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「だけど、ぼくらは二人だ!( Mais nous sommes deux ! )」

先日、映画 「悪童日記(Le Grand Cahier)」 を観ました。

「悪童日記」はワタシが20年ほど前に読んだアゴタ・クリストフの小説三部作の第一作。
そしてこの三部作は、ワタシの生涯五本の指に入るお気に入りの作品です。

世界観が独特だったこの小説「悪童日記」を映画化(実写)にするのは、観てみたいなとは思えども、正直なところまあムズカしいやろなーと感じていました。

しかーし、思いがけない映画化そして劇場公開の知らせに、こりゃ居ても立っても居られなくなりソッコー映画館へ。

ああー、ホント素晴らしかったデス。(笑)

原作(小説)を裏切ることなく、かなり忠実な台詞回し(字幕訳)と物語の展開。
映倫に触れるような「ドえげつない場面」を除いて、程よくエロもグロもしっかり描かれていました。

小説を読んで抱いてたイメージをブッ壊されることなく、小説と映画共にイイ作品になってホンマ良かったデス。


この映画「悪童日記(Le Grand Cahier)」の原作となる小説の作者、アゴタ・クリストフはハンガリー人であるが母国動乱により難民としてスイス(仏語圏)に亡命。
亡命後27歳になってからフランス語を学びはじめ、のち数十年経って自身の母国語であるハンガリー語ではない「フランス語」で書いたこの「悪童日記」を彼女はフランスの出版社より発表しました。

ワタシがこの小説を読んだのは、ちょうどフランス語を学び始めて、ある程度ひと通りの基本文法を確認し終えた頃でした。
そして訳者あとがきの「彼女はこれを(母国語ではなく)フランス語で直接書き…」というところがとても気になりました。

「大人になってからフランス語を学んで書いた小説って、どんな文体なんやろ?」

27歳からのフランス語学習であったアゴタ・クリストフと、当時二十代半ばであったワタシ自身とがリンクして…。

そう考えると、ぜひ原文(フランス語)で読んでみたいと思い、当時はインターネットも無くもちろんアマゾンなんてのも無いもんだから、洋書を扱っている大きな書店に行き「悪童日記」をはじめとする三部作すべての原書を注文し、ようやく手に入れました。


翻訳者である堀茂樹さんの素晴らしい日本語訳文と、アゴタ・クリストフの書くフランス語の原文とを照らし合わせながら読むと、さらにこの小説の面白さと奥深さにグイグイっと引きこまれていきました。

「悪童日記(Le Grand Cahier)」は、小説などの文章体で用いられる「単純過去」は用いられておらず、ごく基本的な文型と語彙で書かれているので、ちょうど初級文法を身につけた頃のワタシには分かりやすく読みやすく、フランス語でのいろんな言い回しや時制の仕組み、時には知らなくてもいいエグイ言葉などなど(笑)、当時とても勉強になった記憶があります。

そしてこの小説が「長文の大作」ではなく「62章」に分かれた構成であることにより、話の展開の区切りも心地良く読みやすさが増し、さらに「単純過去」ではなく口語体の「複合過去」で書かれていることで、身近に見聞きする文体が各章の情景を容易に映し出し、まるで演劇を観ているかのような感覚に包まれて読むことが出来ます。

ちなみに、映画の主役である「ぼくら(Nous)」の双子を演じたジェーマント兄弟は、ワタシが抱いていた双子のイメージと「ドンピシャリ!」でした。ヽ(^o^)丿
ここがブレてると、すべてが台無しなんでねー。彼らで良かったデス。


映画観てから読むも良し、小説読んでから観るも良し。
どちらもクオリティが高くて、ホント言うことナシです。

フランス語に興味を持たれて Cyta.jp のコーチと共にフランス語を初級から学ばれている方は、ぜひともある時期にアゴタ・クリストフの作品、特に「悪童日記」をはじめとする三部作のフランス語原文での読書にチャレンジされてみてはいかがでしょう。

かなりオススメです!(^_-)b


「悪童日記(Le Grand Cahier)」
「二人の証拠(La Preuve)」
「第三の嘘(Le Troisième Mensonge)」


「読書の秋」か、「映画鑑賞の秋」か…。
それとも「Cyta.jp で趣味や習い事の秋」なのか…。

長袖の似合う季節となりました。秋の夜長をどうぞお楽しみください。


さいごまでお読みいただきありがとうございました。(^-^)

take.

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(2014年10月15日(水) 21:15)

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この記事を書いたコーチ

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