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行政書士試験の仕組み①(全3回)~絶対評価と相対評価~

  ブログを読んで下さる方々が大勢いらっしゃるのは大変ありがたいです、寺咲です。折角ですので皆さんの参考になることを発信出来ればと思っているのですが…何が宜しいのか悩んでいるところです。
  今回は行政書士試験を考えている方にまずは敵を知って頂くということで、試験の仕組みについて説明しようと思います。知識量のごり押しだけで突破しようとしても大変な試験なので、効率良く合格を目指して行きましょう。

◆行政書士試験の仕組み①~絶対評価と相対評価~
1.絶対評価
(1)どんな形式?
   両者とも、恐らく単語の名前をご存じないだけで知ってみると「ああそういうことね」という試験形式です。まず絶対評価については、「合格の基準が○○点とハッキリ決まっている」試験形式のことを言います。例えば、「200点満点で120点取れば合格」という形式の試験のことです。
(2)メリット
   まず、「周りの人間が競争相手にならない」ということです。点数とだけ勝負すれば良いので、配点が公開されていれば自己採点ですぐ合否が分かります。そして、仮に受験者の全員が合格点を上回っていようとも、合格点を取っている以上その全員が合格出来ます。椅子取りゲームのように、生き残りをかけて人間同士で争う必要はありません。
(3)デメリット
   デメリットはその逆で、どれだけ難しい試験の年でもその点数を取らない限り絶対に合格出来ない、ということです。理論上、その年の合格者が0人になったとしたって批判される理由はない、ということですね。難しい年に当たっちゃうと運が悪いということになります。逆に、簡単な年に当たると運が良い。

2.相対評価
(1)どんな形式?
  相対評価というのは絶対評価と逆で、「合格の基準が事前に決まっていない」試験形式のことをいいます。これは、試験結果を集計したあとに「これくらいまでを合格にしよう」と決めるのが基本形式になるので、全てが終わった後に「今回の合格者最低点は○○点でした」と公開される形になります。来年もその点という保証はないということですね。
(2)メリット
  絶対評価のデメリットが消えます。つまり、試験問題が難しくて周りのみんなも成績が悪くなってくれれば、「あんなに出来なかったのに受かった!」と、自分の出来が良くなくても合格出来る可能性がまだあるということです。
(3)デメリット
  逆に、いくら自分の出来が良くても周りの人がもっと成績が良かったら不合格になってしまいます。「あんなに手応えあったのに何で落ちるの…」っていうショックを受けることがあるということです。そして、合格点は後から決まるので、自己採点で点数が分かったとしても、合格するかどうか分かりません。

3.行政書士試験はどっち?
  行政書士試験は毎年「300点満点で180点以上を取れば合格」という形式になっているので、合格点が始めから決まっている形式である絶対評価の試験です。一度平成18年に大規模な変更があったのですが(試験科目など)、それ以来はずっとこのままです。いつ変わるのかな?と思って毎年見てるんですが、今のところは変わっていませんね。
  絶対評価の試験ということなので、「周りの人間は競争相手ではない」、「基準となっている合格点さえ取れば合格できる」、「その代わりどんなに難しくても合格点を越えなくてはならない」という3つの特徴があるということになります。
  この絶対評価形式を基本として、更に要所要所に細かい基準があります。こういうのは最初眺めていると「ややこしいし取り敢えず良い点取れば良いんだろ?」って考えてしまいがちなんですが、中々高得点が取れる難易度の試験でもありません。逆に、合格基準を熟知していけば上手いこと最小の努力で最大の結果を生み出せるようになってきます。

  いかがでしょうか。次回は「『180点』以外にもボーダーラインがある」という点に注目していきたいと思います。

 

(2017年12月16日(土) 15:45)

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