。
ドラムやオーケストラなど他の楽器の音を聞きながら練習すると、いつもと違う雰囲気が味わえて楽しいですよ!

動画をとってSNSに投稿

各種SNSでは、趣味で弾いている方の演奏動画がたくさん見られます。そこであなたも曲が完成したら動画を撮影して投稿してみましょう。
動画で演奏を客観的に見られるのも一つの練習になりますし、動画を撮影すること自体が目標の一つになります。

さらに投稿をみた人からコメントやいいねをもらい、交流することで同じ趣味の仲間ができるかもしれません。
そのようにピアノを弾く以外のところでも楽しみを見つけると、よりモチベーション高く練習に取り組めます。

ピアノ初心者におすすめの教本3選

ピアノ初心者におすすめの教本

ここまでで練習のコツは全てお話ししてきましたが、「何からしたらいいのかわからない…」という方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめの教本を3冊ご紹介します。

教本はステップに分けて必要な練習を提示してくれているので、教本を1冊やるだけでもピアノのテクニックが上達します。

ハノンピアノ教本

ハノンピアノ教本出典:Amazon

この教本の元となっている「ハノン」は昔から使われている指トレーニングの教本で、ピアノを弾くために必要な練習が全て詰まった教本です。

しかしハノンは初心者が取り組むには少し難しい本のため、初心者でもハノンの指トレーニングがしやすいようにアレンジしたのがこちらの教本です。

簡単に弾けるアレンジではありますが、ピアノのテクニックの基本が抑えられているので、上達したいのであればぜひ使っていただきたい教本です。

バーナムピアノテクニック

バーナムピアノテクニック出典:Amazon

バーナムは8小節ほどの短い曲の中でテクニックが習得できる教本です。
棒人間で動きが表現されていて、それをイメージしながら演奏することで弾き方をマスターできます。

子供用の教材として使われることが多いですが、大人でも楽しみながら練習ができます。

おとなのエチュード

おとなのエチュード出典:おとなのエチュード

初心者でも取り組みやすい難易度の短い練習曲が詰まった教本です。
長い曲では弾くことに精一杯になってしまい、テクニックの練習まで目を向けられないため、このように短い練習曲も合わせて取り組むのがおすすめです。

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まとめ

ピアノは「弾けた!」と思えるまで時間のかかる楽器です。
でもその分自分の思うように弾けた時の達成感が大きく、何年弾いていても「もっとうまくなりたい」と思い続けられる楽器です。

今の練習を楽しみながら上達していけるように、今回の記事がみなさんのお役に立てると嬉しいです。