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外と内に同時にいること

翻訳学という研究分野があります。
たとえば「船頭多くして船山に登る」ということわざ。対応するものをフランス語で探してみると、Trop de cuisiniers gatent la sauce という表現が見つかります。これらふたつの成句は同一なのか、といったことを考える学問領域です。

翻訳は基本的に文書を相手にしますが、異文化交流という点では語学とも共通するところがあります。

さて、それではこれらふたつのことわざは同じなのでしょうか?
そうともいえるし、そうでないともいえます。確かに意味は似通っている。
しかし、それでは、なぜ日本語は「船頭」なのか、そしてまたフランス語ではなぜ「料理人」といういい方をするのか。

こう考えてみたとき、これらふたつのことわざがこのような形になっているのにはそれぞれ理由があって、互いに入れ替えることはできないことがわかります。
要するに、ある面では同じですが、別の面では異なっているということですね。翻訳者はだから、つねにふたつの言語の間で引き裂かれることにもなります。

語学にも同様のことがあてはまるのではないでしょうか。外国の言葉に触れるとき、私たちは半分だけ自分の母語の外に足を踏み出している。それはいい換えれば、同時にふたつの存在であるということです。Etre à la fois au-dehors et au-dedans...

実は私たちは、つねに複数の存在として生きています。
たとえばお子さんをおもちの方は、子であると同時に親でもありますね。店員さんだって、自分の買物をするときにはお客さんです。

この点を意識すると、ものの考え方や態度に余裕が生まれるのでは、あるいは他人に対してもっとやさしくなれるのではないかと、自戒をこめて、考えることがあります。

外国語学習の目的はさまざまでしょうけれど、こうしたことを思い出させてくれるというのも、ひとつの効用といえるかもしれません。

 

(2011年4月27日(水) 12:50)
この記事を書いたコーチ

パリ5年滞在。評論やエッセーも執筆した先生の的確な表現と美しい言葉

フランス語・クス クス ヴァン ヴァン
木村安寿 (フランス語)

古川橋・西三荘・守口市・大日・鶴見緑地・門真南

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