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フランス大統領選挙⑤・・・オランド大統領、誕生!

5月6日に行われたフランス大統領選挙の第2回投票(le second tour de l’élection présidentielle)。第1回投票での上位2名による決選投票ですが、社会党(PS)のオランド(François Hollande)候補が、右派・UMP(Union pour un mouvement populaire:国民運動連合)の現職、サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領(président sortant)を破って、大統領に選ばれました。

即日開票(dépouillement、「開票する」はdépouiller)の結果、最終的な得票率は、日刊紙『フィガロ』(Le Figaro)の電子版によると、

・フランソワ・オランド=51.67%
・ニコラ・サルコジ=48.33%

となり(ただし、海外在留フランス人の票はまだ加えられていません。なお、選挙結果が出る6日午後8時(フランス標準時)前に投票が終了するよう、フランス本土より標準時の遅いアメリカ大陸や太平洋の島々に住む在留フランス人や海外県の住民は5日に投票を行っています)、フランソワ・オランド氏(当選しましたので、président élu)が1958年に始まった第五共和制下、7人目の大統領になることが決まりました。左派・社会党の大統領としては、1995年に退任したミッテラン(François Mitterrand)元大統領以来、17年ぶり、2人目となります。

投票率は81.03%(フランス流には「棄権率」=le taux d’abstentionで、18.97%)でした。国民の政治意識の高さがうかがえます。また、得票率からは大接戦だったように見えますが、人口6,500万のフランス、Insee(国立統計経済研究所:l’Institut national de la statistique et des études économiques)によれば2011年時点での登録有権者(électeurs、投票者はvotants)は4,320万。その80.03%が投票したわけですから、総投票数は3,500万。その3.34%で116万9,000人の差になるわけで、知人のフランス人曰くは、大差だそうです。

しかし、事前の世論調査よりもサルコジ候補の得票が伸びたことは、右派支持層がまだ崩壊していないということを物語っているようで、6月10日に行われる国民議会(l’Assemblée nationale)議員(les députés)選挙(les élections législatives:小選挙区制で(「選挙区」はcirconscription)、第1回投票で過半数を獲得した候補者がいない場合は、翌週、今回の場合は6月17日に、上位2名による決選投票が行われます)に少なからず影響するかもしれません。何しろ、極右・国民戦線(Front national)のマリーヌ・ルペン党首(Marine Le Pen)が白紙投票、中道・MoDem(民主運動:Mouvement démocrate)のフランソワ・バイル党首(François Bayrou)がオランド支持を表明したという逆風の中での48.33%の得票率ですから。下院議員選挙でも右派が善戦すると、オランド政権の今後の政権運営が難しいものになるかもしれません。

さて、その前に、大統領選挙結果の詳細ですが、次のようなデータが“Le Figaro”電子版に出ています。
(オランド候補の得票:サルコジ候補の得票)
男=52:48
女=52:48
18-24歳=57:43
25-34歳=62:38
35-44歳=53:47
45―59歳=55:45
60歳以上=41:59
経営者・自営業=30:70
自由業・管理職=52:48
サラリーマン=57:43
工員=58:42
年金生活者=43:57

高齢者や経営者などに支持されたサルコジ候補、若者や勤労者に支持されたオランド候補、という図式がはっきりと見えてきます。

また、日刊紙『ル・モンド』(Le Monde)の電子版には、パリの区ごとの得票が紹介されていました。
オランド候補の勝利=2・3・4・5・9・10・11・12・13・14・18・19・20区
サルコジ候補の勝利=1・6・7・8・15・16・17区
中・上流階級が多く住む西部で右派が強く、庶民・移民が多い中央部から東部で左派が強いという傾向が、はっきりと出ています。パリ市全体としては55.60%をオランド候補が押さえ、勝利しました。パリ市長は社会党のドラノエ氏であり(Bertrand Delanoë:1998年に同性愛者であることをカミングアウト、オランド候補は同性愛者の結婚・養子縁組を認める方向だと言われています)、市長としても納得の結果なのではないでしょうか。

ということで、社会党のフランソワ・オランドが大統領に就任します。さっそく、ドイツのメルケル首相やアメリカのオバマ大統領から会談の申し入れがありました。欧州の信用不安がまだ払拭されない中での船出。「嵐の海に漕ぎだす足踏みボートの船長」(un capitaine de pédalo dans la tempête)と揶揄されたオランド新大統領がどのような対応を示すのか、外国とどのようなパートナー・シップを構築するのか・・・今後の手腕が注目されます。

 

(2012年5月7日(月) 17:49)

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この記事を書いたコーチ

大学で仏文専攻。海外駐在の後、パリに留学しソルボンヌの文明講座を修了

フランス語サエラ
大原健 (フランス語)

名古屋・栄・池下・覚王山・本山

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