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(初めて学ぶ方へ)テキストのフリガナに頼らないようにしましょう。

皆さんは、どんなテキストで韓国語を学んでおられますか?

街の書店ではいろいろな韓国語の教材が並んでいます。私が学び始めた頃とは大違いですね。それにほとんどにCDがついていて実際の発音を聞くことが出来るようになっています。

そして、初心者用のテキストの多くは、ハングルの上や下に日本語のカナ文字(「カタカナ」がほとんど)でフリガナがついています。

ハングルを見ただけでは発音が分らないので、親切に日本語の中の近い音を持ってきてカナで読み方をつけてあるのですね。

実は、私が学び始めた30数年前は、テキストには発音記号しかついていないうえに、テープなどの音声の媒体もついていなかったので、実際にどう発音するのか良くわからなかったという経験をしました。

ですから、一見フリガナつきは便利だと思われるのですが、これには落とし穴があるのです。

詳しいことは省きますが、韓国語の音韻には次のような特徴があります。

 ・母音も日本語より数が多い(例:日本語の「オ」で表記する子音は"ㅗ"と"ㅓ"の2つ、「ウ」が"ㅜ"と"ㅡ"の2つあるなど)ので、まず日本語の母音だけではうまく表記できません。

 ・子音も日本語のように清濁での区別ではなく、息の出方で区別する体系(平音、激音、濃音)になっており、日本語で「カ」とフリガナをつけても、韓国語の平音の"가"、激音の"카"、濃音の"까"の3つのどれなのか区別することはできません。

 ・音節が子音で終わる(子音終わりの子音をパッチムといいます)ケースが沢山あるので、日本語の「カナ」ではこれも正確に表せません。(日本語は「ん」を除いて子音で終わる音はなく、他は全て母音で終わります。)

このように日本語の音韻とはいろいろな違いがあるため、ハングル(文字)にフリガナをつけても正確な韓国語の音にはならないのです。

ところがフリガナがついていると、日本人はどうしてもハングル(文字)自体よりフリガナのほうに目が行ってしまいがちです。

そうなると、日本語の音のほうが頭に浮かんでしまい、日本語の音で発音してしまいがちになる可能性が大きいのです。

これは私の経験ですが、フリガナのついたテキストで韓国語を教えていたところ、テキストに書いてある単語は皆さん割りと上手に発音できるようになっていたのですが、それ以外の単語をボードに書いて読んでもらったところ、途端になかなかスムーズには読めなくなってしまったということがありました。

まだ講師として駆け出しの時の私の経験ですが、フリガナがついていることに問題があったことが初めてわかったのでした。

ハングル(文字)と発音がきちんと結びつくように、どうぞフリガナに頼らずに文字と発音を覚えましょう。(韓国では、街の韓国語で書かれた看板や表示などには日本語のフリガナはついていませんよね。当たり前のことですが・・・・・。)

また、フリガナを「カタカナ」のほかに一部に「ひらがな」を使ったり、文字の大きさを変えてパッチムと認識させる工夫を凝らしたなどの初心者用のテキストもありますが、これから始める方は、なるべくフリガナがついていないテキストで学ばれることをお勧めします。

そして、パッチムもフリガナの音でなく本来の韓国語の音で正確に発音できるようになると、ドラマのセリフなどで耳にする韓国語のリズムも習得できるようになります。

皆さん、韓国語の勉強、頑張って下さいね。

 

(2014年5月23日(金) 20:50)

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