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フランス大統領選挙③・・・候補者たちの横顔は?(その1)

第1回投票(le premier tour)が、次の日曜日に迫ってきました。500人以上の推薦(parrainages)を集めて正式な候補者になった10人が、激しい選挙キャンペーンを繰り広げています。

それぞれどういうプロフィールで、何を訴えているのでしょうか。日刊紙『ル・モンド』(“Le Monde”)の電子版(3月19日)の記事をベースに、他の資料も参考につつ、各人の横顔を簡単にご紹介しましょう。

●ナタリー・アルト(Nathalie Arthaud)
極左(Extrême gauche)、トロツキスト政党の「労働者の闘争」(Lutte ouvrière:LO)党首(Porte-parole:2008年12月から)。高校で経済学と経営を教える。市議会議員。1970年2月23日生まれの42歳。

 前党首が、6度も大統領選に立候補し、『労働者諸君』(Travailleurses, travailleurs ...)で始まる演説で庶民の間で人気のあったアルレット・ラギエ(Arlette Laguiller)だけに、その後を継ぐのは容易ではない。自らの立場を「唯一の共産主義候補」(la seule candidate communiste)と規定し、解雇の禁止、賃金の物価スライド制、ワーク・シェアリングなどを訴えているが、支持率は1%前後となっている。


●フランソワ・バイルー(François Bayrou)
 中道政党・MoDem(Mouvement démocarte:民主運動)党首。下院議員、欧州議会議員、地域圏議会議長、市議会議員などを経験するとともに、右派政権下、国民教育相(Ministre de l’Education nationale)を務める(1993年から97年)。古文教授資格を有する。1951年5月25日生まれの60歳。

 三度目の挑戦で、2002年では6.84%の支持だったが、2007年には18.56%の支持を獲得し、3位。惜しくも決選投票への進出を逃す。以前から財政赤字への警鐘を鳴らしてきたが、今回も大きなテーマとして掲げている。自らを、「決選投票で社会党のオランド候補に勝てる、唯一の候補」と位置づけ、右派の票獲得を狙っている。しかし世論調査では、10%程度の支持率で5位に甘んじている。


●ジャック・シュミナード(Jacques Cheminade)
 ENA(Ecole nationale d’administration:国立行政学院)出身の元高級官僚。アメリカの極右的政治活動家、リンドン・ラルーシュ(Lyndon LeRouche)との出会いから、政治の世界へ。今回を含め、6回、大統領選を目指したが、1981、1988、2002、2007年は500人の推薦人を集めきれず、立候補を断念。1995年は立候補に漕ぎつけたが、得票率0.28%に終わる。生まれがアルゼンチンのため、フランスとアルゼンチンの二重国籍。1941年8月20日生まれの70歳。今回立候補した10人の中で最年長。

 自らを「反システムの候補者」(candidat anti-système)と位置づけ、経済発展による平和、機会均等を求めるとともに、財政赤字、土地・血・人種に基づくイデオロギーに反対している。今回も、支持率は0.5%以下と低迷している。


●ニコラ・デュポン=エニャン(Nicolas Dupont-Aignan)
 ENA(Ecole nationale d’administration:国立行政学院)出身の元高級官僚。政界入り後は、市長や下院議員を歴任。右派のRPR(共和国連合)、その後、発展的解党をして結党されたUMP(国民運動連合)に所属してきた。1999年には党内会派(派閥)の“Debout la République”(DLR:立ち上がれ共和国)を旗揚げ。2007年、ニコラ・サルコジとの確執から離党し、“Debout la République”を政党とし、活動基盤とする。2007年は500人を集めることができず、今回、念願の立候補を果たす。1961年3月7日生まれの51歳。

 典型的なド・ゴール主義者(gaulliste)、主権主義者(souverainiste)で、フランスの独自性を常に最優先にしている。2005年に国民投票に付された欧州憲法制定にも、もちろん反対。今回の選挙戦でも、EUの監視からフランスを解放すること(libérer la France de la tutelle de Bruxelles)を強調している。世論調査での支持率は、1%程度に留まっている。


●フランソワ・オランド(François Hollande)
 ENA出身(学年7番の成績で卒業)の元高級官僚だが、若くして政界入り。市長、下院議員、地域圏議会議長などを歴任するとともに、1997年から2008年まで、社会党の第一書記を務める。ただし、閣僚の経験はない。2007年の社会党候補、セゴレーヌ・ロワイヤルと長年パートナーで、4人の子どもを儲けるも、前回の選挙期間中に解消。現在のパートナーは、政治ジャーナリスト。1954年8月12日生まれの57歳。

 第一書記時代から、その調整能力は高く評価されているが、同時に、軟弱な取りまとめ役(synthèse molle)とも揶揄されている。選挙戦の4本柱は、「教育・財政・製造・若者」(éducation, fiscalité, production, jeunesse)で、サルコジ大統領や公認選びで先行していたドミンク・ストロス=カン(DSK)前IMF専務理事と好対照をなすよう、普通の大統領像(président normal)を強調。選挙戦でのキャッチ・フレーズは、「変化、それは、今」(Le changement. C’est maintenant.)。世論調査によれば、第1回投票では28%前後でサルコジ大統領と大接戦だが、他の左派候補の票取り込みが期待できる第2回投票では55%前後で優勢。


スクール・ブログには、4,000字という文字数制限があるそうなので(ツイッターよりは長いですが)、後半の5人分は、「その2」としてアップします。引き続き、お読みいただければ幸いです。

 

(2012年4月16日(月) 16:41)

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この記事を書いたコーチ

大学で仏文専攻。海外駐在の後、パリに留学しソルボンヌの文明講座を修了

フランス語サエラ
大原健 (フランス語)

名古屋・栄・池下・覚王山・本山

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