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ガマンはキン(金) ヤッカミはキン(禁)

囲碁でもガマンは金、ヤッカミは禁
ではないでしょうか。

スランプがいつまでも続くと
それが、仕事でも、ゲームでも
「もともと俺(わたし)はダメな人間なんだ」という
深刻な自信喪失感を味わう。

さあたいへん!

しかし多くの場合それは、
自分の能力とか、性質とか
自分に備わっている属性のせいにしても
解決しない。

とういうのは、
スランプというのは、
それまで調子が良かったのに
急にガタンと今までの歯車が
回らなくなったわけです。
調子の良かった時も、悪くなった時も
同じ自分ですから、
ほかに原因を探したほうが、理にかなっている
ということになりそうです。


急にヘタになったわけでもないのに
いつの日からか負けがこみ始める。
そして碁敵が、あからさまに
「なあんだたいしたことないじゃないか」
という打ち方をしてくると、
もうガマンできない。


どうやら、スランプは、
レイセイな平常心を失った瞬間が
起点かもしれません。
ですからスランプは、
ガマンができなくなっている状態
と言えそうです。

であれば、
スランプは結果ではなく、
原因だと考えたほうが
自然かもしれません。

スランプになると
なんとかそれを打破しようと思って、
「虎穴」にはいって行くんですね。
虎児を取りに行くわけですけれども、
そこにあるのは往々にして、「墓穴」。


そんなことを繰り返しているうちに
ガマンこそがスランプ脱出の鍵、
と思い知らされるわけですね。
スランプの時は、この鍵をグッとしっかり握りしめて
プレイすることが大事ですけれども、
ほんとはむしろ、
日頃からスランプにならないように、
ガマンすることを覚えないといけないのでしょうね。
なかなかわれわれ凡人には難しいことですけれど。

具体的には囲碁ではだいたいだれと打っても、
相手の地が大きく見えるようになったら、
スランプの入口に来たと思うべきかもしれません。
ヤッカミですね。

実際、囲碁の上手い人をみていると、
大きな地になりそうな配石をして、
そこに相手を誘いこみます。

そこで、下手(したて)は
君子危うきに近寄らずと、
虎穴に入らずんば虎児を得ず、
のディレンマにはさまれ
そして結局はガマンの糸が切れてしまい、
虎穴に入っていくというシナリオの
犠牲者を演じる羽目になります。

こういうシナリオを
碁盤のうえに書いていく作業は
囲碁の醍醐味でもあるわけですけれども、
そこにまんまとはまっていく自分は、
なんともクヤシイ!

ともあれ、スランプは
ゲームに必要なのは技術だけではないということを
教えてくれる大事なチャンスだと考えましょう。

七転八起、
目標を達成していきましょう。


ガマンはキン(金) ヤッカミはキン(禁)

(2013年11月25日(月) 14:53)

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この記事を書いたコーチ

アムステルダムで囲碁クラブを設立。世界各国で虜にした囲碁の魅力を貴方に

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金田つぐひこ (囲碁)

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