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新機能「匂いツール」?

いつものようにMacの前に座り(ちゃぶ台で仕事するので、正しくはアグラ)Illustratorを操作していたら、急に、何か物足りない感覚に襲われた。何だろう?何が足りないんだ?……そうだ「匂い」だ!

思い返せば学生時代。木炭デッサンの教室に漂う食パン(消しゴム代わりに使用する)の匂いが懐かしい。腹減りすぎてそのまま食べちゃう奴もいたっけ。それから、水張りするときのケント紙の匂いだとか、ベニヤパネルの木の香り。ポスターカラーのすえた臭いや絵具の油臭さも捨てがたいな。暗室から漂う酸っぱい匂いに至っては、郷愁すら憶える。当時はデザインしたり、絵を描いたりする時、これらの匂いがもれなく付いてきたように思う。そして、この匂い達が「あっ、今何かを創り出しているんだ」っていう妙な高揚感を持たせてくれた気もする。

不思議な事に、匂いが殆どない今の仕事場でも、同じような高揚感を持たせてくれる何かがある。何だろう?何なんだ?……そうだ「速さ」だ!

デジタルの強みは何と言っても “速さ” と “いさぎよさ” 。何事も無かったように何度でもやり直しをさせてくれるし、その速さはハンパない。操作さえ覚えてしまえば、これほどテンションが上がりまくる道具も「珍しいのでは?」と思う。息を止めてそ〜っと描いた大嫌いなトンボ作りも「トリムマークでおしまい」だ。色塗りだって、オブジェクト選択→カラーパレットで色をチョン!で終了。色がはみ出さないようにマスキングテープをしこたま使った、ペンキ職人さながらの作業は何だったんだろう。しかも、アナログではとうてい不可能なチャレンジもできるので、自然とアイディアが溢れ出してくる。「速さ」が創造のツボをバッシバッシと刺激してくれる。楽しいな~。本当に楽しいな。
だのに、やっぱりあの感覚がおそってくる。「匂いがない」……。

今更、これだけの優れものを全て手放してまで、消しゴム代わりの食パンを食べる時代には戻りたくないし、困った困った。そこで相談……。

「こんな機能があればいいのに」という思いを、常に実現してきてくれたIllustratorよ。
色付きのままでは作業できなかった時代から、ここまで進化し続けてくれる、ああ~Illustratorよ。
次なる進化への願いはただ一つ。匂いも一緒に嗅がせてはくれまいか。

 

(2014年10月9日(木) 13:39)

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この記事を書いたコーチ

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