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ウォームアップのいろは

ウォームアップには2つのルールがあります。あなたが楽器を出して練習を始める前の準備運動の時に、気をつけるべき点です。
※この記事では、ウォームアップの内容については触れていません。どんなウォームアップにも関係する事を考えていきます。


ルール1 疲れることはしない

簡単に言うと、難しいと思う内容はしないことです。ウォームアップは、練習ではありません。
そして、パフォーマンスの場でもありません。吹けるようになってきて、まわりに人がいる時ほど、注意が必要です。

例えばこんな場面です。あなたがコンクールで音出し室に入ったとします。そこで、あなたがウォームアップを始めます。
すると、まわりのトランペット吹きが、あなたが吹いているような内容でさらに難しいことを吹き始めます。そうすると、さらに別なトランペット吹きは、とても高い音を爆音で吹き始めます。するとさらに別のトランペット吹きは曲の難しい部分を吹き始めます...。
こんな状況だったら、あなたはおそらく不愉快になるはずです。僕なら、眉間にシワを寄せてしまうかもしれません。

「そんな子どもみたいなことしないよ」と、あなたは思うかもしれません。でも、まわりに沢山ライバルがいる状況で、その日の演奏のために多くの月日をかけて練習してきた状況で、まわりの人たちを全く気にせず冷静でいるのは意外と難しいことです。
まわりの人たちが、自分より上手に聞こえても、自分より下手に聞こえても、注意が必要です。
音色を比べたり、テクニックを比べたり、曲の難易度を比べたり。
詳しくはまた別の記事で取り上げますが、他人の演奏に勝とうと思ってしまうと、演奏や練習の質は落ちてしまう結果になります。

過去の僕の事例を紹介したいと思います。僕がソロのコンテストに出場したときです。
当時、演奏本番までのコンディションもあまり考慮出来ていなかった僕は、本番2日前に無理な練習をし過ぎて唇が完全に腫れ上がってしまいました。本番前日、真ん中のドの音よりも高い音が出ないという絶望的な状況になり、本番当日になっても唇の腫れは治りませんでした。
音出し室に入ると、まわりには音楽科の学生や音大を受験するような人がいました。楽器は違いましたが、とてもテクニカルなフレーズを目の前で吹いていました。
そこで僕は、どうしたか?
僕は、自分のことで頭がいっぱいでした。唇の腫れのせいで前日も、当日も全くトランペットを吹いていないという状況でしたから、自分の状態だけに集中していました。
「チューニング室に移動の10分前になるまで、吹いてはいけない。まだ我慢、我慢だ。」
「よし、そろそろウォームアップを始めるか...でも吹き過ぎてはいけない。ちょっとずつ、ほんのちょっとずつ吹ける状態にしていこう。」
結果、唇の腫れの影響で音程は少しズレてしまいましたが、前日は全く出なかった音域のオクターブ上も出て、緊張し過ぎることもなく演奏に集中することが出来ました。

もし、僕がウォームアップの段階でまわりの人たちを気にしてしまい、無理に難しい内容を吹いていたら、さらに調子を崩してしまっていたかもしれません。まわりに上手な人がいる状態で、もしくはあまり上手ではない人がいる状態で、あまりにも簡単な音を吹いているのは少し恥ずかしいものです。
僕は、自分がどうすれば一番調子の良い状態になれるかを考えて、とても簡単なウォームアップだけを行いました。
あなたが勝ち誇ったかのように、僕ってすごい上手に吹けるでしょって、ドヤ顔しても、平然な顔してカッコつけても、テクニックや音域をひけらかしても、得られることは何もありません。失うことばかりです。
たとえ曲の確認をしたかったとしても、本番直前になって演奏確認をするよりも、良い調子にもっていけるウォームアップをした方がいいはずです。
ウォームアップは誰かとの勝負ではありません。何かをアピールする必要もありません。ウォームアップは、自分の調子を整えることが目的。疲れることはしないことが重要です。



ルール2 自分の状態を確認しながら進める

あなたがウォームアップをするときに、気をつけるべき点はもう一つあります。それは、自分の状態を理解し、確認しながら進めることです。

例えば、"音域を広げていく"ウォームアップと"フィンガリング(指使い)を滑らかにする"ウォームアップの2つをする場合、
「まず音域を広げていこう。...ここまでで、何か不調な点はあるかな?」
「フィンガリングを滑らかにしていこう。...ここまでで、いつもと違う部分はあるかな?」

このように随時、自分の状態を理解しているか確認することが必要です。
あなたは「メタ認知」というのを知っていますか? 自分で自分のことを客観的に把握し認識する能力のことです。
自分で、自分自身のことの指導するつもりで、状態を認識できるようにしましょう。

少し場面を変えて、考えてみましょう。
あなたが車を運転するとします。そのとき、毎回車に乗るたびにボンネットを開けて"エンジン"や"バッテリーの電圧"を確認しますか? ほとんどの場合、しないはずです。
「メタ認知」の能力が低下していると、これと同じことがトランペットでもあり得ます。

ウォームアップの目的を理解していない人は、自分の状態をわざわざ確認しません。その内容を吹くことだけ
に意識がいっていると、そうなりがちです。
そうなるとどうなるか。「よく分からないけど、吹けてるし、まぁいっか」と、何も考えない練習への一歩となるわけです。

ウォームアップで大切なことは2つ。疲れる練習をしないことと自分の状態を確認しながら進めることです。
ウォームアップのときは、2つのルールを思い起こしてみてください。それが、本当の自分自身への配慮であり、まわりへの配慮です。疲れることなく調子を確実に上げていくことが、ウォームアップの目的です。


 

(2015年8月11日(火) 3:24)

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この記事を書いたコーチ

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