サイタ趣味の習い事言葉/文章講座小説愛知 小説指南 スクールブログ 物語の発想と膨...

物語の発想と膨らませ方(5)

「イカロスの翼(仮)」を作っていくシリーズ第五回。今回は今までの行程を実際のアプリ「Story Editor」に落とし込んでいく実技の解説。
このソフトはアウトラインプロセッサという企画や物語などを作っていくツールで、みなさんおなじみのMSパワーポイントもこの一種である。パワーポイントのアウトライン表示がまさにそれ。
私の愛用する「Story Editor」、実はWindows7以降は未対応になっている。ただし使えないわけではない。インストールに際してインストーラーを使う場合が未対応なので、プログラムフォルダ自体をダウンロードしてパソコンの任意の場所(デスクトップとか)に解凍し、フォルダの中の起動ファイル(拡張子が.exeのもの)を直接クリックすればよい。起動ファイルのショートカットをデスクトップに貼っとけばいいわけで、プログラムの起動をOS(Windows)に依存させないわけだ。

さて、起動した画面が(左)である。画面左にツリー表示されている。それぞれの要素をノードといい、その選択したノードの中身が右の大きな画面に表示される。まずは、登場人物の一覧が登録されている。
次の画像(右)があらすじノードを登録したところ。このノードの下位に各章のノードを登録する。その章の下位のノードにシーンを登録し、思いつきや防備メモや説明の文章を徐々に作品の文章に磨き上げていくわけである。このノードは順序の入れ替えもレベルの上下も自由にできる。新たなシーンや章の追加もできる。

折に触れプリントアウトして読み直したりしながら完成に近づいていくわけである。実際には、短い作品などは、このプロセスは脳内ですませてしまうのだが、この講座では、その思考プロセスを可視化するためにこれを使っている。昔は映画製作のシナリオ作業で、箱書きというカードを使う方法でストーリーづくりをしていたと聞く。チーム作業では当然イメージを可視化しないと共有ができないのでこのような方法を採るのだろう。
現代、チームでストーリーを作らなければいけないゲーム制作などの現場ではどのような方法やツールでストーリーを作っているのか興味がある。
私の知り合いのテレビ番組制作者やゲームに関わっている関係者の方も、ちょくちょくここを読んでいるらしいので、忘れないように、この場を借りてお願いしておこう。
「一度、教えてください」(いっぱいやりながら)

物語の発想と膨らませ方(5)物語の発想と膨らませ方(5)

(2015年3月24日(火) 10:29)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

ブログ10万人訪問、著書の受賞歴あり!小説作りの楽しさを伝授します

新着記事

 今回は、自分では意識していなかったが他者から指摘されて気づいたテクニックについて。 例文はまたしても拙著「不死の宴」から。  空は青く白んでいるが、昇ったはずの太陽はまだ山の向こうだった。諏訪神社上社の前宮は、まだ山の陰に入っていた。  守矢みどりは分室での夜勤を終え、帰宅前の前...

 今回も拙著「不死の宴・第一部・終戦編」の一部を引用して、作家が文章を書くときに考えていることを解説する。  まず最初に初稿の段階の文章をお読みいただきたい。舞台は昭和十八年の九月だ。 以下  上諏訪町の駅に列車が到着したのは午後一時を過ぎた頃だった。朝八時に新宿を出てから四時間...

 小説の語りでは一人称と三人称がある。これに関しては「1人称、3人称、神の視点」で説明した。基本的に一章、一段落などの間でこの人称が混在することはないし、混在すると物語が支離滅裂になって理解不能になる。  では次の例文を読んでみよう。拙著「不死の宴・第一部・終戦編」の第九章の一部である。終戦...

高杉さんは、当「小説指南」でご縁があった生徒さん。 今回、AmazonのKDP(キンドル・ダイレクト・バブリッシング)で小説をリリースされました。 性同一性障害の妹にハラハラする兄貴のお話です。 軽妙な語りでライトノベル風なスタイルだけど、恋をするだけでも大変な彼女と彼らの気持ちが見...

私事で申し訳ありませんが、コーチ・栗林が新しい電子書籍を出しましたのでご案内。 8/16(太平洋標準時)の間は無料でダウンロードできますので、普段偉そうに語っている栗林の作品がどの程度のモノか見極めてやる、って方はぜひダウンロードください。 AmazonのKindleストアです。 8/1...

ブログ記事 ページ先頭へ