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「私」を表現するとしたら・・・

<特派員時代のエピソードから>
 スペイン、ポルトガルによる征服の歴史と明るい太陽のもとで、日本的な奥ゆかしさとか謙譲の美徳などは育たなかったのでしょう。
 ちなみに、サラを落として割ってしまったとき、日本人だったらとっさに「スミマセン」と口から出てくるでしょう。丁寧な人は更に「私の責任です」などと追加するでしょう。それが日本人の美徳なのです。

でも、この美徳はラテン・アメリカでは必ずしも通用しません。こちらでは「セ・メ・カヨ・エル・プラト(皿が落ちてしまった)」と表現し、簡単に“自分の責任です”などというお人よしはいないのです。

 一方、日本語には名詞に「性」が無いどころか、複数形もありません。動詞も人称、単数・複数によっても変化しません。半面、同意語、同義語が多いことや尊敬語、丁寧語、謙譲語のややこしい区別があります。
 ちなみに、私、我、俺、僕、私、わたくし、ウチ、手前・・・と同じ自らを表現するのに、実に多くの用語が使われますよね。これらは、スペイン語なら「Yo」、英語なら[「I」の一語なんです。

 こうした言葉の違いが、思考形態、行動の違いを生み出してもいるのでしょう。

 

(2011年11月7日(月) 21:25)

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新聞特派員として40カ国巡訪!留学アドバイスも行う逸話満載のレッスン

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