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新年の〝レイヤーマジック〟

先日、版画家「川瀬巴水(Kawase Hasui)展」へ行ってきた。予想以上の混雑ぶりに面食らってしまった。最終日という事もあり、会場へ入った途端、幾重にもなる人々の壁、壁、壁で作品は殆ど見えない状態。今までに体験した「展覧会混雑ランキング」のNO.2には入ると思うくらいの混雑ぶりだ!(ちなみにNO.1は、夏目漱石のホルマリン漬け脳みそが話題だった上野科学博物館での「人体の世界展」かな。混み方のスケールが想像を絶する様相だったので、夏目漱石の何を見たのか未だに思い出せないのが怖い。)

とは言え久しぶりの日本橋高島屋、8階のフロアーには豪華絢爛な和服、ひな人形、そして川瀬巴水の作品達が〝新宿京王百貨店日本全国駅弁大会〟では絶対に味わえない〝雅(みやび)〟な雰囲気を醸し出していた。(個人的には駅弁大会大〜好きです!!)

さて、もともとは知り合いから貰ったチケット、しかも知らない作家の展覧会なので最初っから期待値はゼロ…だった筈なのに、気がつくと人の背中をグリグリと押しまくり、僅かな隙間を見つけては強引に前列へねじ入り巴水ワールドに引き込まれていた。「ササっと見て帰りましょ」的なノリだった自分が恥ずかしいッス。『生涯、旅に生きた昭和の広重』と言われる巴水よ、あなたは天才だったのですね。絵画では表現できない〝版画のパワー〟に圧倒されっぱなしだったもの。(今回はちょっとまじめに書いてます)

ご存知のとおり、版画の醍醐味と言えば、何と言っても『重ね刷り』。一つの絵を何枚もの版に描き分けて刷りあげ、その層の重なりにより独特の世界を表現する技法。まさしく現代で言うレイヤーマジックだ。作品紹介のビデオを見ているあいだ中、 “カックンカックン” うなずきっぱなし。「うん、うん。llustratorも同じだよ。うん、うん、うん、うん。」(首、すわってないみたいだ。)
『一枚一枚の版による表現』に感動している事は確かなんだけれど、Illustratorのレイヤー機能と照らし合わせている事に気がついて、また感動する訳でして。
「新年早々のレイヤーマジックショー、こりゃ〜縁起がいいや!」

こんな調子で2015年の幕開け。

今年もよろしくお願い致します。

 

(2015年1月16日(金) 12:47)

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この記事を書いたコーチ

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