サイタ語学の習い事フランス語教室神奈川 フランス語を学ぼう! スクールブログ コゼットの歌

コゼットの歌

 アカデミー賞は少ししか取れませんでしたが、ステージに劣らないよい映画でした。
 私はフランス語バージョンの最初のCDを持っています。プロデューサーのマッキントッシュが初めて見たパリの舞台をCDにしたものです。だからここにはあの有名な「Bring him home」は含まれていません。勿論歌詞はフランス語です。内容も随分英語版とは違っていて、だからこそ日本語版とは大きな違いになっています。
 フランス語版の素晴らしいのは、原作に非常に忠実であるということです。ファンテーヌの歌が、夢見た王子さまが実は自分の人生を打ち砕く人間であったという内容で、それがコゼットが「私の王子様、もうこちらに向かっているの・・・」という歌への伏線になって行きます。そして少女時代の彼女にとっての王子様が、ジャン・バルジャンであり、彼にとっての天使がコゼットであり、そして成長した時の王子様がマリウスに取って代わって行き、そして自分の天使を失ったじゃん・バルジャンに死が訪れる、そういう流れが歌詞に上手に反映されています。
 またガブロッシュの歌も「僕が転ぶのはボルテールのせい、ぼくが公証人でないのはルソーのせい・・・」そんな風に歌われて、時代の雰囲気をかもし出しています。
 『民衆の歌』も「人々の意思のままに、健康な社会のために、心に反逆の息吹をいっぱいにして・・・」と歌われます。
 フランス語の力強さを感じ、、さすがに「ラ・マルセイエーズ」の祖国であると知らされます。

 私の王子様は今こっちに向かってるの どんな人かはわからないけれど
 でも明日には私のところに来るの
 魔法の箒を一振りするだけで 彼は目の前に現れる 魔法の歌につれて 私は彼の目の 中を旅するの
 どんな子供にも幼年時代があって 家族があり 人形もある
 全部持ってるか 何にもないか それは幸運か不運にかかっている
 私には父さんも母さんもお人形もないの・・・

コゼットの歌

(2013年3月1日(金) 9:28)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

講師歴20年以上。フランスの文学・歌曲にまつわるレッスンもおまかせ

新着記事

 昨日は積もりませんでしたが雪が降りました。いつも雪が降ると思い出す詩があります。  Guillaume Apollinaireの「白l雪(La Blanche Neige)」です。空の上ではきっとこんなことになっているのかな?そう思うと何故か楽しくなります。  天使たち 天使たち...

フランス語の歌を歌いたい!そう思っている人は多いように思います。先日も知り合いのアメリカ人とカラオケに行った時のこと。昔フランス語を習ったという、もう一人のアメリカ人が、バラ色の人生をフランス語で歌いたい、でも一人では自信がないからと、一緒に歌いました。歌い終わって本当に嬉しそうな顔で、何度も...

ちょうど去年の今頃、全くの初心者としてフランス語を習いに来たMちゃん。仕事のない土曜日の朝、雨の日も風の日も、寒い日も暑い日も、坂の上の我が家まで欠かさず通いました。時には仕事の終わった夜8時からレッスンということもありました。五月には仏検4級合格、そして先週が最後のレッスン、明日ワーホリでリ...

昨年から私のレッスンに通い始めた、全く初心者のふたり。今年仏検の4級を受け見事に合格しました。そういう報告は教えている者にとっての何よりの喜び!毎週コツコツ通った成果でしょう。更に3級、2級、と挑戦してもらいたいです。Bon courage!

 薔薇の品種には様々の名前がついています。  クウィーン・エリザベス、プリンセス・ダイアナ、カトリーヌ・ドヌーブ、といった高貴な女性、または美しい女優の名、あるいは土地の名前、などなど。  その中にフランスの男の詩人の名のついた有名な薔薇があります。  ピエール・ドゥ・ロンサール。1...

ブログ記事 ページ先頭へ