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教えて! 囲碁はあっちに打ったりこっちに打ったりするの、なんで?

テレビのスイッチを押すと、囲碁の番組が始まろうとしていました。

しばらく見ていましたが、何故あっちに打ったりこっちに打ったりするのか、
わけがわからない。・・・・・ で、すぐにチャンネルをかえる。

もしあなたもそんなひとりでしたら、
この先、少し読んでください。


そうなんです!
なぜあっちに打ったりこっちに打ったりしているのか、
そのワケをすこし「タネアカシ」してもらえば、
・・・・・ なあんだ、
そういうことだったのか、それならわたしだってやれる!
ということになったはずです。

そうです。
囲碁もコロンブスの卵と同じで、
子供でも卵をなんなく縦に立てられるように
タネさえ明かされればだれでも打てるようになるのです。

* * * * *

囲碁ではしばしば、
囲碁の石を
 
  (戦争での兵隊)
  (垣根での杭)
  (ビジネスでのお金・資本)

などに例えます。

囲碁は
石の数をできるだけ少なく使って
できるだけ多くの効果をだすことを
競い合うゲームだというわけです。
だとすれば、それは費用対効果を追求するわれわれが
毎日やっている生活そのものではないですか。


以下、状況を単純化してお話を始めますので
少々お付き合いください。

四方が海に囲まれた島があって、その島(まったくの更地とします)に
同時に上陸してきたふたりの人間がその島を奪い合う状況を、想像してください。

ここでは境界線を相手よりも効率よく引いたほうが
多くの坪数(面積=地)が取れます。

さてこの場合、
境界線をひく杭は
黒と白の色で区別されています。
黒の杭を持っている者と白の杭を持っているものが
交互に杭を打ちつけていく。

そして
おたがいにもうこれ以上打っても
自分の坪数は増えないし、
相手の坪数は減らせないと
合意が成立した段階で、終戦です。

さあ、杭を持っているあなたは
どこに打ち始めていきますか。

もちろん
メクラメッポウに右から順番に並べていくのではなく
きっと、なにか策を練りますよね。


策・その1

まずあなたは
海に囲まれた四角の土地を奪い合っているわけですから、
最初から波打ち際に杭を並べようとはしません。

できるだけ波打ち際から遠いところに杭を打って、
自分の垣根を作ろうとしますね。
波打ち際からあなたの垣根までが
あなたの坪数になるからですね。

とはいえ、あまり欲張って
波打ち際から遠くに杭を打つと
逆に、自分のうしろに相手がまわって来て
杭を打たれてしまいます。

ですから、波打ち際からの距離は、
相手が背後からやってきても
いつでもやっつけることができるぐらいが適当な距離、
つまり、背後にスキができない程度の距離が無難です。


策・その2

さて、
波打ち際からの距離を決めたなたは、
波打ち際に平行に
一本いっぽん杭を打っていくことになりますね。

その場合
一本いっぽん隙間なしに並べますか。
それとも適度な間隔をおいて打っていきますか。

相手よりも早く
自分の坪数を取らなければならないとしたら、
まずは波打ち際を背にして、
両手を一杯いっぱいに広げて、
こっちはわたしのものと宣言しようとしますね。

隙間なしに並べていくのは
いつでもあとからゆっくりやればいいこと、
それよりも広い場所を相手に取られないうちに
適当な間隔を置いて杭を打っていき、
「こっちはわたしのもの」と
早く宣言することが大事ですね。


策・その3

島に上陸したばかりの二人が
広い更地を見て、一体どこから杭を打ち始めたらいいのか
瞬間迷ってしまいますが、
少し考えれば、だれでもすぐに分かることですね。

つまり
少しの杭で広い場所を囲いたい、
そして
囲ったあとも相手の侵入が防ぎやすい場所を選びたい、

この二つの条件を満たす場所が、一番価値が高い場所です。

それは
四角形の土地では
4隅(かど=角)
そして次が
4辺ですね。

鬼ごっこでもあなたは隅っことか、端っこに隠れませんか。
猫に追っかけられたネズミも、隅っこににげます。

波打ち際から離れたところ(島の中央)を囲うためには
杭の数は最低4本必要です。
いっぽう
隅を囲うには1本の杭ですむし、
辺を囲うには2本ですむ。
隅の2辺は海だし、
辺の後ろは海しかない。
そこからは敵は侵入してこない。
だから、そこは囲む必要がない。

つまり、
四隅、四辺、中央の順に価値が高いことがわかります。


隅っこに隠れたねずみの目や耳の守備範囲は
360度ではなく90度で済む。
効率という意味でも、安全という意味でも
隅や辺は、中央よりも価値が高い。

そんなわけで
一番最初に打ちたい場所は
4隅ですし、
そこが終わったら
次は4辺という順番になります。


策・その4

しかし
(戦いでは自分の動きはいつも相手の動きを見て決める)
というたいへん大切な鉄則があるようです。

お互い大きな場所を囲い合っている段階では
先にお話したように、
手を広げて自分の場所を主張しても
広げた分だけ脇が甘くなります。
どうしても杭と杭の間にスキマが
うまれるからですね。

相手は往々にして大きな場所を放っておいて
あなたのその脇の甘さ、つまりスキマを狙ってきます。
その場合、あなたはさっきまでの予定を変更して
臨機応変に相手の侵入を、食い止めなければなりません。
交互に杭を打つという約束があるため、
思ったように杭を打ち続けるということが
お互いに難しいのです。

つまり相手が打ってくる杭の近くに
自分の杭を打ってその侵入を食い止め
なければなりません。

因みに囲碁では
こういう状況を
「大場」より「急場」と説いて
相手の動きに対して「挨拶」せよと教えています。


策・その5

杭を打ち始めた最初の段階では、
それぞれ四角の更地に対称に位置している隅とか辺には
等価値と考えられる箇所がいくつかあります。
ですから、最初は同じ価値だと考えられる場所を
お互いに打ちすすめていけばいい。

杭を打ち始めた最初の段階
つまり価値の大きな場所がまだ残っている段階では
まだ戦いは起こらない。

ところがいよいよ価値の高い場所が
だんだん少なくなってくると、
徐々にお互いにまばらに打ってあった杭に接近していき
そのスキマに接近し、そこに自分の杭を打とうとする。

境界線つまり縄張りを露骨に主張し合うようになります。

その時から、いよいよ接戦が始まります。

ここからが
戦う技術(戦術)がものを言うほんとの
戦いが始まっていくわけです。

以上のとおり、
杭をあっちに打ったりこっちに打ったりするのは、
「杭は交互に一本ずつ打つ」というルールに
その原因がありそうです。
ひとりでつづけて杭を打つことができれば、
あっちこっちに打たないで
同じ場所に、打っていきますからね。

つまり、価値の高い場所は相手も狙ってきます。
そのため、
さっきまで打とうと思っていた「こっちの」場所に打てなくなって
「あっちの」場所に打つことになる。


* * * * *


囲碁もこのように打ち進めていくにつれ
打つ場所の価値がだんだん小さくなっていくというゲーム
だといえるかもしれません。

ですから双方とも我さきに広い場所に打ちたいわけです。
しかし交互に打っているため、
相手が打つ場所によって、
自分の打つ場所を変更しなければならない。

それが、さっきまでのあなたには「ワケがわからない」動き
になるのでしょう。

でもあなたも、
碁盤の前に座って対局するようになったら
そう、あっちこっちに打つことになるのです。

あした朝おきたら
庭に来るシジュウガラの小さな動きを見てください。
小鳥たちもあっちに飛んだり、こっちん飛んだりしている。
この不思議な動きにも
きっとワケがあるに違いない。

・・・・・ まあ、これから先の話は
小鳥に訊いてみましょう。

なんでトンビのように
「ゆっくりした円を描いて飛ばないの?」


教えて! 囲碁はあっちに打ったりこっちに打ったりするの、なんで?

(2013年12月7日(土) 12:13)

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この記事を書いたコーチ

アムステルダムで囲碁クラブを設立。世界各国で虜にした囲碁の魅力を貴方に

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金田つぐひこ (囲碁)

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