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Robbenfordを観てきました。

久々の更新です。

昨日、Robben Fordをブルーノートで観て来ました。

彼のギターの音色、タッチ、リズムが好きで、特にここ数年では最もよく聴いているギタリストの一人です。

初めて彼を知ったのは、高校生の頃。
買ったアルバムは確かSuper Naturalというブルージーな歌モノ中心のアルバムでした。
その時の第一印象は、上手いけど地味だなという感じだったと思います。
音色の良さ、心地よさは当時から感じていたのですが、弾きまくったり、燃えるようなわかりやすいフレージングが少ないのが、
ロックが好きな少年からは、物足りなく感じたのでしょう。

しかし、タッチやリズムをより意識してギターに取り組むようになってから改めて聴くと、
そのクオリティーにびっくりしたのです。

具体的には
・リズムがとても正確。
クロック(リズムのポケット)が正確というべきか、0.001秒単位でアジャストできるんじゃないかっていうくらいの精度。
( 例えば、ストロークやカッティングでは音のピークに当たる高音を基本的にジャストに弾いている。そして、そのストロークが基本的にシャープ=弦を通過するスピードが早く、フォームとしても手首だけではなく、腕全体を使ってかなり大ぶりで弾くことが多い。)

・リズムをジャストに出すだけでなく、フレージングによってレイドバックさせる箇所があって、ニュアンスを豊かにできる。
(例えば、フレーズの語尾を遅れ気味にスライドさせ、タメ、粘りを表現するなど。)

・タッチが正確
弱く弾いている時に弱く弾ける。強く弾きたいときに強く弾ける。
1~10までの数字で強弱を表すとするなら、小数点以下、5.1、5.2といった単位でコントロールができている。

・音色、タッチのバリエーションがある。
ブリッジ側でピッキングする時、ネック側でピッキングする時、またピックアップのセレクトが適切で幅広い音色の選択がある。

・左手で細かくピッチを調整している。
特にシングルノートを弾く時に粘りが出るよう、ピッキングした後に微妙にチョーキングしてニュアンスを出している。ブルース系のギタリストにはよく見られるニュアンスの付け方。

・ソロを組み立てる時のフレーズの組み立て方、ドライブ感のあるリズムの譜割。
ビートが強く感じられつつ、豊かなリズムボキャブラリー、伸びやかな大きな感覚で歌心があるソロが組み立てられること。


ロベンフォードの良さと言えば、フレージングの音の選び方などや機材のセレクトなど色々と挙げられると思うのですが、僕にとっては上記のポイントが特に参考にしたいところでした。


そして、実際にライブを観に行って、上記のポイントに加え、さらに強く感じるところがありました。
それは
・演奏者、表現者として強い姿勢があること。
何よりも、自身の音楽に対する芯の強さ、自信を強く感じました。
このあたりは、経験値の違いからくるベテランの説得力といったオーラですよね。
まずはそこが印象に残っています。

・ピッチの良さ。
ギターはギブソンのゴールドトップのレスポールのみを使用していたのですが、
ギブソンのギターから感じるピッチの甘さを感じさせない演奏でした。
チョーキングやビブラートの精度もありますが、上記のポイントで書いたような、左手による微妙なピッチニュアンスのコントロールも要因としてあるのでしょう。

・リズムに対する感じ方
確か6/8の曲だったと思うのですが、割とテンポが早いのに、ロベンは小刻みに足を刻んでいました。
そこから察するに、やはり細かくビートをタイトに感じるよう意識しているのではないかと思います。
ですが、決してフレージングは小さく窮屈なものになりません。
音価は(音の長さ)たっぷりととって、伸びやかさを感じます。
「ビートを細かくタイトにも感じつつ、大きい拍、大きい小節でも感じる。」
自分自身がそうありたいと思っているタイム感覚が何気ない動作にも垣間見れた気がします。

・機材について
実は機材に関してはそこまで気にしてないので、エフェクターなどの足元についてはステージをのぞいてチェックしていません。興味がないというよりは、ネットで検索すれば、簡単に情報が出てきますし、音色のファクターとしては、上記のようなリズム、タッチの方が大きいと感じているためです。
それでも自分なりに「ピンとくる」機材の特徴がありました。
それはマーシャルの4×12のキャビネットを使っていたことです。
この日はおそらくダンブルのヘッドアンプだと思うのですが、マーシャルの4×12のキャビネットを使っているところにロベンのこだわりを感じました。
普段彼のライブの動画でよく見かけるFenderのSuper Reverbも4×10のキャビネットで、低域ががかなり出るのです。
低域のレンジ感が広く、ドシッとしたしっかりとした低域、音圧が出るアンプを好んでセレクトしてるのではないか、と思いました。
(僕自身でもレコーディングする時には低域をしっかりと収録したいケースが多いので、小さいキャビネットのアンプ、出力が小さいアンプを好んで使うケースは少なく、そういった自分の経験からも何となく推測してしまいました。

・音量が小さい時の表現が特に素晴らしい。
個人的にハイライトの瞬間はバンドの音量が小さくなった時のギタープレイでした。
素晴らしい音色、タッチのバリエーション、小さい音量でも絶妙にコントロールされたグルーブ、だんだんと熱く盛り上がるプレイはかなりグッときました。


他にも共演者のプレイヤーについてなど、書いておきたいことはあるのですが、
キリがないので、このくらいにしておきたいと思います。

今回ライブで感じた良いイメージを自身の練習に落とし込みつつ、
彼がどこかのインタビューで答えていた良い演奏をするためのヒント、
「沢山音楽を聴いて、沢山演奏をする。そして最大限集中すること。」
を心がけていきたいですね。

私的な忘備録を兼ねた内容になっているので、個人的主観が強く、参考にならないかと思いますが、
ロベンフォードを知らない方、是非一度聴いてみてください。

 

(2017年11月15日(水) 15:48)

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