全国5万人が受講している「サイタ」

スペイン語教室・スペイン語講座

スペイン語教室・スペイン語講座を選ぶ

初回60分無料体験OK

まずは60分の体験レッスンからスタート。
無料で実際のレッスンを体感できます。

月々3,700円〜の低料金

先生ひとりじめの個人レッスンを、この価格でご提供。レッスンは全てプライベート形式の60分間です。

通わない月は0円

曜日と時間を選べるので、
無理なくマイペースに通えます。

詳しくはこちら

語学の習い事スペイン語教室埼玉 スペイン語 ラ・ティカ スクールブログ America...

Americano(アメリカ人)って誰のこと?

ハチドリという小さな鳥について聞いたことがありますか。きっとテレビで見たことがあると思います。とっても小さな鳥で、ホバリングしながら、つまり、枝などにとまらずに羽ばたいて空中の一点に留まりながら、花の蜜を吸う鳥です。アメリカ大陸だけに生息し、その種類の数は330ほど。世界最小の鳥もその一種で、マメハチドリという和名がつけられおり、体長5,7cm、体重1,8gという小ささです。このマメハチドリはキューバの固有種で、地元ではZunzuncito(スンスンシト)と呼ばれているそうです。小さな虫の羽ばたく音を表現するZunzunという擬音語から名づけられたのが伺えますね。

羽ばたきながら空中の一点に留まるだけでなく、上下左右どの方向へも自由自在に飛べる鳥はハチドリ以外にはいません。8の字を描くような羽ばたき方にその秘密があると言われますが、ホバリングするためにもう一つ大事なのが羽を動かすスピード。種類によって異なりますが、一般的にハチドリは一秒の間に50回から70回羽ばたくことができるのだそうです。花の蜜を吸うためにはもってこいの習性です。昆虫の蜂と同じような要領で花から花へと移動して蜜を吸います。

スペイン語ではハチドリのことをColibriと言います。飛び方がユニークであるうえに美しい色を持つハチドリはアメリカ大陸にしかいない、ということで、「私たちの住むこの大陸はハチドリにちなんでColubria(コルブリア)と名付けるべきだった」と主張する鳥類学者がいたという話を聞いたことがあります。

そもそもアメリカ大陸が名付けられたのはアメリゴ・ヴェスプッチというイタリア人の探検家の名前が由来となっています。コロンブスは新しい航路でインドに到着したのだと思い込んでいたけれど、ヴェスプッチは当時ヨーロッパ人にとって未開であったこの地域がアジアとは別の大陸であることに初めて気づいた人物でした。

アメリカ大陸を発見したのは誰であるかとその昔いろいろな論争が飛び交ったことでしょうが、探検家達が来る以前からこの大陸にはすでにマヤ文明やインカ帝国など人間社会が存在していたのだから、ヨーロッパ人が発見したもなにもないという意見を持つ人たちもいます。私もそのひとりです。誰かの名誉のために名づけるよりも、この地でしか見られない可愛らしい鳥にちなんで大陸を名付けたほうがロマンがあっていいなとも思います。

今更アメリカ大陸の名前を変えようなんて思いませんが、いろんな名前を想像するのは楽しいことです。しかし、アメリカという言葉についてひとつ引っかかることがあります。「アメリカ人」という言葉、スペイン語では男性ならばAmericano、女性ならばAmericanaと言います。大抵いつもこの言葉を使う場合、米国の国籍を持つ人を指すことが多いですが、アメリカは大陸の名前なのだから、「アメリカ人」はアメリカ合衆国だけでなくアメリカ大陸全体に住む人のことを意味するはずだと思います。ですから私は米国について話すときは単に「アメリカ」でなく、「アメリカ合衆国」と言うように心がけています。多くの日本人は「アメリカ」という言葉の使い方でそこまで敏感になることもないじゃないかと思うでしょう。しかし、植民地時代だけでなく、現在も政治や経済の戦略によって大国に支配されがちなラテンアメリカの国々に住む人々にとって、自分たちのアイデンティティを守るためには日頃の言葉の使い方も大事だと感じるのです。サルサの歌手として有名なパナマ人のRuben Bladesはそういった思いをBuscando Americaという曲で表現しています。スペイン語の勉強を楽しくするにはラテン音楽を聞くのも一つの手ですね。インターネットで動画を検索すれば簡単にアクセスできますよ。一度、聴いてみてください。

Americano(アメリカ人)って誰のこと?Americano(アメリカ人)って誰のこと?

(2011年7月22日(金) 22:34)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

大使館、JICA関係の通訳!牧畜専攻の先生と世界観が広がるレッスン

スペイン語 ラ・ティカ
高橋藍子 (スペイン語)

浦和・さいたま新都心・大宮・北浦和

ブログ記事 ページ先頭へ