全国5万人が受講している「サイタ」

小説書き方講座・教室

小説書き方講座・教室を選ぶ

初回60分無料体験OK

まずは60分の体験レッスンからスタート。
無料で実際のレッスンを体感できます。

月々4,900円〜の低料金

先生ひとりじめの個人レッスンを、この価格でご提供。レッスンは全てプライベート形式の60分間です。

通わない月は0円

曜日と時間を選べるので、
無理なくマイペースに通えます。

詳しくはこちら

趣味の習い事言葉/文章講座小説愛知 小説指南 スクールブログ 描写と説明

描写と説明

 小説の中身は、情景や行動の「描写」と、舞台背景や世界観などの「説明」で成り立っている。
 描写により、状況や心理や光景などが生き生きと描かれる。シナリオ作法でまず教わるのが、「描写で説明せよ」ということで、よく例に挙げられるのが喫茶店でカップルがコーヒーを飲むシーン。

何も言わずに、相手のカップに角砂糖を入れてあげる場合は、現在交際中。
「砂糖はおいくつ?」と聞いた場合は初対面。
「三つだったっけ?」と、聞いた場合は、久しぶりに再会した二人。
といった具合に、地の文で、彼女との関係をあえて説明しなくてもいいのだ、と教わるのである。

 しかし、全編を描写だけで描くことは不可能だ。説明や解説でてきぱきと進めなければならない場合もある。企業小説などでの解説や、歴史小説での時代背景の説明は、不可欠の要素である。
 また、説明や解説を多用することで、感情を廃した乾いた独特のムードを生み出すことができる。
 例として、小林恭二氏の「ゼウスガーデン衰亡史」がある。これは下高井戸オリンピック遊技場といううらぶれた遊園地が、天才的な経営手腕でゼウスガーデンという巨大アトラクションパークとして人間の欲望と快楽を吸収していく歴史を、ローマ帝国衰亡史のような歴史書スタイルで描いたもので、全編が説明である。
 また、大藪春彦氏の作品における「銃」「車」「猟」に関する説明は、それ自体が作品の魅力の一部になっている。
 描写で描くべき部分と説明ですますべき部分。描写でなければならない部分と、説明でなければならない部分。その匙加減を「体得」するのも、小説を書く技術なのである。

 

(2014年6月25日(水) 18:46)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

ブログ10万人訪問、著書の受賞歴あり!小説作りの楽しさを伝授します

小説指南
栗林元 (小説)

名古屋・金山・鶴舞・大曽根・勝川・高蔵寺・岐阜・犬山・小牧・田県神社前・平安通・黒川...

ブログ記事 ページ先頭へ