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民法415条と709条のお話 その 2

前回は、「不法行為」と「債務不履行」のおおまかな違いを、ざっくりと説明させて頂きました。

さて。では、「不法行為」と「債務不履行」の違いは、現実の生活の中でどう違うのでしょうか?

例えば、貴方が誰かに殴られて、ケガをし、仕事を休んでしまったとします。
この時、殴った相手が・・・・・、

1.たまたま道を歩いている時に、すれ違っただけの見知らぬ人物だった場合
2.会社の上司だった場合
3.休みの日、友達と会っている時に些細なことからケンカになってしまった場合

上の1.2.3のうち、不法行為で訴えられるのはどれでしょう?(刑法はとりあえず置いときます)
そして、債務不履行で訴えられるのはどれだと思われますか?

「不法行為」で訴えることが出来るのは、1.2.3.の全て、です。
「債務不履行」で訴えることが出来るのは、原則として2.のみです。

「殴られ」、「ケガをし」、「仕事を休んだ為に得られた筈の給料」を失った訳ですから、
まさに、民法709条、710条でいうところの、
「故意」に「他人の権利、法律上保護される利益」や「身体」を「侵害」された訳ですから、
不法行為、として訴えることが出来ます。

では、なぜ、2.の場合には、債務不履行でも訴えることが出来るのでしょうか?

例えば・・・。

学校は授業だけしていればいいのでしょうか?
会社は社員に仕事をさせ、給料を払いさえすれ、それだけでいいのでしょうか?
それ以外の義務は負ってないのでしょうか?
常識的に、或いは経験的にそんな訳はない、と思われますよね?

確かに、学校へ行くのは授業を受ける為、会社へ行くのは仕事をして給料を貰う為、
ではあるけれど、ここで、先程の

「誰かに何かを要求するときや、頼みごとをするとき、
言葉(文字)では表示されていなくても、世間の通常の常識の範囲の中で、
当然含まれると考えられる義務の存在」

というものがクローズアップされてくるのです。

学校へ行っている間、親の目は子供に届きません。
学校は当然、親に代わって、子供の身体、行動について、安全を保つ「責任」が生じます。

会社も雇用契約によって社員を拘束している以上、その拘束されている中で、社員が健康に安心して働ける職場環境を保つ「責任」が生じます。

私たちも、学校や職場が、こういった「責任」を負っているのは当然のことと思って、
わざわざ、書面で契約や覚書を取り交わしたりはしていませんね。

今、この2つの例の中で「責任」という言葉を使いましたが、この「責任」という言葉が、
民法415条でいうところの、まさに「債務」、ということなのです。

つまり、これらの例で言えば、

「債務者(=学校、会社)」が、
「債務(=責任≒義務)」を
「履行をしない(=責任を果たさない)とき」に、
「債権者(=つまり私たち)」は、
「生じた損害の賠償を請求することができる」のです。

故に、会社の上司に殴られたのであれば、上司の不法行為を放置していた会社は、「監督義務という責任を充分に果たしていない」のですから、「債務不履行」の責任を問うことが出来るのです。

さて、この「不法行為」と「債務不履行」ですが、共に相手側の責任を問う点では共通でありながら、民事訴訟の上では、微妙に違う部分があるのですが、この先は実務関係の分野に足を踏み入れる事になりますので、続きは折を見て、いずれの機会に、改めて掲載させて頂こうと思います。

(2011/10/15)

 

(2011年10月15日(土) 16:48)

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この記事を書いたコーチ

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行政書士ビギナーズ
小西教義 (行政書士)

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