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実験的でユニークな作品集「今度、死ぬことになった」

 この作品集の作者・弾射音さんは、私の作家修行仲間で、表題作が執筆された当時は会社の就業後に近くの喫茶店で合流しては、お互いに作品の感想や、構想中の作品について時間を忘れて語り合ったものである。
 「今度、死ぬことになった」という作品は、まずタイトルを発想した弾さんが、「このタイトルいいでしょう、でもどんな話になるんだろう、さっぱりわからない」と言っていたものが、こう結実したわけで、まさに実験作。その後、彼は第一回インターネット文芸新人賞を受賞してネットで電子書籍を中心に作品を発表している。
 この作品集「今度、死ぬことになった」は、そんな彼の実験的な作品ばかりを集めたもの。ある程度小説は書けるけど、なんか最近壁にぶつかっているなあと感じられる方は、この作品集で、いろいろなチャレンジができることを知ってほしい。
 また、弾さんの、リアルな迫力を持った心理描写も注目だ。

「今度、死ぬことになった」

 この作品集は、いずれも「死」をきっかけとする主人公の心に焦点を当てた作品が集められている。
 表題作の「今度、死ぬことになった」は、タイトルだけで読者の気持ちを掴んでしまい、無理矢理最後まで読み切らせてしまうという、一種力業(ちからわざ)の異色作だ。

 感心したのは「ついさっき、人を殺してしまいました」である。同じようなキャッチーなタイトルだが、これはリアルだ。
 殺人を犯した主人公が、ツイッターにつぶやいた「つぶやき」だけで描写された作品である。ノイローゼになった主人公が、その原因となった上司を殺すまでの心情を吐露する「つぶやき」のリアルなことよ。
 うつで会社を退職した俺には、そのリアリティーの迫力に感心した。
 「つぶやき」だけで作品を成立させるという自己に課した制約を軽々と越えてみせる作者の並々ならぬ力量に感心せざるを得ない。

 「ラフター」は、PCの中のAIとの対話だけで小説を成立させた、これも実験作である。
 たとえ実験作でも、ぐいぐいと読ませる作品にして提示してみせるとは、心憎いなあと感心した。

 この作品集は、AmazonのKindle形式のみ。Kindleストアで購入ください。250円。スマートフォンの方は、無料アプリのKindleをインストールすると読むことができる。

 

(2014年11月9日(日) 17:07)

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