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身近なところから触れてみる行政法②~原発の稼働?~

  以前のブログでは、憲法訴訟の仕組みについて説明しました。では、行政訴訟はどんな仕組みなのか。よく原発が稼働だとか稼働停止だとか再稼働だとかで裁判をやっているかと思いますが、あれは大体が行政法の絡んだ行政訴訟と呼ばれるものです。あれらを題材にしつつ触れてみましょう。

◆身近なところから触れてみる行政法②~原発の稼働?~
1.行政訴訟の仕組み
  行政訴訟の大きな特徴は、訴訟の当事者の一方が公的な機関であることです。国とか公共団体とかですね。つまり、民事訴訟なら原告も被告も対等な身分ってイメージがし易いかと思いますが、行政訴訟の場合は国と一般国民みたいな感じでちょっと争ってる人達が対等な感じがしないのが多いのではないかと思います。
  そして、国や公共団体が私人に対して行ったことに対して、「それはおかしい、やめてくれ」と言ったり「やめるだけでなく、こうしてくれ」と言ったりするのが基本の構造になります。

2.原発の稼働を巡る訴訟は何を争ってる?
  全部が全部同じではないのですが、まず、原発は東日本大震災以来そのリスクの高さから安全性が確認されるまでは稼働させない方が良いのではないかという風潮になりましたよね。そこで、法律上の要件に基づいてその県の知事など(これが公共団体)が「○○県の原発を動かすのはやめなさい」という命令をします。しかし、原発を稼働させている会社、例えば東電なんかはこれで商売が出来ないとなると困ってしまう訳ですから「やめなさいという命令は取消してくれ」といって訴訟を提起するんですね。これが原発の稼働・再稼働を巡る訴訟の大まかな流れです。

3.その後どう訴訟が流れていくのか?
  一旦原発の稼働が停止されているような状況の場合、訴訟においてうまくその安全性が証明出来たりすれば「確かに稼働を止めさせるほどではないな」と裁判所が判断し、公共団体の出した「原発を動かすのはやめなさい」という命令を取消します。そうすれば、その命令がなくなった以上今まで通り原発を稼働させること(これが再稼働)ができます。

  いかがでしょうか。行政訴訟はとにかく行政側がなんかしらの行為をして、それに対してアクションを起こすという形を取るのが基本となります。一応何らかの行為をする前に事前に差し止めるなんていうのもあるんですが、ひとまずはそんな感じで大まかにイメージ出来れば良いかと思います。

 

(2018年1月5日(金) 21:16)

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