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最後の一滴! 囲碁は中庸の道こそ王道

新幹線やリニア・カー(Maglev)に代表される
高速鉄道システムのスピードは、
ブレーキの性能にかかっていると、
聞きます。

スピード性能がいくら向上しても、
それはブレーキが利く範囲内でしか出せない。

飛行機も、
飛ぶ技術よりも
着陸が難しい。

山は、
登ったら下りる。
下りるときのことを考えないで
山に登る登山家はいない。

三権分立の政治制度も、
それぞれの行き過ぎを制御することによって
均衡が保たれる。

すべてのモノとモノの関係は
制御と均衡(checks and balances)
によって成立する、・・・・・

これ、当たり前のことですが、
囲碁にとってもこれは難しいのですね。
なぜなら制御というのは囲碁の場合
技術の領域ではなく多分に
感情の働きと関係があるからでしょうか。


囲碁は、
強い人は
打ちすぎて弱い人に負けるけれども、

上手い人は、
強い人のミスによって、勝つ。
よく見かける景色ではないですか。

上達の壁あるいは長く続くスランプは、
この「打ちすぎ」が
原因である場合がよくあるようです。

*****

「打ちすぎ」というのは、
ムリ筋を豪腕で通そうとする姿勢ですね。

会社なんかのように
組織の上下関係がある場合、
上位の人が言うことは
それが、道理にかなっていなくても
通ることがままあります。

しかし、
囲碁では、理屈に合わない石は、
誰が打ってもムリ石はムリ石で、
通用しません。

あなたが強くても
あなたが打ったムリ石は
弱いからですね。


また、
「打ちすぎ」というのは、

優勢のまま、いつまでもいい気になって
相手の弱い石を追っかけていく、
しかしどこかで自分の方にほころびが出て、
いつの間にか逆転してしまう、・・・

上げた拳がおろせなくなって、
引っ込みがつかなくなって負ける勝負ほど、
惨めなものはありません。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」は
英語でもいろいろな言い回しが
あるみたいですけれども、

The last drop makes the cup run over.

は、囲碁には気が利いた対訳かもしれませんね。

「ああ、あの最後の石さえ打たなければ ・・・」
よくあることですね。

囲碁も、中庸の道が
いちばん難しいのでしょう。


最後の一滴! 囲碁は中庸の道こそ王道

(2014年1月31日(金) 11:47)

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