全国5万人が受講している「サイタ」

トランペット教室・レッスン

トランペット教室・レッスンを選ぶ

初回60分無料体験OK

まずは60分の体験レッスンからスタート。
無料で実際のレッスンを体感できます。

月々4,300円〜の低料金

先生ひとりじめの個人レッスンを、この価格でご提供。レッスンは全てプライベート形式の60分間です。

通わない月は0円

曜日と時間を選べるので、
無理なくマイペースに通えます。

詳しくはこちら

音楽教室トランペット教室静岡 まーにーのトランペット教室 スクールブログ 音色とは顔

音色とは顔

人には必ず、顔があります。
たとえば、初めての会う人とはあいさつをしますが、必ず顔を確認します。顔を確認しなかったら、初めて会う人なのかどうかも分かりません。無意識的に顔を確認しています。

音色も、それと同じです。初めて演奏者が音を出すとき、まず注目されるのが音色です。どんな演奏を続けていくか、テクニックはどうなのかが評価される前に、無意識的に音色が確認されています。

演奏者の音色は、俳優やアイドルに例えると顔だと言えます。
多少の演技不足や技術不足があっても、顔が良いと、大体はおおめに見られたり、ちゃんとファンがついたりします。
演奏者も、音色が良いと、他の点で劣っていても、評価されたり、好かれたりすることがあります。

学生時代の僕は、音色がどれほど注目されるかを知りませんでした。そして、音色が良くないと思う時は、すべて仕方のないことと考えていました。
先輩たちや上手な同級生たちと混ざって吹いていたとき、どうしても周りと比べて音色が悪いということが多くありました。その理由を考え出すと、安い楽器を使っているから、経験年数が違うから、好きな音色がそもそも違うから、などなど、言い訳をいつもしていました。

たしかに言い訳に、一理あったかもしれません。でも、自分を正当化していただけでした。
僕は、いつでも自分は間違っていないと思っていました。学校が閉まってからの夜間練習を始めたときは、上達しない人間は努力や練習量が足りないのだと思いました。学校が朝開く前に、誰よりも早く到着していたときは、上達には気合いが必要だと思いました。いつでも僕は、自分は何一つ間違ったことはしていないと思っていました。

あるとき、ソロのコンクールに出場する機会がありました。それまで自分以外に評価されない音色に嫌気がさし、音色を変えよう、良くしようと音色を学び始めました。そのときに学んだことが、音色の原則です。
音色の原則とは、
原則1.「音色は響く環境によって変わる」
原則2.「音色は音の出始め(アタック)によって変わる」
ということです。
ホールでの本番演奏にあてはめると、「音色は、ホールの響き具合によって変わる」ということです。
原則2については次回取り上げます。

僕は音色が評価されない当時、自分の音色の調子が良かった時は、自分の吹き方や息の使い方など、練習の成果だと思っていました。そして自分の音色の調子が悪かった場合だけ、その場所の響く環境が悪いせいだと考えていました。
音色が悪い場合は環境のせいにするのに、音色が良いときだけは、環境ではなく自分の努力の結果だと考えていました。

僕が音色が評価されない演奏者から、少し音色を武器にできるようになれたきっかけは、「音色が良いのは、吹いている場所や空間の響く環境のおかげだ」という認識に切り替えたことです。
音色が一気に良くなるときは、良い響きになる場所で吹いたときであると考えることで、練習法を見つけることができました。
その練習法は、本番演奏のホールで吹くまで、全く響かない環境で練習し続けることでした。

僕は学校が閉まった後には、夜間練習が可能な大きな空間の練習場所で練習していました。とても良く響く場所でしたので、気分良く吹くことができます。でも、それが音色向上には逆効果でした。
知り合いの協力を得て、夜間練習が可能な大学の個室の練習室を使うようになりました。ピアノがギリギリ一台入る大きさの部屋でした。全く響かず、自分の音が本当に下手に聞こえました。そこで練習する度に、自分の音を聞く度に落ち込みました。でも、音色向上にはとても効果的だったのです。
ソロのコンクールに出場し、一緒に控え室で音出しをしていた学生と本番後に雑談すると、「最初に音を聞いた瞬間、"ああ、負けた"と思ったよ」と言ってくれました。ついに評価される音色となることができたのでした。


ーーでも、練習できる場所って限られるじゃん。
あなたはそう思うかもしれません。たしかに、自由に音が出せて練習できるところはあまりありません。さらに、響かない所となると、探すのが大変かもしれません。
しかし、どうせここでしか練習できないと思ったら、何もそこから音色は上達することはできません。自分の第一音の音色だけで評価されるということもないでしょう。

音を吸収する物を利用するという方法もあります。僕が学生時代に学校の大きな部屋で練習していたときは、カーテン付近に行くか、部屋の隅に向かって吹いていました。どうしても響いてしまう場所なら、耳栓をして吹いていました。

良い環境で吹いている限りは、本当の自分の音色を知ることはできません。
響かない環境で吹いて初めて、自分の音色の本当の容姿が見えてくるはずです。






 

(2015年11月29日(日) 0:43)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

”練習の技術”を活かして的確なアドバイス!熱意を持って指導します

ブログ記事 ページ先頭へ