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初中級ドイツ憲法②

こんにちは、ドイツ語コーチの内藤です。

鉄は熱いうちに打て
(Man muss das Eisen schmieden, solange es heiß ist)
ということで基本法第1条第1項の続きです。

Sie zu achten und zu schützen ist Verpflichtung aller staatlichen Gewalt.

「人間の尊厳を尊重し保護することは全ての国家権力の責務である」という意味ですが、まず全体の構造を見てみましょう。
定動詞istの前までがzu不定詞句「〜であること」というひとつの大きなまとまりと捉える事ができます。
Sein動詞(この場合、定動詞ist)が、その前のzu不定詞句を主格として、前後がistを挟んでA=Bの関係になります。

全体の構造がわかったところで、細部を。
文頭のSie
前述のDie Würde des Menschen(人間の尊厳という女性名詞)を人称代名詞のsieで受けた形です。
aller staatlichen Gewalt
allerは定冠詞類の女性2格、形容詞staatlichには、女性2格の弱変化語尾であるenがついています。
形容詞の語尾変化は、係る名詞の性や、格に加えて(不・定)冠詞の有無が重要なポイントになりますが、定冠詞(類!)や不定冠詞(類!)を含めて弱、混合、強変化の判断することをお忘れなく

ちなみに、ここでドイツ語の教材として取り上げる基本法は、基本法の中でも重要な部分なのですが、初中級レベルの気がします。
初中級レベルで憲法が読めるなんて学習のモチベーションUP間違いなさそうですね(笑)。

じゃぁ上級って・・・?

やはり仮定法はその座に君臨する1つかと思うのですが、法律の文章に出てくるはずありませんね。。
もしそうだったら、

「人間の尊厳が不可侵であればいいのに。その尊厳を尊重し保護することが全ての国家権力の責務であったらいいのに。」

努力目標か(笑)

シリーズ最後は(3回シリーズがパターン化か)第3条について見ていきたいと思います。

 

(2019年8月15日(木) 4:41)

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