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テナーサックスの名演奏

「On a Slow Boat to China」で書きました通りジャズのために作曲されて曲もありますが、曲よりも演奏が重要で、同じ人が演奏してもTAKE毎に演奏が違いますから「ジャズは名演奏はあるが名曲は無い」と言われます。
John・Coltraneの「Giant Steps」は、それまでジャズの特徴であったコードの4度進行に対し、複雑に変化するコード進行(1コーラス16小節中に長3度という珍しい転調を10回行う)と、♩=240を超えるハイテンポでの音数の多いサックス・プレイ(シーツ オブ サウンドと呼ばれた)が話題となり、コルトレーンが従来のハード・バップから逸脱していることを示した曲ですが、明らかにジャズのために作曲された曲で、メロディーそのものは非常に単純なものです。そういった意味で私はJohn・Coltraneの「Giant Steps」は名演奏ですが名曲とは言えないと私は思います。

テナーの名演奏と題しましたが、あくまで私個人の好みによる名演奏ということになってしまいます。ジャズに興味を持つ前はムード音楽でSil・Austinの「It's a lonesome old town/白い夜霧のブルース」や「Danny Boy」、ペレス・プラードの「闘牛士のマンボ」や「マンボ No5」を好んで吹いていましたが、「On a Slow Boat to China」を聞き始めた頃からいわゆるスタンダードジャズ、コンテンポラリージャズと呼ばれるジャズが好きになりました。
4ビートのほかに、Stan・Getzのボサノバや 8ビートでWayne・Shorterの「Adams Apple等々)、Herbie・Hancockの「Cantaloupe Island」、「Watermelon Man」、「Maiden Voyage」等々も好きです。

ピアノの山下洋介氏の肘で鍵盤を叩く様なスタイルのいわゆるフリージャズや、John・ColtraneやMiles・Davisの様にある時期まではスタンダードジャズを演奏していましたが、年齢と共に演奏スタイルがどんどん変化してきて晩年の演奏は理解出来なくなってきましたが、この様な分野のジャズ?のご指導は出来ません。

Sonny・Rollinsは80歳を超える今でもデビューした当時と演奏スタイルが変わりません。同時期で同様の演奏スタイルの人には、Benny・Golson、Dexter・Gordon、Johnny・Griffin、J.Henderson、Gene・Ammons、Sonny・Stitt(彼はアルトも吹きます)、等々居り、夫々名演奏を残しています。

Sonny・Rollinsの演奏スタイルの後継者として私より7歳位若い Scott・Hamilton、更に若い後継者として Harry・Allenが居ます。何れもスタンダードを悠々と吹いています。

私のスクールの目指すところはこのスタンダードジャズが演奏できることです。各種楽器メーカ等の主催する「・・・音楽教室」も大概はこの辺りが最終ターゲットです。

若い演奏家からオリジナル曲もどんどん出されていますが、多くのミュージシャンの演奏スタイルは殆どがこのスタンダードスタイルが多いのではないでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=k1LzU7-qc6A

テナーサックスの名演奏テナーサックスの名演奏

(2014年6月22日(日) 23:52)

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この記事を書いたコーチ

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