私の本格的な刺繍の世界に入ったのはハーダンガ刺繍がきっかけです。
ですが、実はそれ以前にも刺繍にチャレンジした事がありました。
ジャンルは自由刺繍。
今日はそんな超ド級初心者だった頃の私のお話し。
ある日私は、大好きな100円ショップで刺繍キットに出会いました。
チェーンステッチやアウトラインステッチを利用して、
お花の図案を刺してみよう。みたいな簡単なものです。
「おおお、刺繍!!」「やってみたい!!」
そんな軽いノリで迷わずそのキットを購入し持ち帰りました。
簡単なお花の刺繍を刺すだけのキット。
黄緑色の布にピンクや赤のお花を刺すという、
これまた何とも言えない色使いなキット。
でも、私は刺繍がしたかっただけだったので、
帰宅後すぐにキットを開けて、イノシシのごとく刺しました。
刺繍自体はとても簡単なものだったのですぐに刺し終わり、
「完成した!!」と喜んで家族に見せようとワクワクした直後。
私はふと自分の刺繍作品がただの布切れの状態にある事に気がつきました。
でも、褒めて欲しかった(笑
なのでそのままの状態で出来上がった作品を家族に見せました。
結果。
私の刺した刺繍は以下の代表的な2つの発言の攻撃を受け、
その後しばらくして家の片付けとともにゴミ袋へ・・・。
・何それ、趣味悪い色。
・それどうするの?
そんなちょっと寂しいお話。
あの頃の私に、刺繍作品の縁を仕立てるという知識があったら
あの作品は今も手元にあったのではないだろうか、と。
誰にでも簡単に出来るカウントステッチの縁かがりの仕方を現在研究中。
フォアサイデッドエッジングに摩擦抵抗を取り込んで、
キュッと締めたらほどけないステッチが完成。
追記:
名古屋へ来る1年半ほど前、諸事情から刺繍を辞めようと思い
手元にあった数少ない作品をほとんど捨ててしまったもので・・・。
現在はレッスン会場を自宅近くだけにさせて頂き、
せっせと作品作りに取り組みつつ、マイペースに刺繍と向き合っています。
今後は、自宅でのレッスンの追加と
最寄りのバス停から行ける駅でのレッスンも増やしていけたらと考えています。

(2015年7月12日(日) 10:15)