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合格への道

 私は昭和43年3月、過去のすさんだ生活を清算すべく、転々としてきた勤めをやめ、人生最後の起死回生として、税理士を目指すことを決意した。
初めて「簿記」というものにふれ、自分の全生活をそこに投入させた。その年の6月、日商3級、2級を受験し、満点で合格し、11月日商1級を受験した。私は大学を中退していた為、
税理士の受験資格がなかったからである。しかし、1日の全てを1級の勉強にかけた4か月間の努力は、試験当日全く無残に敗れ去った自分を発見しただけであった。工業簿記、原価計算、この2科目は、もはや私に一片の合格への希望も残してはくれなかった。自暴自棄になりかける自分の気持ちをすりかえる為に、12月浅田会計事務所へ就職した。
 あくる年1月、日商検定1級の合格発表の日、私は最後のはかない望みをたくして、商工会議所の前に立っていた。小さなあまりにも小さな紙切れに張り出された、たった14,5名の合格者の中に、私の受験番号を発見した時、私は、何度受験票を照らし合わせた事だろう。天国から地獄へ転落するかもしれない恐怖の中で。そして、商工会議所に飛び込み、私が大阪商工会議所管轄内で、最高点で合格している事を発見した時、電車がある事すら忘れ、事務所まで30分、走り続けた。
 私はやった、税理士試験の受験資格を得たのだ。私はいつでも税理士試験が受けられる。学歴のない私が、初めて自らの力で社会に再復帰するパスポートを得たのだ。当初1年半で一括合格を目指した私は、1級受検の痛手の為に3か月間空白の時間を過ごしてしまっていた。もう3月、あと5か月で税理士試験、1級までの学習はしていても、私は税理士科目の勉強は皆目していなかった。私はあせった、でも心の中で税理士試験はいつでも受けられるのだからと必死に言い訳を繰り返していた。
 そして、ある日「税経セミナー」の”税理士に合格するために”という特集記事を読んだ瞬間、安易に初心から逃れようとする心にイナズマのように走ったものがあった。「簿記500時間、財表500時間、法人500時間、所得500時間、相続300時間-合格圏内に到達する為の勉強時間数」私は、税理士5科目一括合格に対する確信をもつ事なく過ごしてきた1級合格の2か月の後、全科目合格への精神的バックボーンを、この時間の羅列の中に発見したのだ。私は必死に計算した。事務所を退職し、試験直前まで、1日何時間勉強すれば、この2300時間を達成することが出来るかを。
 それから5か月、私はセックスの悩み、恋へのあこがれ、たえず繰り返される勉強への不安、年齢27歳で母親に食べさせてもらっている社会人としての無力感、そんな不安定な精神状態の中で、私はかたくなに2300時間をひたすら信じた。後半、40分を1時間、さらに30分を1時間と計算する欺瞞をしてまで、私は2300時間を最後まで守り通してきた。
 そして私は、その年、5科目一括合格という、新たな社会復帰の精神的支えを獲得した。
合格を知った日、私は長く苦しい勉強を繰り返してきた部屋で、机の上に2本のビールを置き夕暮れのさびしい明るさが消えていく中で、ただ一人ビールを飲み続けていた。
 人間は、生きていかなければならない。ただひたすらに! 過去の己自身の生きざまの集積が現在の行動の中に形成されているはずである。私が過去に税理士を目指したように、今、貴方が税理士を人生の目標としているのは、自分の現状に対する、言うに言われぬ憤りがあるからではないだろうか。
 自分の人生は、自分の力で創造していくしかないのである。今、自らがおかれている環境の許す範囲の中で2年、3年かかろうが、心の中に沸き起こった”税理士”へのあこがれを堅持し、さらに長い将来の生活を生き抜く、己の武器を手にされる事を心から願っている。

                      高瀬建一著「合格への道」からの抜粋

 

(2014年6月6日(金) 12:52)

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この記事を書いたコーチ

コンサルタント会社を経営するベテラン講師。一発合格のための学習法を伝授

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佐藤和之 (社会保険労務士)

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