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伝統の手編み① ラトビアのミトン

こんにちは♪ 

編み物コーチの藤田桂子です。

世界の伝統的な手編みについて、その手編みが生まれた地域や背景、歴史などを簡単にご紹介するシリーズです。

一回目はラトビアミトンのお話です。


□□□ ラトビアの歴史

ラトビアはバルト三国のひとつ、フィンランドの対岸に位置する小さな国です。
侵略、入植、を繰り返し、1991年8月に独立して以降、順調な発展を遂げる一方で、豊かな自然と文化を育む国として人気を集めています。


□□□ ミトンは宝物

ミトンはラトビアの伝統工藝で、ヨーロッパで最古(10世紀前後!)のミトンもラトビアで発見されているそうです。
昔から様々な儀式(冠婚葬祭)の贈り物用として編まれており、国の全土に渡る風習として代々受け継がれてきました。
単なる防寒アイテムの役割を越え、度重なる他国支配の中でラトビア人のアイデンティティーを守り続けた、まさに宝物なのです。


□□□ ミトンは嫁入り道具!

昔のラトビアではプロポーズされた女性がYesのサインとしてミトンを返し、男性はベルトにミトンをはさんで自慢したそうです。
結婚する時にはなんと百組以上ものミトンを持参するため、小さな頃から編み始め準備をしたそうですよ!驚きです!!
ちなみに現在ではそのような習慣は下火になっているそうです。


□□□ 模様の特徴

色鮮やかな細い毛糸を、竹ぐし程の細い金属の針で編み込んでいきます。
模様は、神話に登場する自然や神々をモチーフにしたものが多く、女性たちはミトンに願いや想いを込めて編むそうです。

サウレ=太陽の女神、マーラ=母親、メーネス=月の神様、など。
ふち編みにも色々な技法があり、模様とともに地方によって特色があります。


□□□ 編んでみましょう!

中細の毛糸を3号程度の棒針で輪編みをします。5本針でも輪針でもOK。

専用の糸や針がラトビア大使館のリガ・コレクションという雑貨店(通販あり)などで入手できます。が、少しお値段がはりますので、市販の中細毛糸で代用してもいいでしょう。

編み込み模様は難しそうですが、メリヤス編みに慣れている方なら挑戦しやすい技法だと思います。
はじめは一部にだけ模様を入れてもいいですね!
もちろん並太などでも編めますので、編みやすい作品から始めて徐々にレベルアップしていってもいいですね♪


***

ここ数年、寒くなるとラトビアミトンばかり編んでいます。
編み進むにつれ現れる文様、これらの歴史と意味を知り、遠い北の国に思いを馳せながら編む時間は格別です♪


ご興味のある方はぜひご相談ください♪
体験レッスンもお待ちしています。

【参考文献:『ラトビアの手編みミトン』 中田早苗 編  誠文堂新光社】



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(2018年8月31日(金) 17:41)

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