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Quiquiriqui ya amanecio! キッキリキー!朝ですよ!

雄鶏が早朝に鳴く声を文字にしてみると、言語によって随分違いがあることに驚かされます。日本語ではコケコッコーと表現されるのに、スペイン語ではキッキリキー。その他、いくつかの言語での雄鶏の声の例を見てみるとますます面白いですよ。

フランス語 cocorico (ココリコ) 
英語coocadoodledoo (コッケドゥ―ドゥルドゥー)
韓国語Kokioo  (コッキオー)              
アラビア語Bak Bakbvagiir (バックバクバヒール)

これらは次に記すウェブサイトから引用しました。雄鶏以外にも色んな動物の鳴き声の擬音語を様々な言語で聞くことができて楽しいのでアクセスしてみることをお勧めします。
http://www.esl-languages.com/en/animal-sounds.htm

私のコスタリカ人の友達に日本語では犬の鳴き声をワンワンと言って雄鶏はコケッコッコーと鳴くんだよと教えると、「どうして?」と大笑いします。「雄鶏はキッキリキー、犬はグアウグアウに決まっているでしょう!」 お互い様ですね。

物が発する音を模倣したのが擬音語だそうですが、状態や感情などの音を発しないものを字句で模倣する擬態語と呼ばれるものもあります。ジロジロ、ヨチヨチ、ピカピカ、グズグズなどは擬態語です。スペイン語や英語と比較すると、はるかに日本語のほうが擬音語や擬態語が豊かなのだそうです。

確かに、動物の鳴き声や蒸気機関車の走る音などの擬音語はスペイン語で使用されることがあっても、人が泣く様子や川の流れ、風の吹くさままで擬音語や擬態語で表現することはなかなかありません。シクシク泣く、サラサラ流れる、そよそよと吹く、こう言った日本語の表現をスペイン語に訳すことは難しいのです。静かに泣く、穏やかに流れる、心地よい風が吹くなどと似たような意味に置き換えて訳すことは出来ますが、日本語の表現の豊かさを正確に伝えるのは不可能かも知れません。

スペイン語では擬音語や擬態語が少ない分、比喩で表現することが多いように思えます。

 Te llore todo un rio (君のために川が流れるほど泣いた、川が流れるほどの涙を流した)
Llueven perros y gatos (直訳すると犬や猫が降ってくるとなりますが、おそろしいほどの大雨が降っているという意味。)
Llueve pelo de gato (猫の毛が降るという表現ですが、霧雨のような細かい雨のことを表します)。
Duerme como un tronco caido (切り倒された木の幹のように眠る、つまり、ぐっすり眠る。日本語では泥のように眠るという表現がありますね。)
比喩と並んでスペイン語でよく使用されるのが誇張法(主張を大げさにする表現)です。例えば、
A la fiesta vino todo el mundo とは、直訳すれば「パーティーには世界中の人が来た」という意味ですが、もちろん大げさな表現で、沢山の人が来たことを表します。
とある男性が興味を抱いている女の人に次のようなメールを送ってくることもあります。
Te regalo el mar y la luna 
これは「君に海と月をあげる」という意味ですが、もちろん無理な話です。「君のためなら何でもする」と説得したいのです。日本人には歯がゆくてまず口に出せないようなセリフも、ラテン人の男性はしゃあしゃあと言ってくるのですから騙されないように!

Posdata (追伸):
Te llore todo un rio (君のために川が流れるほど泣いた)という例を上に挙げましたが、これはメキシコのManaというグループの曲名です。次のリンクで見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=IgQC-iM-U6Q&feature=related
そして、余談ですが、私の故郷コスタリカのアーティストが日本の被災地の復興を願って歌った曲の動画も是非見てみて下さい。リンクは下記の通り。
http://www.youtube.com/watch?v=Uw96n19k9HE

参考文献
INOSE Hiroko. La Traducción de onomatopeyas y mímesis japonesas del español al inglés: los casos de la novela y el manga (Tesis Doctoral). Universidad de Granada. 2009.
ウィキペディア フリー百科事典 http://ja.wikipedia.org

 

(2011年8月1日(月) 0:47)

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この記事を書いたコーチ

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