全国5万人が受講している「サイタ」

行政書士講座(資格試験対策)

行政書士講座(資格試験対策)を選ぶ

初回60分無料体験OK

まずは60分の体験レッスンからスタート。
無料で実際のレッスンを体感できます。

月々4,900円〜の低料金

先生ひとりじめの個人レッスンを、この価格でご提供。レッスンは全てプライベート形式の60分間です。

通わない月は0円

曜日と時間を選べるので、
無理なくマイペースに通えます。

詳しくはこちら

資格取得講座行政書士講座大阪 イシモトの行政書士合格教室 スクールブログ 法的安定性

法的安定性

礒崎補佐官が発言取り消し 「法的安定性」で参考人招致
 参院平和安全法制特別委員会は3日午後、安全保障関連法案に関して「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官を参考人招致した。礒崎氏は「私の軽率な発言により審議に多大な迷惑をかけた。発言を取り消すとともに心よりおわび申し上げる」と陳謝した。辞任は否定した。首相に政策を進言する立場である首相補佐官の国会招致は初めて。
(日本経済新聞 2015/8/3)


 法的安定性については、基礎法学の法の解釈のあたりで学ぶところです。

 法的安定性(legal certainty)には、法による社会秩序維持と法自体(法価値)の安定の二つの面があるとされます。

 社会が安定するためには、法秩序が明確で安定して適用され、どのような行為にどのような法的効果が結び付くか予見可能な状態でなければなりません。例えば、どんなことをしたら罪になって、どんな処罰が与えられるかが分からないと安心して生活できません。これは、刑法における罪刑法定主義として現れてきます。
 そして、法的安定性が保たれるためには、法律が朝令暮改(※)でない、法の解釈適用が一義的であること(さまざまな解釈が行われることがない)ことが必要とされます。

※朝令暮改(ちょうれいぼかい) 朝に法令等を出して夕方にそれを変えることで、法令等がなどが頻繁に変更されて、一定しないことをいう。

 しかし、法的安定性だけが強調されると、個別的事情や具体的妥当性が無視される事態を招きやすくなります。現実を無視、かけ離れた法解釈、運用を行うということです。

 例えば、AがBを殺害した。CがDを殺害した。この場合、それぞれの個別的な理由を無視して、一律、無期懲役に処すことがはたして正しいかどうか(正義にかなうかとでもいいますか)ということになってきます。

 ここに法的安定性と具体的妥当性の矛盾という法運用の問題があり、いかにバランスをとるかということが重要です。

 そして、法の領域によってそのいずれに重点を置くかは、おのずと異なってきますが、一般的に、取引の安全を重視する商取引法などは法的安定性を重視するが、親族法などでは具体的妥当性のほうが重視される傾向があります。


 

(2015年8月18日(火) 16:07)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

「身近な街の法律家」としても活躍!考える力を重視した丁寧なレッスン

ブログ記事 ページ先頭へ