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初心者は本気で吹くな

初心者は本気で吹いてはいけない理由があります。
今回は、観客に対して本気で吹いてはいけない理由と自分に対して本気で吹いてはいけない理由についてお話しします。



◆観客に対して本気で吹いてはいけない理由

演奏者A「これから演奏する曲は、初心者の僕にとってはとても難しい曲で、細かいフレーズや音の跳躍が大変なんですよ。しかも始めから終わりまでずっと吹きっぱなしなので、正直いっぱいいっぱいですが、なんとか頑張って吹いてみます。」

演奏者B「これから演奏する曲は、皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれないあの映画の曲です。この曲が流れる映画のシーンでは、主人公とヒロインが楽しく踊っている場面で、その楽しさを表現した曲です。よろしければ皆さん手拍子をお願いします。」


あなたが観客なら、どっちの演奏を聴きたいですか?
演奏者Aも演奏者Bも同じほどの演奏技量だとすれば、どちらの演奏の方が楽しめますか?
当然、演奏者Bでしょう。

実際は上手な演奏を聞かせてくれるなら、どちらでもいいかもしれません。
また、友人やよく知っている人達の前で演奏するなら演奏者Aのようでもいいかもしれません。

でも、初めて会う観客の皆さんにAのような余裕のない態度を取るのは、よくありません。
余裕がないということは、観客からしてみれば楽しませてくれない可能性があるということです。
それに、「本当に大変な曲ですが、なんとか頑張ります」という言い方は、
一部の観客には「またまたそんなこと言って~、そんな曲に挑戦したなら本当は吹けるんでしょ」と思われる事もあります。それに、技術的な事ばかり述べると、観客はそこに集中して聞くようになります。つまり、自分でハードルを上げているという事です。

「あまり上手ではありませんが」という挨拶程度なら結構ですが、本当に努力して本気で吹いていることをアピールする演奏者がいます。


本当の一流は、努力を見せません。
本当の一流は、難しい演奏を簡単にやってのけるように演奏します。

もし、初めて会う人達に演奏するのであれば、
「この曲、頑張って本気で練習してきました!」なんて、言わないでくださいね。
あなたが目指す音楽は、批評家に聴かせるための音楽ではないはずです。
初めて会う観客の場合は、あなたが練習を頑張って本気で演奏していうから評価するのではなく、結果としてどんな楽しめる音楽を提供してくれたかを期待しています。


実は僕自身、典型的な演奏者Aでした。
頑張って吹いていることを観客に知って欲しくて、何かと言い訳を言い、演奏ミスをする度に不機嫌な表情をする。
おそらく聴いているお客さんも楽しくないですし、何より自分自身が一番楽しくない演奏をしていました。

一度ミスをした演奏は、修正することは出来ません。
本当にお客さんに楽しんでもらいたいと思っているなら、どんなに恥ずかしくても、さわやかに格好良く、が観客のお客さんへの配慮です。
どうしようもないほど演奏がミスだらけだったなら、笑ってしまうくらいの方が、いいかもしれませんね。




◆自分に対して本気で吹いてはいけない理由

あなたは、自分の演奏技術に自信がありませんか?
自分に対して本気で、つまり余裕がない状態で楽器を吹いてはいけません。


その理由の前に、次の式を見て下さい。


演奏(Performance) = 潜在能力(potential) - 障害(interference)


これが、演奏の方程式と言われるものです。

潜在能力の中には、演奏技術が含まれます。
そして、障害の中には色々とありますが、自信の無さによる障害も含まれます。

大抵の演奏者は、うまく演奏ができない間、自分の頭の中で自己批判的な会話が続いていたのをはっきり覚えています。
どんなに演奏技術があっても、自信が著しく欠如していれば、演奏の質が悪くなるということです。

では、演奏技術もあまりない初心者が、自信がなくていっぱいいっぱいになっていれば、どうなるでしょうか?

当然、残念な演奏になります。


自信があればあるほど、演奏の質を下げる要素は無くなります。


ここからも分かるように、あなたには自信が必要です。演奏の質を上げるためには、自分に対する批判的な要素を少なくする必要があるからです。
そうすれば、演奏がうきうきする、喜びで溢れるような感覚を味わうことが出来ます。


「でも、僕は自信が持てないんです。」
あなたも、そう思いますか?
僕も、そうでした。


では、どうすれば自信が持てるでしょうか。
ほとんどの演奏者は、演奏が成功することによって自信が持てると言います。
しかし、演奏が成功するためには自信が必要です。

一体どうすればいいのでしょうか。
どうすれば、この悪循環から抜け出せるのでしょうか。



いくつか方法がありますが、一番大切な方法は意外と単純です。


音楽を楽しむことです。



僕は以前、あるソロの曲を練習していました。
音や強弱などは正しく吹けるように練習していましたが、本番になるとどうしても自分にいっぱいいっぱいになってしまい、うまくいきませんでした。
そこで、音楽経験の豊富な伴奏者が曲の構成の解説をしてくれました。
「ここのメロディーの音は嬉しい感情のように聴こえるが、伴奏と重ねると実は悲しい面を含んでいるんだ。まるで悲しい気持ちをもっているけど、笑顔で話しているように。」「この音の跳躍は、変化をもたらしたいという気持ちを表している。明るい響きに向かっている音だね。」
僕は、その曲の中で変わっていく雰囲気と情動に合わせて、物語を想像しました。演奏中に心の中で物語を思い浮かべてみました。
すると、本番でも自分の演奏に対する批判的な会話は薄れ、前よりずっと自信に満ちた演奏をすることができたのです。


どんな曲にも、意味を持たせることが出来ます。もともと特定の雰囲気やストーリーを音で表現するために作られた曲もありますし、そうでなくても、自分で意味を持たせることが出来ます。
曲の構成の分析は初心者の方には難しいので、先生に聞いてみるといいですね。

そのように音楽を楽しんで演奏すれば、あなたに自信がなくても成功の体験をすることが出来るでしょう。

そのような体験を積んでいけば、自信も段々つけていくことが出来ます。





今回は本番の演奏に絞ってお話しましたが、この「本気で吹かない」というのは練習にも当てはまります。

「本気で吹かない」というのは、「演奏技術に本気にならない」ということです。
つまり、今吹いている本来の目的に集中するという意味です。

そのような集中すべき事に集中出来る力は、練習で行えば、練習効率をどんどんあげていきます。そして、どんどん上達していくことでしょう。

 

(2015年4月19日(日) 22:46)

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