☆彡新年あけましておめでとうございます。
去年やり残した事、出来なかったことをもう一度整理して、
今年は更なるステップアップを計って参りましょう!
2016年今年も❝風雅あきら❞をよろしくお願いします
今年の初めは❝いいギターとは?❞というタイトルを掲げてみました。
いったいどんなギターがいいギターなんだろう?
どういうサウンドが出るのがいいギターなんだろう?
値段が高いほうがいいギターに決まっているよ・・・・
等々、みなさんいろんな思いや、迷いがあると思います。
ここはギター街道五拾参次の達人、風雅コーチに聞いてみるのが一番!
さあさあじっくり読んで、よかったら是非実践してみて下さいね。
本当によいギターとはいったい何ぞや?
ギターの魅力いろいろあれど、弾き易さ&サウンドを重視するなら
ギター自体の仕上がりの美しさ(トラ目、凝ったインレイのデザインなど)や各パーツの醸し出す高級感なんてものは“弾きやすさ&音”を重視するなら案外どうでもいい(笑)のです。
まずは楽器屋さんの店員さんにお願いして気になるギターを何本か試奏してみましょう。
弾きやすさ&サウンドを重視するなら、まずは余計なエフェクターはあえて使わず、アンプにプラグインして、じゃら~~ん♬、うん、よっしゃ!!と
❝素直に心から思える❞(判別出来る経験も必要ですが・・・)ギターを選びましょう。
もし何かしら引っかかる部分があるなら、自分にとってあまりよいギターとは言えないものが多いようです。
いいギターとは、本来弾き手が長時間プレイしていても、まったくと言っていいほどストレスを感じないギターのことであり、ちゃんと調整(弦高、ペグのゆるみ、ペグ回転部のナットのゆるみ、オクターブピッチなど)を済ませればチューニングの狂いもないギターのことです。
みんながよく口にする見た目、デザインは二の次なのです。
あと肝心なサウンド(音)なのですが、エレキギターの場合は最終的に使用するアンプの種類、セッティングによるトコロが多く、加えて使用するエフェクター、セッティングによって左右される場合がほとんどなので、ギター選びの基本はまずは弾きやすさ、次によく鳴る&よく伸びる(サスティーン)ものから選ぶのがよいと思います。
例えばネックがざらざらしていたり、妙にベタベタしてフィンガリングがスムーズにゆかなかったり、フレットが引っかかる、調整してもチューニングが不安定とかは基本NGと思って下さい。
ギターと格闘していても何も始まらないですよね(笑)
いつなんどきも弾きやすさが最優先ということです!!
これはとっても“重要”です。
そのためにはネックの太さも自分の手の大きさに合ったものを選びましょう。
握ったときに大きすぎる(太すぎる)ものや、薄すぎるネックは、細かな表現の妨げになる場合も多く、
長時間弾いているうちに指、手首などを痛めてしまったり、余計に疲れてしまうからです。
あとは音の立ち上がり、押さえて弾いた時の絶妙なコール&レスポンス、
つまりは“反応のよさ”
これが実は※最も重視すべき項目です。
左手で弦を押さえて右手でじゃら~~ん♬と弾いた時にわずかなタイムラグも感じない程すぐに音が出る感じならGOOD!クルマに例えれば狙ったコースに車体がほとんどロールすることなく❝的確にライントレース出来るもの、人馬一体感の走り❞です。
でもこれって意外と少ないんだよね~・・・((+_+))
サスティーン(原音での伸び、エレキの場合はアンプを通した状態での音の伸び)も重要です。
軽くピッキングしても強くピッキングしても、あるいは指で弾いてもすぐに音が立ち上がりサスティーンのよいギターならオススメです(^_-)-☆
以上がクリア出来て、そのあとにデザイン、色、艶、仕上げ・・・・という順序が
本来はベストでしょう。
みなさんが欲しがるGIBSON USAやFENDER USA、あるいはオーダーメイドの高いギターは確かにハズレは少ないです。
細部までしっかりと丁寧に作られた1本は確かに高級感に満ち溢れています。
がしかし高いからすべてが良い!というワケではないのです。
高いギターは材やパーツに高い部品をつかっているものがほとんどで、
あとはご存知のようにブランドネーム代により極端に値段が上がったりします。
クラフトマンのネームバリューも価格に反映されます。
塗装もしかりで、高級な塗料を幾重にも使用したあったり、ぜいたくなデコレーションが施してあったり(^_-)-☆・・・
そして万が一に備えての補償がしっかりしているものが多いようです。
もしあなたがギターを自分のコレクションのために部屋に飾っておくことを前提に選ぶなら迷わず最高値、最高級のものがよいでしょう。
しかし前項に述べた最重要項目の‘弾きやすさ&レスポンスのよさとサスティーン’
やレスポンス(反応の良し悪し)は必ずしも値段と比例しなかったりする場合もしばしばで、
ここを初心者は見逃してしまいがちです。((+_+))
ただしネックやフレットの安定度(強靭な耐久性)やトグルスィッチやポッドなどの配線、パーツに関してはギブソンなどの高いギターならまず問題はありません。
一方、安いギターは確かにそれなりのものがほとんどで、
軟弱なピックアップ、ひ弱で耐久性のないペグやブリッジ、配線の粗雑さ、チープな塗装など・・・
❝やはりどうみても良いギターとは思えないシロモノが多いものですが、
よ~く目と耳を凝らして見て選んでゆけば思わぬ掘り出し物に出会う可能性もある。
とも言えます。
実際、高いお金を積んでオーダーメイドで作ってもらった1本のギターより、
目利き耳利きで何十本もの中から弾いて選んだ1本のギターのほうが、アタリに出会う確率は高い場合もあるのです。
ある意味ギターは理屈じゃない部分で音が鳴っていたりするので、必ずしも高い材、高いパーツ、高い仕上げを施されたものがよく鳴るギター、弾きやすい、いいギターとは限らないことも知ってて損はないでしょう。
これはワタシがレコーディングやツアーなどの経験を経て何十年も
あらゆる角度からギターを見てきた、いわば“経験に基ついた”
判断基準ですから、実践してみて損はないですよ(^_-)-☆

(2016年1月9日(土) 6:18)