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創作のために試みる発想法の副次的効用。

先日、三題噺で高座に上がりました。
三題噺とは、お客様から三つのお題(言葉)をいただいて、それを盛り込んだ噺を即興で作るという遊びです。
もう少し細かく言うと、三つのお題のうち、一つは人物を表す言葉(職業や肩書きを表す言葉や酔っ払いなどといった言葉であれば、言葉固有名詞にこだわりません)、一つは場所を表す言葉(これも固有名詞にこだわりません)、一つは事物を表す言葉であることが求められます。
難しいように見えますが、理由をつけてその人物をその場所に連れてくればいいということに、最近、気がつきました。

そうは言っても、限られた時間内に三つのお題を関連づけて、オチまで考えなければならないので、プレッシャーがかかることに変わりはありません。
ただ、この制約の中で創り出さなければならないという緊張感が、私には心地よく、それが、小説を創る上での、脳の刺激にもなっておりますが、
「ああ、そうか! その人そをこに連れてくればいいのか!」
と気づく瞬間が、それ以上に脳にはいいのかとも思いました。

その季節に関わる何かに注目し、季語から発想を膨らませて五七五の定型に収めなければならない俳句も、脳みそのトレーニングにはいいようです。
俳句は、感動のその瞬間を切り取る、風景、心情を読む、というところがその本質ですが、物語を創造させるような切り口で考えると面白いのではないかと思って創り始めた俳句が、自分だけではなく、読み手の脳も刺激しているように感じます。

読書はもちろん、映画や芝居を見ることも、誰かと話すことも、創作を試みる者には欠くべからざることかと思いますが、制約の中で何かを生み出すという試みも必要ではないかということを中心に書こうと思いながら、実はこうしたことが、老化を防止しているのではないかということにも、気がついた先日の落語会でした……

 

(2019年2月5日(火) 11:38)

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