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ワープ将棋

 こんばんは。将棋コーチの西村幸喜です。
 今日は、私が小学生時代に考案した将棋についてお話しします。

 その名は「ワープ将棋」です。考案したのは、今から33~34年ほど前で、私が将棋をはじめて少しくらいの頃です。
 ワープ将棋のヒントは、当時テレビ放送していました「オレたちひょうきん族」です。ビートたけしと明石家さんまの2人で人間将棋をネタとしたコント(タケちゃんマン)があり、玉が将棋盤の外、つまり場外に出るのを見たのがきっかけです。
 明石家さんまの玉が場外に逃げたが、場外にいたビートたけしの飛車が居て玉が取られるというオチだったと記憶しています。

 では、その考案した内容ですが、使用する道具や駒の初期配置【図1】、ルールは本将棋と同じです。ただ、1つだけ異なる点がございます。
 それは、盤面の左右が繋がっているというものです。場外ではなく、盤面の反対側に動けるというものです。
 イメージは、フレキシブルな将棋盤の横端同士を繋げて筒状にした感じです【図2】。左右間でワープができることから、このように命名しました。
 (ちなみに、上下は繋がっていません。上下が繋がりますと、先手の玉で後手の玉が取れますので、先手必勝となり、ゲームが成り立たなくなる為です。)

 ワープ将棋の面白さは、左右が繋がっている前提で次の1手を考えなければならない点です。(以下、▲:先手【自分側】、△:後手【相手側】)
 例えば、初手▲9六歩とします【図3】。本将棋ですと、角は次に▲9七にしか動けませんが、ワープ将棋の場合は左右が繋がっていますので、▲1六や▲2五、▲3四、▲4三にも動けます。つまり、後手は▲4三を受ける手を視野に入れなければなりません。本将棋には無い点です。

 桂馬ですと、例えば、▲9七の位置にある場合、本将棋ですと▲8五にしか動けませんが、ワープ将棋の場合は、左右が繋がっていますので、1五にも動けます【図4】。この場合ですと、△8五の銀だけではなく、△1五の金も取れる金と銀の両取りです。

 飛車の場合ですと、例えば、▲2五に飛車があり、▲4五に自分の歩があります。この場合、本将棋ですと、図の範囲でしか動けませんが、ワープ将棋ですと反対側の▲5五まで動くことができます【図5】。つまり、△5五の角を取ることができます。更に△2二の角も取れますので、どちらかの角は取れるように見えます。この場合、△3四歩と受けることで飛でどちらかの角を取っても、もう片方の角で飛が取られます。

 極めつけは、穴熊囲いが弱いということです。なぜなら、反対側が薄く、反対側から攻められると簡単にやられるからです。
 例えば、【図6】の局面は、▲7四角と打つと△1一玉と△5二飛の両方が取れる王手飛車です。この場合、△9二香以外に玉を守る方法はありません。
 ですので、囲いは片方だけを厚くするだけでは不十分な場合があり、両サイドを意識しなければなりません。
 裏を返せば、玉が反対側に逃げることができます。端攻めという感覚が薄れ、反対側攻めといった具合です。ワープ将棋ならではの攻め方です。

 経験上ですが、ワープ将棋は、比較的早い段階から戦いが始まります。
 玉を端に寄せて囲っても反対側から攻められます。囲いは、中住まいあたりが無難なのでしょうか・・・
 しかし、当時の私は、中飛車の中央突破でした。下手に歩が突けません。角がどこからにらみをかけているか慣れるまでわかりにくいからです。
 ただ、斜め方向からの攻めに対する注意力を養うのには、良かったと感じています。

 如何でしょうか? たった1つルールが増えただけで随分と指し方が変わるかと思います。
 機会がございましたら、皆さんも是非、ワープ将棋を試してみて下さい。新たな楽しみ方や思考が発見できるかもしれません。

 では、今日も楽しく将棋を指しましょう!

ワープ将棋

(2018年3月6日(火) 19:07)

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