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「最初の難関?? レイアウトグリッドとマージン・段組」というお話

みなさん、こんにちは。
講師の吉野です。
今回はInDesignの基本である「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」のお話です。

少し前に紹介したAdobeの公式トレーニング「InDesignことはじめ」の中で、「InDesignのドキュメントをつくる方法は2種類ある」と解説されていました。
その新規ドキュメント作成画面で出てくるのが「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」です(図1参照)。

参考リンク「InDesignことはじめ Step1」
https://helpx.adobe.com/jp/indesign/how-to/beginners-tutorial-1.html?playlist=/jp/ja/ccx/v1/collection/product/indesign/segment/designer/explevel/beginner/applaunch/ccl-get-started-1/collection.ccx.js&ref=helpx.adobe.com
(リンク先をご覧になりたい方は、お手数ですが上記のアドレスをコピペして検索してください……)

「まずはともかく InDesign を使ってみよう!」という初心者の方にとって、いきなりどちらを選ぶべきか迫られるわけですから、新規ドキュメントの作成画面は「真っ先につまずいてしまう難関」と言ってもよいかもしれません。

これについて「InDesignことはじめ」では、「とりあえず『マージン・段組』を選びましょう!」と紹介されていますが、私もそれで良いと思います。

「『マージン・段組』を選べばいいんなら、はじめからそれだけにしとけばいいのに…」という声が聞こえてきそうですけれど、この仕様にはそれなりに理由がありそうです。
それぞれ何を意味しているのか、順を追って見てみましょう。

◉「版面」を決める機能
InDesign の「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」は「ガイド」の一種で、出版や印刷でいうところの「版面」(はんづら、はんめん)を表しています。
前回の記事でも少し触れたように、版面は「文章や写真を誌面にレイアウトする基本的な範囲」のことなのですが、もう少し詳しく説明しますね。

版面のことを知っていただくため、実際に本を見てみましょう。
小説や雑誌など、お手元にある本で構いませんので開いてみてください。

まず小説の場合、だいたいページの真ん中くらいに「本文」(ほんもん、ほんぶん)があるんじゃないでしょうか。
本文のまわりには、「ノンブル」(ページ番号のこと)や、「肩・柱」(かた・はしら、ページの上下にある本のタイトルや見出しのこと)などがあります(図2「誌面を構成する基本的な要素」参照)。

ではさらにページをめくってみましょう。
すると、どのページも本文とノンブルが同じ位置、同じ余白で配置されていることに気づくと思います。
この「同じ位置、同じ余白を保つ」ための基準になる範囲が「版面」なんです。

雑誌でも基本的には同じです。
写真や文章がランダムにレイアウトされているように見えても、ページをめくりながらよく見ると、誌面の余白を均等に保つよう配慮されているのが分かると思います。

文章や写真などを一定の範囲内に収めてレイアウトしていくと、誌面に共通のリズムと統一感が生まれます。
統一感のある誌面は情報が整理された「読みやすさ」につながりますし、ひいてはその統一感が本の特徴になることもあります。
そんなこともあり、版面は本づくりの最初の段階で考える大事な要素のひとつなんですね(このように、版面など、本全体に共通する決めごとを、誌面の「フォーマット」と呼びます)。

版面の決め方は本の内容によってさまざまですが、図2のように、たいていは「本文」が入る範囲を「基本の版面」にすることが多いようです。

この版面をInDesignで設定するための機能が、新規ドキュメント作成画面で表示される「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」です。
どちらも基本的には同じ役割なのですが、それぞれの特徴に少し違いがあります。
どんな風に違うのか見てみましょう。

◉文章主体なら「レイアウトグリッド」、ビジュアル重視なら「マージン・段組」
それぞれの特徴と傾向を簡単な図にしてみました(図3参照)。
実際には本の内容や目的によりますから、「絶対この図の通りにしないといけない」ということではありません。
だいたいの目安として、図3のような傾向で使い分けられるのかな、と思います。

ちょっと長くなっちゃいましたので、詳しい紹介は別の機会にしますけれど、さしあたり、InDesign の新規ドキュメント作成画面でどちらを選ぶか迷ってしまったら、

「文章主体なら『レイアウトグリッド』」「ビジュアル重視なら『マージン・段組』」

と覚えておくと良いですよ。

それに「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」の設定は後からも変更できますから、「とりあえず」どちらかを選んでおけば大丈夫です。
参考にしてみてくださいね。

今回はこんなところで。
それではまたお会いしましょう!

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(2019年4月3日(水) 17:11)

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