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外国語歌曲等では、まず「自力」で訳してみましょう!

5月となりました!

この記事を書いている今、外では雨が降り、田んぼの方からは蛙の声がゲロゲロと聞こえてきます。
少し蒸し暑いので、扇風機の風を浴びながら、早くも初夏を先取りして満喫しております♪


はい、橋本尚平です。


今回は、外国語の歌詞のついた歌曲やオペラを歌うときの学習方法についてのお話です。


外国語で歌うときは、いったい何を歌っているのか、どんなシーンでどんな心境にあるのか、などを把握して歌う必要があります。

これは、「聴き手に伝える」ために大切なのもありますが、何より、芸術作品に対する「敬意」でもあります。

もちろん、私たちは日本人なので、外国語を完璧に腑に落として歌うことは困難かもしれませんが、きちんと内容と向き合って、その歌の中身を歌い上げようと「努める」ことは、プロ・アマを問わず意識すべきことです。


学習の途上では、当然私たちは言語の壁にぶつかります。
特に、あまり学んだことのない言語だと、意味を把握するのに一苦労ですよね。

とはいえ、「答え」はそこらじゅうにあります。

市販の楽譜の巻末には、たいてい訳が載っています。
ネットで検索をかければ、(マイナーな曲でなければ)訳を載せているサイトが出てきます。

極論すれば、言語初学者であっても、スラスラと予習を進めることができ、そのままレッスンにのぞみ、いざ指導者から「この意味は?」と問われても、パッと答えることができてしまったりします。

(「その作業すらしていなかった!」という方は、最低限そこをクリアしましょうね~♪)


しかしながら、その最低限の作業は、まだ理想的とは言えません。
たしかに表面上は日本語訳を用意できていますが、そこには「訳した」という行為がないのです。

訳すとは、辞書を引っ張り出してきて、一語・一句ずつ丁寧に日本語を当てていくことをいいます。
でもこれでは一文の意味がうまく成立しないので、一文、ひいては全文を俯瞰してからも、意味を整え直していくことになります。

そのとき、なるべく楽譜巻末の訳やネット上の訳は見ないようにします。
見てしまうと、自分の頭で考える力が身につかない上、その訳者の思考が入ってきてしまうからです。

ひとつの曲を自分らしく歌っていくためには、自分なりの「イメージ」が必要ですが、そのイメージの構築のためには自分なりの「解釈」、そして意味の「把握」が必要です。

となると、「自力で頑張って訳していく」といった作業が欠かせないわけですね。


慣れるまでは大変ですが、案外、歌に出てくる単語には、頻繁に出てくるものがあります。
学習の途上でそういったものを自然に身につけていくと、今日より明日の翻訳作業のほうが多少は楽になります。

作業が楽になれば、その分、内容を俯瞰する余裕も生まれてきます。


また、翻訳中、辞書に載っていない単語に出くわすことも多々ありますが、そういうのは、古い言葉や言い回しだったり、語尾が活用していたり、方言であったりします。

どうしても分からない場合、そこではじめて他者の訳を参考にしてみると良いかと思いますが、これも、慣れてくると勘が身につき、「僕の知ってるあの単語と似てるなあ」とか「おそらく元の形や意味はこうだろう」と見当がつきやすくなります。


最悪、日本語訳できなくても、向こうの言語として捉え、そこに何かしらの「イメージ」や「感情」があれば良いかと思います。私たちは翻訳家ではなくて演奏家なのですから!


・・・あまり長くなるのもあれなので、今回のお話は終わりです。
よろしければ、またレッスン等にて語り合いましょう♪


なお、使うべき辞書は、なるべく紙(本)の辞書がオススメ!
なぜかというと、開いたらたくさんの情報がバッと目に入ってくるからです。

似たような単語、不思議な単語、意外な意味や発音・・・といったさまざまな情報が入ってくるので、知らないうちに、それらが脳内で有機的に紐づけられることがあります。

そういえば、紙のニオイとかも大事です。
脳では、ニオイをつかさどる部分が、記憶や感情をつかさどる部分と直結しているそうですよ(^^)

おっと!この調子では長話になりそうです。
以上です。

 

(2018年5月3日(木) 2:27)

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