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ワクワク幸せな練習

練習は好きでしょうか?私は余り好きではありません。練習しないでうまくなる方法ってあるでしょうか。楽しいワクワク幸せな練習があれば長続きするでしょう。

サックスはロングトーンから始まり、アルペジオ(和音を構成する音を一音ずつ順番に吹いていくこと)の練習をし、学んだフレーズを全てのキーで練習したり、例えば10分ずつ同じスケールを順番にやったり、メトロノームを1ずつ早くすると言ったような、絨毯爆撃のような練習方法でうまくなるとすれば、「時間のある人が勝ち」ということになりますが、その前に飽きてしまいますよね。

全部のキーで練習するなという訳ではありませんが、全てを習慣で補おうとする練習は、量的に無理があります。サックスに限らず楽器は、練習する時間がたっぷりある人だけが上手くなれるものでは決してありません。

もっと大事なのは、その習慣で補おうとする練習をしている間、自分が楽しいかどうかで、楽しく自分をワクワク幸せにできるならばその練習は正しい練習で、それを続けることによって更に上達します。楽しくない練習を積み重ねて、本番だけは楽しく演奏できる、なんてことがあるでしょうか?

私が師事した皆川トオル氏は松本英彦氏の弟子ですが、こんな話を聞いたことがあります。練習スタジオは二階に有った様で二階に上がる階段で松本英彦氏が練習している音が階段から聞こえてくるので、レッスン前にその練習を階段に座り込んで聞いていたことがよくあったそうです。

松本英彦氏程の著名なミュージシャンでも、同じフレーズを音量をだんだん強くしたり弱くしたり、テンポを変えたり、ビブラートをかけたり実に様々な方法で延々と飽きもせず繰り返して練習していたとのことでした。例えばジャズ特有のⅢ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴの様なコード進行で、コルトレーンのアルペジオの練習をしている様なソロもあれば、ロリンズの様に実にメロディックなフレーズのソロもあります。

私の場合はメロディックなフレーズが好きですので、最初はロリンズから入ってメロディックな「引き出し」を増やしていくことが練習の楽しみになってきました。ビバップ時代のフレーズが、ジャズ理論に実によく合致しているので楽しみながら「引き出し」を増やしたものです。

ジャズは即興演奏と言いますが、ロリンズでもコルトレーンでも同じ曲を実によく練習して「引き出し」を沢山持っており、「ジャイアントステップ」でも書きましたが、彼もレコーディングに何日も何時間も掛け、Take1からTake8までマスターテープが残っているそうです。

何がワクワク幸せな練習か人夫々かと思いますが、レッスンを通じてご一緒に追及していきましょう。

 

(2014年7月13日(日) 22:43)

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この記事を書いたコーチ

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