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記号は何のためにあるのでしょう?

楽譜を見ていると、
音符以外の記号が、ちらほらありますね。

たとえば、<(クレッシェンド=だんだん大きく)とか、
p(ピアノ=弱く)、またはf(フォルテ=大きく)とか。

これを単なる音量を示す記号と考えるのと、
作曲家のメッセージと考えるのでは、
演奏したときに大きな違いが出てきます。

たとえば、声で考えてみましょう。

みなさんが声を大きくするのはどんなときですか?

遠く離れた人に声をかけるとき。
怒って相手に怒鳴っているとき。
悲しくて号泣しているとき。
愉快で大声で笑っているとき。

大きな声には、ざっと考えてもこれだけの
バリエーションがあります。
実際はもっとたくさんの種類があるでしょう。

逆に声が小さくなるのはどんなときですか?

自信がないとき。
元気がないとき。
悲しくて泣いているとき。
怒りがこみあげてきて間もないとき。

などなど、これもさまざまです。

ここで気がついたことはありませんか?

同じ、悲しくて泣いている、という状態でも、
人間は時と場合により、
号泣して声が大きくもなれば、
あまりに悲しすぎて声にならないということもあるのです。

同じように、声が小さくても、
強い怒りを持っているときもあるものです。

そして、楽譜に書かれたp、fの記号にも、
声と同じように、一つ一つ異なる意味合いがあるのです。

もちろん、最初は音をたどるのが精一杯で、
そんなことに気を配る余裕はないでしょう。

でも、p、fの記号の意味を、
単なる強弱ではない、と知っておくだけでも、
曲の仕上がりは全然違ってきます。

ちょっとしたことだけれど、
意識するのとしないのでは、
大きく違ってくるというのはよくあること。

みなさんも、頭にとどめておいてくださいね。





 

(2013年12月19日(木) 17:47)

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この記事を書いたコーチ

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