全国5万人が受講している「サイタ」

フランス語教室・フランス語講座

フランス語教室・フランス語講座を選ぶ

初回60分無料体験OK

まずは60分の体験レッスンからスタート。
無料で実際のレッスンを体感できます。

月々3,700円〜の低料金

先生ひとりじめの個人レッスンを、この価格でご提供。レッスンは全てプライベート形式の60分間です。

通わない月は0円

曜日と時間を選べるので、
無理なくマイペースに通えます。

詳しくはこちら

語学の習い事フランス語教室愛知 フランス語サエラ スクールブログ フランス大統領...

フランス大統領選挙③・・・残り5人の候補者たちの横顔は?

候補者たちの横顔紹介の「その2」です。前半の5人分をお読みでない方は、そちらもお読みいただければ幸いです(4,000字という制限があるため、2回に分割しました)。


●エヴァ・ジョリ(Eva Joly)
 ノルウェー人。フランス人男性と結婚し、フランスとノルウェーの二重国籍。長年、司法官として働き、政界入りは、10人の中で最も遅い。初めは中道のMoDemに近かったが、やがて距離を置くようになり、環境政党「ヨーロッパ・エコロジー・緑の党」(Europe Ecologie - Les Verts)に加わる。1943年12月5日生まれの68歳。

 2009年から欧州議会議員。今回の大統領選では、公認選びで、環境活動家で、人気の高い環境番組のプロデューサーであるニコラ・ユロ(Nicolas Hulot)を破り、党公認の候補者に。政策の中心テーマは言うまでもなく「環境」だが、キャンペーン・スローガンは法曹界出身者らしく、「正しい投票」(Le vote juste)。支持率は2%程度に留まっている。


●マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)
 弁護士。極右政党・国民戦線(Front national:FN)の設立者にして前党首のジャン=マリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)の三女。父の辞任を受けての党首選挙で勝利し、2011年1月から二代目党首に。市議会議員、地域圏議会議員、欧州議会議員も務めてきた。1968年8月5日生まれの43歳。

 選挙戦で掲げる4つのテーマは、「経済・社会・移民・治安の悪化」(l’économie, le social, l’immigration, l’insécurité)。キャンペーン・スローガンは、「国民の声、フランスの精神」(La voix du peuple, l’esprit de la France)。移民排斥、反アラブ人などを訴えた父と異なり、人ではなくイスラム教を批判することにより支持を広げたが、経済・財政にスポットが当たるにつれ、頭打ちとなり、15%前後の支持率に留まる。2002年に父が成し遂げた決選投票進出は難しそう。また同じ右派でも、国民戦線支持者の過半数が、決選投票ではサルコジ候補に投票しないと述べており、現職大統領苦戦の一因になっている。


●ジャン=リュック・メランション(Jean-Luc Mélenchon)
 1977年から社会党に所属し、市議会議員、県議会議員、上院議員を務めてきた。しかし、中道寄りの党首脳と相容れず、2008年11月に離党。旧社会党左派を中心とした左翼党(Parti de gauche)の立ち上げに加わり、2009年には欧州議会議員に当選。現在、左翼党の共同党首。今回の大統領選には、左翼党とフランス共産党(Parti communiste français)の統一候補として立候補。会派名は左翼戦線(Front de gauche)。1951年8月19日生まれの60歳。

 若い頃はトロツキストであり、現在は共産主義者の支持を受けているだけに、公約として掲げているのは、SMIC(全産業一律スライド制最低賃金:Salaire minimum interprofessionnel de croissance)を1,700ユーロに、公的年金受給開始年齢の60歳維持、原発に関する国民投票の実施。今年に入って支持率を急激に伸ばし、15~18%程度と、第3位になる勢い。ただし、旧社会党だけに、その支持者たちの多くが第2回投票ではオランド支持に回ると見られ、その票がオランド候補優勢の背景となっている。


●フィリップ・プトゥ(Philippe Poutou)
 労働組合活動から始まり、労働者の闘争(Lute ouvrière)へ、その後、極左・トロツキスト政党の革命的共産主義者同盟(la Ligue communiste révolutionnaire:LCR)に加わる。同党が解散した後、多くの左派勢力を糾合して誕生した反資本主義新党(le Nouveau Parti anticapitaliste)に参加。1967年3月14日生まれの45歳。

 フランスにあるフォードの工場の組合(CGT)幹部として、工場閉鎖反対運動を指揮し、撤回を勝ち取るなどの実績を残している。しかし、大統領選への立候補が、2002年、2007年に4%の支持獲得という快挙を成し遂げたオリヴィエ・ブザンスノ(Olivier Besancenot)の立候補取り止めを受けて、2011年6月に急遽決まったため、準備不足で、知名度も低く、支持率は0.5%程に留まっている。


●ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)
 2007年に当選した現職大統領。28歳でパリ西郊、富裕層の多いヌイイ市(Neuilly-sur-Seine)の市長になったのをスタートに、県議会議長、下院議員、内相、予算相、経済・財務相など、申し分のない経歴とキャリアを誇る。弁護士でもある。3度目の結婚相手は、元スーパー・モデルで歌手のカーラ・ブルーニ=サルコジ。昨年、彼女との間の第一子が生まれる。1955年1月28日生まれの57歳。

 2007年の選挙では、“la rupture”(過去との決別)、“travailler plus pour gagner plus”(もっと働いて、もっと稼ごう)などを訴えて当選したが、直後から、派手な(bling bling)生活や富裕層との密接な関係が非難を浴びる。今回のキャンペーン・スローガンは、“La France forte”(強いフランス)。経済成長が見込めなく、財政赤字が増え、格付け会社からトリプルAをはく奪されても、強いフランスへ自分が導いていくという決意の表れ。選挙戦では極右票を狙って、合法移民の削減、シェンゲン条約加盟の見直しなど強硬な意見を述べているが、決選投票における極右支持者の票獲得があまり望めず、苦戦を強いられている。


という10人の候補者による、フランス大統領選挙の第1回投票は、4月22日です。予想どおり、サルコジ大統領とオランド候補の一騎打ちになるのか、大波乱が起きるのか・・・来週には、その速報をご紹介しましょう。


 

(2012年4月16日(月) 16:45)

前の記事

次の記事

この記事を書いたコーチ

大学で仏文専攻。海外駐在の後、パリに留学しソルボンヌの文明講座を修了

フランス語サエラ
大原健 (フランス語)

名古屋・栄・池下・覚王山・本山

ブログ記事 ページ先頭へ