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ジャンルの壁を越える表現 − ダブルジャンル奏法 −

音の構造の中で、ジャンルごとに何が違うのかを理解すると、音楽に幅のある演奏者になれます。同じジャンルの中でも、表現手段を格段に上げることができます。
「ぜんぶ同じ吹き方」を避けることができます。

音の構造の違いは、前回のADSRにそって考えていくことで理解できます。
まず最初のアタック、音の立ち上がりは本当に様々な種類がありますが、ある程度は各自の好みによって変えていくことができるということでした。
(アタックで大切になってくる「タンギング」については、別記事にてご紹介します。)
ディケイとサスティンについても、ある程度各自の好みで変えていくことができます。
しかし最後のリリース、音の終わり部分についてはジャンルごとで基本的ルールがはっきり違っています。
基本的ルールを抑えた上でリリースを変えるなら、同じジャンル内でも演奏に幅が出てきます。
名付けて、音の処理変換奏法。ダブルジャンル奏法です。

ダブルジャンル奏法は、その名の通り2つの音の処理方法から成り立っています。
1、ジャズ系リリース
2、クラシック系リリース

【ジャズ系リリース】
ジャズ系リリースでは、余韻が残らないようにします。音をなるべく張ったままにします。
張ったような音になるか、舌によって音を止めることによって処理します。
音の最後をはっきりさせることが、このリリースの特徴です。

【クラシック系リリース】
クラシック系リリースでは、余韻を持たせるようにします。ピアノやギター、打楽器のようなリリースにします。
跳ねるような音になるか、舌で止めない処理にします。
舌ではなく喉や腹などで止める感覚になるのが、このリリースの特徴です。


ジャンルの違う演奏を聴いてみると、音の処理の仕方が違うのがはっきり分かります。
そして同じジャンル内でも、この処理を使い分けることでワンランク上の表現ができるようになります。

僕は学生時代、「吹奏楽」というジャンルでトランペットを吹いていましたが、この「吹奏楽」、なかなか厄介でクラシック系の曲も演奏すれば、ジャズ系の曲も演奏します。
しかし多くの吹奏楽団体では、クラシック系リリースだけを目指すよう練習しているので、そのような状態でジャズやポップス系の曲を演奏すると「なんちゃってジャズ」のような演奏になってしまうわけです。
ですからそういった吹き方がはっきりしている曲は、そのジャンルの吹き方にしなければなりません。
さらに吹奏楽では、「コンサートマーチ」といった、どちらの吹き方にも落ち着かないような曲も多く演奏します。その場合は、メロディーのフレーズを考えて「張る音にするのか、跳ねる音にするのか」を分けていかなければなりません。

ダブルジャンル奏法は、演奏するときだけではなく、曲分析にも活用できます。
演奏する曲の、プロ演奏の曲を聞きながら、どの音がどちらの音の処理の仕方になっているかを確認することで、どのように吹けばいいかが分かっていきます。

そもそもジャンルというのはレコード屋さんが分かりやすくするために作ったものですが、「私はこのジャンルが好きだから」と言って同じような音楽しか聴かないのであれば、同じジャンル内でも音楽表現が狭くなっていきます。
「こんな音楽は邪道だ!」なんて言わずに、様々な種類の音楽、様々な奏法を聴いていきましょう。

 

(2015年12月12日(土) 4:15)

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